桜 桃  44句

風が磨く桜桃少年の声とゐて   高島茂   冬日

作品
作者
掲載誌
掲載年月
桜桃の花より暮れてオムライス 梶原玲良子 六花合同句集 200205
桜桃かなさて墓守りに言問はむ 天野きく江 200207
桜桃園祖は山寺の寺侍 松崎鉄之介 200208
遊ぶ子を待たしてをりぬ桜桃の実 小池槇女 火星 200209
桜桃の箱詰の技妙なりや 大橋敦子 雨月 200209
桜桃の百顆(ひゃくか)に百の雨雫 朝妻力 雲の峯 200306
しっぽ立て猫桜桃の花の影 林裕美子 六花 200307
桜桃捥ぐわれに青空殺到す 高橋邦夫 風土 200309
ぷりんぽろぽあらぱらぷれ桜桃 久保夢女 200312
初孫に会ふ桜桃の熟るる町 及川茂登子 対岸 200408
桜桃の種子吐いてより夜の深む 淵脇護 河鹿 200409
厨の窓に桜桃の花押し寄せし 秋千晴 200507
宵星やふつふつ熟るる桜桃 渡邉友七 あを 200507
桜桃の花の薄紅とは如何に 大橋敦子 雨月 200605
桜桃の一顆祖師さまより賜ばる 古田考鵬 雨月 200609
桜桃のざはめき思ふ箱の中 兼子栄子 酸漿 200611
石臼に桜桃の未熟なる 山田六甲 六花 200706
桜桃うぶな乙女に戻りたし 石川元子 酸漿 200808
桜桃に顔の映つてゐるやうな きくちきみえ やぶれ傘 200808
桜桃捥ぐ甲斐のみ空に梯子かけ 味村志津子 雨月 200809
桜桃のつながつてゐる裏事情 安居正浩 200908
生涯に桜桃摘みし唯一度 大橋敦子 雨月 200908
桜桃にはなやぐ硝子の器かな 黒澤登美枝 200909
ひろすけの青鬼出でよ桜桃熟る 池内結 ろんど 200912
桜桃の種光りをり鳥の糞 田中道江 万象 201008
桜桃を摘む脚立をたてにけり 天野美登里 やぶれ傘 201009
つぶらなる桜桃甘し出羽泊 伊藤一枝 酸奬 201009
庭の朝桜桃の実の弾き合ふ すずき巴里 ろんど 201010
仏にと貰ひし桜桃つまみけり 兼子栄子 酸奬 201010
桜桃の一粒映ゆる患者食 川崎光一郎 京鹿子 201011
黒楽に盛る桜桃の固さかな 岡本尚子 風土 201208
一つずつ舌でころがす桜桃 遠藤俊子 ぐろっけ 201311
海峡へ桜桃の種とばしけり 梶浦玲良子 六花 201411
桜桃咲くうしろ明るき寿齢かな 鈴木藤子 ろんど 201502
桜桃や昭和史描くちひろの絵 林八重子 馬醉木 201509
桜桃のつまめば返す弾みあり 松尾龍之介 201510
桜桃に顔の映つゐるやうな きくちえみこ 港の鴉 201510
桜桃を洗ふ睫毛になりきつて 伊藤通明 201603
桜桃の一粒づつの自己主張 金山雅江 春燈 201609
甲州種実の小さかり桜桃 赤座典子 あを 201708
カクテルに浮かぶかんばせ桜桃 山中志津子 京鹿子 201809
桜桃や回復少し早くなりさうぞ 赤松赤彦 六花 201810
桜桃の棒苗植ゑて夢すこし 須賀敏子 あを 201904
誕生日桜桃のジャムの赤さかな 近藤紀子 202009

 

2021年6月27日 作成

「俳誌のsalon」でご紹介した俳句を季語別にまとめました。

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