桜しべ 1      321句

おかもちに桜しべ降り出前行く   飯島清子

作品
作者
掲載誌
掲載年月
前書その他
一面に桜蘂敷き異人墓 久次米平 ひまわり 199806  
呂の声の桜蘂降る汀かな 小菅佳子 199808  
桜しべ敷きつめ墓地の分譲地 筧隆代 199808  
桜蘂降るペリカンがあくびする 須山つとむ 船団 199811  
桜しべ降るワイパーのみぎ左 松永史子 船団 199811  
桜蘂降るあきらめないは彼のこと 近藤千雅 船団 199903  
桜しべ降らす夜雨となりにけり 鷹羽狩行 199906  
山住みの桜しべ降る薪の束 晏梛みや子 199907  
桜蘂踏みて黒谷ゆきにけり 小菅佳子 199907  
桜蘂降る楽焼の絵の具皿 足立登美子 春耕 199907  
方便を使ひ果して桜しべ 丸山佳子 京鹿子 199907  
桜蘂降る参道を車椅子 島崎房子 199907  
桜蘂ふるてのひらのほてりかな 服部幸 199907  
桜蘂ふるふる夜の微笑かな わたなべじゅんこ 船団 199912  
まつげには発火装置が桜蘂 三宅やよい 玩具帳 200004  
さくら散り蘂降り齢また重ね 鷹羽狩行 200005  
花守に降りかかりたる桜蘂 高橋将夫 200005  
母を恋ふ石鎚句碑に桜しべ 神蔵器 風土 200006 垣生小学校
鳥語降り道埋め尽くす桜蘂 林翔 200006  
桜蘂降る猿曳きの寄せ太鼓 小山梧雨 200006  
垣に干すリュックに旅の桜蘂 皆川盤水 春耕 200006  
桜蘂空青ければ降りつゞく 棚山波朗 春耕 200006  
桜しべ止まる者に降りしきる 奥田節子 火星 200007  
桜蘂降る無住寺に軍馬の碑 下島千代子 春耕 200007  
櫻蘂降る湧水の音高し 稲辺美津 夏椿 200007  
桜しべ降る白鳥の湖のみち 芋川幸子 春耕 200008  
桜しべ浴びし車で送らるる 三輪慶子 ぐろっけ 200008  
退院の夫に踏まるる桜蘂 二瓶洋子 六花 200009  
桜しべ踏みてあらはる郵便夫 高木伸宜 船団 200010  
桜蘂露坐佛の頭に降りつもる 岡和絵 火星 200102  
桜蘂降るコンサートホール 佐渡美佐子 船団 200102  
桜蘂降る分校の滑り台 遠藤アサ子 赤井 200103  
御門主の眉にかかりし桜蘂 山尾玉藻 火星 200106  
松本樓テラスの卓の櫻蘂 芝尚子 あを 200106  
桜蘂降る峠の先は会津領 水原春郎 馬酔木 200107  
さくら蘂うづ高く寄せ庭の隅 能村登四郎 200107  
桜蘂払ひて御所の門くぐる 藤原良子 火星 200107  
桜蘂降るしづかさに浸りをり 佐藤よしい 風土 200107  
桜蘂句帳に降れり南谷 佐藤栄美 春耕 200108  
さくら蘂うづたかく寄せ庭の隅 能村登四郎 羽化 200110  
桜蘂降るももとせの妙の色 吉田政江 200206  
悼みあらたに桜蘂降り止まず うまきいつこ 200206  
別子山てふ丘に降る桜蘂 中御門あや 雲の峰 200206  
句碑立つ宮桜蘂降るお馬道 松崎鉄之介 200206  
櫻蘂はや散る磴のつづきけり 宮津昭彦 200206  
どんがめの水にびつしり桜蘂 山尾玉藻 火星 200206  
群れかもめ桜しべ降る運河べり 相沢有理子 風土 200207  
櫻蘂ふる寺町の鉤の道 市川英一 遠嶺 200207  
櫻蘂降る隣には好きな人 土岐明子 遠嶺 200207  
櫻蘂降り開くピアノの練習曲 荒幡美津恵 遠嶺 200207  
音も無く櫻蘂降り磨崖仏 松井治美 遠嶺 200207  
桜蘂濠の底にも積もるなり 宮津昭彦 200207 弘前城伝聞
桜しべ庭に散りなば掃くとせむ 大堀鶴侶 雨月 200207  
家移りや丁寧に掃く桜蘂 田中洋子 200207  
桜蘂降る父の世の端が見え 冨田正吉 200207  
句の屑の数ほど散りて桜蘂 山口速 200208  
新句碑へ桜しべふる山の道 八牧美喜子 200208 飯館村愛の句入選杉山たかをさん句碑建つ
さくら蘂降らし参道とは長し 角直指 京鹿子 200208  
桜蘂降るゴム印の角つぶれ 鳴海清美 六花 200208  
櫻蘂降る鉄棒の握り艶 小澤克己 遠嶺 200210  
桜蘂踏みゆく先を彼岸とも 林翔 200306  
桜蘂あまた降りゐる蘆花旧居 塩川雄三 築港 200306  
櫻しべ水を卷きこむ犬の舌 佐藤喜孝 あを 200306  
桜しべ降りつぐ無人駅ホーム 渡辺真奈美 200307  
明日ありて惜しげなく散る桜蘂 宮津昭彦 200307  
櫻蘂降る沼沿ひの佃煮屋 荒井和昭 200307  
櫻蘂降り長びきし小雨かな 荒井和昭 200307  
桜蘂降る再会の英会話 高田令子 200307  
おほかたは根に還りたる桜蘂 深澤鱶 火星 200307  
桜しべ降る通学路活気満ち 西塚成代 六花 200308  
日替りの天気桜の蘂が降る 松下幸恵 六花 200308  
桜蘂降るや墓石に閼伽桶に 香月公恵 200309  
暗夜行路旧居をめぐる桜しべ 堀内一郎 あを 200405  
歩道橋裾に散り敷く桜蘂 宮津昭彦 200405  
さくら蘂あきらめ色をしてゐたり 久染康子 200406  
桜蘂降る浪人と決まりし子 長谷川鉄夫 200406  
櫻蘂降る道化師の弾む靴 山田怜子 遠嶺 200407  
櫻蘂降る女教師の弾くロンド 岩渕彰 遠嶺 200407  
櫻蘂降る昔日の道祖神 津田礼乃 遠嶺 200407  
桜しべ降る百五十ポンド加農砲 遊橋恵美子 風土 200407  
桜しべ降る火入れ時刻の能舞台 遊橋恵美子 風土 200407  
かなしめばしきりに降れり桜蘂 武田芳絵 草の花 200407  
桜蘂ふるマドンナの尖る靴 加藤峰子 200407  
桜蘂降るや来ぬかもしれぬ人 飛鳥由紀 200407  
言ひ過ぎしあとの寡黙の桜蘂 杉田さだ子 対岸 200407  
まつすぐに桜蘂降る日なりけり 後閑達雄 対岸 200407  
櫻蘂降る中にあり白き椅子 田澤初枝 遠嶺 200408  
櫻しべ降る考古学者の革リュック 小山徳夫 遠嶺 200408  
先導の留袖に降る桜蘂 長村雄作 栴檀 200408  
桜蘂ふるや素顔に戻る杜 橘澄男 山景 200408  
靴紐と結び混みたる桜蘂 物江晴子 八千草 200410  
桜蘂ふるマドンナの光る靴 加藤峰子 200501  
鳩啼いてざらざらしたるさくら蘂 沼田巴字 京鹿子 200501  
掃き溜めて紅しるき桜蘂 今瀬剛一 対岸 200506  
ひとしきり笙の高鳴る桜蘂 淵脇護 河鹿 200507  
池の辺に桜蘂降る紅き道 川口弘子 築港 200507  
マタイ伝桜の蘂の降りかかる 高橋将夫 星の渦 200507  
櫻蘂降る神鶏の忍び足 川口襄 遠嶺 200508  
ひそやかに櫻蘂降る花頭窓 伊藤和子 遠嶺 200508  
櫻蘂降るばかりなり築地跡 大槻球子 遠嶺 200508  
桜蘂花残骸の上に降る ことり 六花 200508  
息深く桜しべ降る中にをり 森園ムツ子 200508  
御室御所桜の蘂のふりやまず 倉橋房子 栴檀 200509  
桜蘂散り敷く先の古刹かな 関戸文子 酸漿 200601  
雷神の怒髪に降れり桜しべ 水野加代 万象 200603  
何時となき疎遠や桜蘂ふれり 渕上千津 200606  
湘子忌を昨日に桜しべ降らす 伊藤白潮 200606  
桜蘂踏んで仰がばまた降り来 山田六甲 六花 200606  
桜蘂降る投函の悔ひすこし 荒井千佐代 200606  
井戸蓋に桜蘂降る日となれり 松山直美 火星 200607  
桜しべ降る玉乗りのピエロかな 西畑敦子 火星 200607  
桜蘂降る濡れてゐるすべり台 富沢敏子 200607  
桜蘂降る眉根優しくなりにけり 田原陽子 200607  
桜蘂降る校庭の大時計 富沢敏子 200607  
桜蘂降る忘れられたきことほどの 前川明子 200607  
桜しべ降るや人なき城の跡 中島伊智子 酸漿 200607  
車庫にバスがいつぱい桜蘂降れり 冨田正吉 200607  
桜しべ降るや喉の嗄れ兆す 清水裕子 200607  
さくら蘂降るや悔いなきひと日なり 今井松子 遠嶺 200608  
空席を数へて坐るさくらしべ 北川孝子 京鹿子 200608  
桜蘂踏む特攻の忌なりなり 河内桜人 京鹿子 200608  
桜しべ降るに晩年感深む 伊藤白潮 200705  
職住の同円に降る桜蘂 能村研三 200705  
風樹の嘆桜蘂ふる夕べかな 大森道生 春燈 200707  
桜蘂降るや夫婦に腐れ縁 川崎光一郎 京鹿子 200707  
桜蘂ふるドッヂボールの円のなか 小林成子 火星 200707  
さくら蘂降る一本の串団子 遠藤和彦 遠嶺 200707  
いとほしむこころに掃くや桜蘂 西千代江惠 雨月 200707  
櫻蘂降る校庭のにはたづみ 今井松子 遠嶺 200708  
櫻しべ降る夕暮の子守唄 大塚和子 遠嶺 200708  
桜蘂ふる喪失の色重ね 隅田恵子 雨月 200708  
箸で採る誓子の墓の櫻蘂 石橋萬里 ぐろっけ 200708  
わが生も後半さくら蘂降れり 生方ふよう 200708  
桜蘂降る輪唱に終り無き 濱地恵理子 200708  
桜しべ降る孤独死の一報も 伊藤白潮 200805  
春惜しむ桜蘂敷く道に立ち ことり 六花 200805  
さくら蘂ふる大きな声の老教師 安田久太朗 遠嶺 200806  
善き人と語りてをれば桜蘂降る 四條進 200806  
桜蘂見かへる人もあらざりし 四條進 200806  
風雅などきはめし桜蘂の色 四條進 200806  
桜蘂掃かれし道の照るばかり 宮津昭彦 200806  
犬の毛にふりて絡まる桜蘂 山荘慶子 あを 200806  
松姫に降る石段の桜しべ 福澤乙 酸漿 200806  
桜蘂降るもカーテンコールめく 高田令子 200807  
櫻蘂降る自分史を書き継ぎて 半田卓郎 遠嶺 200807  
桜蘂踏みゆく贅も古稀の宴 村瀬憲正 春燈 200807  
桜蘂積りたる紅の豊かさ 北川とも子 ぐろっけ 200807  
櫻蘂降る沼尻の水漬き舟 川口襄 遠嶺 200808  
櫻蘂降るや水面のラプソディー 大曽根育代 遠嶺 200808  
櫻蘂ふる句会から句会へと 安田久太朗 遠嶺 200808  
百幹のさくら蘂降る潦 長瀬恒子 遠嶺 200808  
桜蘂散り敷く土の湿りかな 近藤紀子 200808  
桜蘂土の色へと変りゆく 飛高隆夫 万象 200808  
髪解くや寝間にこぼるる桜しべ 小野千枝子 万象 200808  
亀の背に桜蘂ふる宮の池 松木清川 ぐろっけ 200808  
束の間に過去桜蘂降るは降るは 本橋仁 夏爐 200808  
布教来る桜蘂ふる井戸端に 丹間美智子 炎環 200906  
桜蘂降る三代の小学校 神蔵器 風土 200906  
桜しべ踏まねば小橋渡られぬ 鎌倉喜久恵 あを 200906  
桜蘂降るフェルトの園児帽 服部早苗 200906  
桜しべ降る夜は妻の耳聡し 西川五郎 馬醉木 200907  
遠ざかる背や桜蘂降りやまず 吉田空音 炎環 200907  
桜蘂降り甘苦き水薬 藤田良 炎環 200907  
高齢の白熱の言さくら蘂 数長藤代 200907  
櫻蘂降るだあれもゐない緋毛氈 折橋綾子 200907  
桜蘂降る嫌々後期高齢者 原田達夫 200907  
桜しべ降る体重脂肪計乱る 久米なるを 200907  
振り返る齢の行方しべざくら 北川孝子 京鹿子 200907  
釉薬の桶に降り込む桜しべ 生井慶子 万象 200907  
桜蘂降りて地面の暮れにけり 藤原春子 六花 200907  
渓流に桜蘂ふる札所道 青山悠 200907  
秒針かはた櫻しべ降る音か 小山徳夫 遠嶺 200908  
桜しべ踏んでお針子さんの道 大東由美子 火星 200908  
桜蘂降るや竪穴住居跡 中谷葉留 風土 200908  
桜蘂降りたる庭をそのままに 白水良子 200908  
桜蘂申し訳ほど寄せてある 相良牧人 200908  
桜蘂降るよ惜春居士の印 千原叡子 ホトトギス 200909  
桜蘂降るや港の見える丘 安原葉 ホトトギス 200909  
頬かすめ桜しべ降る道をゆく 加藤慶治 200909  
わが庭の桜蘂降る旅帰り 稲畑汀子 ホトトギス 201004  
しろたへの蘂を張りけり寒桜 鳳蛮華 201004  
煉瓦道埋め尽くしたる桜蘂 山田六甲 六花 201004  
一夜なる雨に降り積む桜蘂 山田六甲 六花 201004  
封印のある井戸蓋に桜蘂 山田六甲 六花 201005  
桜蘂徒に降る佐保の川 笠井清佑 201006  
桜蘂降る道をくる豆腐売 田中藤穂 あを 201006  
自転車の荷台に降るや桜蘂 須賀敏子 あを 201006  
芸亭の桜蘂降る汽笛かな 黒滝志麻子 末黒野 201007  
桜蘂とのど飴二つ手の平に 近藤紀子 201007  
雨の音ときどき桜蘂の降り きくちきみえ やぶれ傘 201007  
桜蘂浴びて檜の井桁積み 吉田政江 201007  
倶会一処桜蘂降る美渡路かな 妹尾貞雪 春燈 201007  
桜蘂降る神域の太き杉 飯田ひでを 201007  
桜蘂掃きよせてをりなななぬか 杉浦典子 火星 201007  
桜しべ降る自転車のシスターに 西畑敦子 火星 201007  
厚く敷く庄司戻しの桜蘂 内海良太 万象 201007  
桜蘂降る湖に鳶影映す 阿部悦子 酸漿 201007  
桜蘂散り敷き庭を染めにけり 天田美保子 酸漿 201007  
桜蘂フロントに付け発車せり 天田美保子 酸漿 201007  
自転車の籠に降り込む桜蘂 天田美保子 酸漿 201007  
桜蘂吹かれては又落ちにけり 久永つう 六花 201007  
桜蘂降るベルリンの壁の跡 武智しのぶ 201008  
桜しべ降る墓裏へまはりたる 松田泰子 末黒野 201008  
さくら蘂踏み胸中を赤裸々に 河村啓花 ろんど 201008  
桜蘂降り敷く墓に眠りけり 小川みゆき ホトトギス 201012  
桜蘂降るしんしんと痛む膝 大木清美子 201106  
余震なほいつしかさくら蘂降らす 松井志津子 201106  
一面を桃色に染め桜蘂 西垣順子 201107  
福祉士の笑顔の迎へ桜蘂降る 中下澄江 201107  
桜しべ敷き京終の碑のひとつ 豊田都峰 京鹿子 201107  
桜蘂殉ずるごとく降りにけり 藤井昇三 六花 201107  
骨納めの遅れてをりし桜蘂 杉浦典子 火星 201107  
掃き寄せて紅き塊桜しべ 渡邊美保 火星 201107  
桜蘂降る校門の半開き 丑久保勲 やぶれ傘 201108  
道を染め桜しべ降る雨の午後 久世孝雄 やぶれ傘 201108  
さくらしべ己れ励ます十指組み 北川孝子 京鹿子 201108  
雨意の風桜蘂ふる通学路 土田亮 末黒野 201108  
幹負うて立てば降りくるさくら蘂 武井美代子 万象 201110  
納骨や僧衣の肩のさくら蘂 小野口正江 末黒野合同句集 201203  
桜蘂降る年輪ひとつ増えにけり 久染康子 201206  
さくらしべ降るいつぷくの鐘の韻 鈴鹿仁 京鹿子 201206  
満面に雨の雫を桜蘂 吉弘恭子 あを 201206  
桜蕊降り判官の遁れみち 長谷川翠 馬醉木 201207  
桜蘂降り言の葉の埋づもるる 高田令子 201207  
楽も昔もあつてよし桜しべ降る 中下澄江 201207  
桜蕊降る居座つてゐる釣師たち 原田達夫 201207  
さくらしべふる身ぬちの血冷ゆるほど 上原重一 201207  
桜蘂ふむ帷子に子の名前 川端俊雄 火星 201207  
石の椅子木の椅子どこも桜蘂 安居正浩 201207  
桜蘂しきりに降りぬ下校どき 吉田陽代 201207  
桜しべ降る一日を貧しくゐ 定梶じょう あを 201207  
ふんはりと土に帰りぬ桜蘂 須賀敏子 あを 201207  
幼な追ふ親追ふやうに桜蘂 川上久美 ろんど 201207  
桜蘂赤き矢となり地を埋め 小寺ふく子 六花 201207  
蘂桜となり落着ける昨日今日 小寺ふく子 六花 201207  
桜蕊降る潮の香の神田川 根橋宏次 やぶれ傘 201207  
桜蕊降るビニールの傘の張り きくちきみえ やぶれ傘 201207  
桜蕊大地に化粧紅を差す 物江康平 春燈 201208  
飛石を色取り桜蘂降れり 石黒興平 末黒野 201208  
桜蘂降るや蜜吸ふ雀二羽 上月智子 末黒野 201208  
夕照の贅や桜蕊降りぬ 甕秀麿 201208  
桜蕊降るやベンチの端どうし 坂場章子 201208  
桜蕊ふる絵筆止まらぬベレー帽 藤井久仁子 ぐろっけ 201208  
踏み停む廊に散り敷く桜蘂 古林田鶴子 ぐろっけ 201208  
桜蘂降る月極の駐車場 安藤久美子 やぶれ傘 201209  
黒土の畝間 に溜まる桜蕊 橋本弘子 万象 201209  
桜蘂降るや大地に遊ばんと 須藤常央 ホトトギス 201210  
正行の首塚に散り桜しべ 酒井秀郎 返り花 201211  
桜蘂降る晩年といふをふと 稲畑廣太郎 ホトトギス 201304  
桜蘂降る捜査員走るはしる 稲畑廣太郎 ホトトギス 201304  
桜蘂降るあなたとの過去も降る 稲畑廣太郎 ホトトギス 201304  
桜蘂降るたましひを置き去りに 稲畑廣太郎 ホトトギス 201304  
桜蘂降る一片を褥とし 稲畑廣太郎 ホトトギス 201304  
桜蘂ふる石二つ繋ぐ橋 甲州千草 201306  
静けさに桜蕊降る水辺かな 小柳千美子 かさね 201306  
桜蕊降る元禄の馬場の跡 藤原照子 201306  
桜蕊漂ひながらひとところ 須賀敏子 あを 201306  
吹き晴れて地にくれなゐの桜しべ 水原春郎 馬醉木 201306  
さくら蘂降り積み進入禁止札 湯橋喜美 201306  
桜蕊降るや遅日の芭蕉句碑 安立公彦 春燈 201307 清澄庭園
桜蘂降る今日限りグレコ展 中村嵐楓子 春燈 201307  
夜更けまで桜しべ降る日曜日 こうのこうき ろんど 201402  
堂守に桜しべふる薄暮かな 久保久子 湖心 201402  
桜蕊降る少年の深き息 本多俊子 光のうつは 201404  
桜蘂降る忌心の昂りに 稲畑廣太郎 ホトトギス 201404 虚子忌
桜蘂降る君癒ゆること願ひ 稲畑廣太郎 ホトトギス 201404  
桜しべ踏めば先師のこゑしたり 菅谷たけし 201406 木更津・太田山
桜蕊降るをおのれに重ねけり コ田千鶴子 馬醉木 201406  
桜蘂降るかはりばんこに猫がくる 高貴美子 201406  
桜蘂降るやピエロの描き泪 武智由紀子 201406  
櫻しべ降る来信の遙かより 井上信子 201406  
忌を修し桜蘂降る昏さかな 北川英子 201406  
夕風に散り急ぎけり桜蘂 三川美代子 201407  
桜しべ降るをちこちや潦 安藤久美子 やぶれ傘 201407  
桜蘂降るや片耳ピアス揺れ 柴崎富子 春燈 201407  
桜蘂降る一億の血の色に すずき巴里 ろんど 201407  
桜蘂山ほど掃きぬ新教頭 遠山みち子 201407  
億劫なこと殖え桜蘂からぶ 渕上千津 201407  
止めどなく桜蘂降る城址かな 中野久雄 末黒野 201407  
桜しべ踏み石階のやはらかき 神谷さうび 末黒野 201407  
おとがひに桜蕊触れゆきにけり 近藤紀子 201407  
石畳ただ桜蘂降るばかり 山田天 雨月 201407  
草臥れてまつかに桜蕊降りぬ 箕輪カオル 201407  
通りやんせ桜しべ踏む一年生 荒木澤子 201407  
桜蘂降り残しをり峰の寺 布施由岐子 末黒野 201408  
病む妻へ降る近道のさくら蕊 沼澤石次 馬醉木 201408  
風そよぐ坐禅石にも桜蕊 上野紫泉 京鹿子 201408  
係留の高瀬舟にも桜蘂 北田せい子 京鹿子 201408  
桜蘂降るや焦土の昔あり 竹下陶子 ホトトギス 201411  
桜蘂少年兵の碑に降れる 竹下陶子 ホトトギス 201411  
さくら蘂降る終章の弦高音 秋葉雅治 201501 桜しべ→ 2

 

 

2016年4月15日 作成

「俳誌のsalon」でご紹介した俳句を季語別にまとめました。

「年月」の最初の4桁が西暦あとの2桁が月を表しています。

注意して作成しておりますが文字化け脱字などありましたらお知らせ下さい。

ご希望の季語がございましたら haisi@haisi.com 迄メール下さい。