咳・しわぶき 2        16句

 

作品
作者
掲載誌
掲載年月
夜毎咳く吾もひとりや山頭火 大木清美子 201602
飴なめて咳抑へをり手術前 岩井京子 201603
咳の亡夫に似て来し吾子と居り 野村鞆枝 京鹿子 201603
空耳とおぼしき咳の遠厨 元橋孝之 京鹿子 201603
咳き込んでブルーベリーの味の飴 安藤久美子 やぶれ傘 201603
すきとほる指よりこぼれ咳二つ 浅木ノヱ 春燈 201604
ちり紙に咳を包んで自負すこし 直江裕子 京鹿子 201604
水底より浮かびしここち咳止めば 大木清美子 201604
咳激し胃の腑が喉へ裏返る 斉藤裕子 あを 201604
咳一つわが英語塾寺子屋めく 升田ヤス子 玫瑰 201604
しはぶきの雀色時帰りくる 服部早苗 201605
掌中に除籍謄本咳きぬ 柴田久子 風土 201702
しはぶきをこぼしつ人の遠ざかる 兒玉充代 201804
後ろから父のしはぶき卒業式 升田ヤス子 六花 201906
しはぶきが公民館の和室より 藤井美晴 やぶれ傘 202003
コンビニに過労の男咳きぬ 篠田大佳 あを 202004
咳→ 1

 

2020年12月21日 作成

「俳誌のsalon」でご紹介した俳句を季語別にまとめました。

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