桜 餅 5 37句 |
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作品 |
作者 |
掲載誌 |
掲載年月 |
村人のつどひの席の桜餅 | 秋川泉 | あを | 201905 |
紙箱のしつとり重く桜餅 | 森なほ子 | あを | 201905 |
さくら餅皿にピンクの色ひとつ | 細川コマヱ | 雨月 | 201905 |
卒寿の師母校に囲む桜餅 | 東木洋子 | 春燈 | 201905 |
透かし絵の懐紙の上の桜餅 | 横山さくら | 春燈 | 201905 |
遠忌です母と姑へも桜餅 | 近藤綾 | 瓔 | 201906 |
桜餅この身いつしかこはれもの | 亀井福恵 | 京鹿子 | 201906 |
呼び鈴に応答のなしさくら餅 | 井尻妙子 | 京鹿子 | 201907 |
桜餅微妙にずれてゐる会話 | 山中志津子 | 京鹿子 | 201907 |
長椅子の発条の弛みや桜餅 | 農野憲一郎 | 春燈 | 201907 |
葉脈が歯に残りたる桜餅 | 大野芳久 | やぶれ傘 | 201908 |
はにかむと爪を噛む癖さくら餅 | 松下道臣 | 萱 | 201909 |
日本の甘ささらりと桜餅 | 今井千鶴子 | ホトトギス | 201909 |
桜餅いまは仏の妻に買ふ | 木村享史 | ホトトギス | 201910 |
用のなき日の雨は好き桜餅 | 今橋眞理子 | ホトトギス | 201910 |
先がけて菓子屋に並ぶ桜餅 | 安食哲朗 | 鴻 | 201910 |
紙函の上より香る桜餅 | 松本善一 | やぶれ傘 | 201911 |
みよし野の桜餅にも名残あり | 稲畑汀子 | ホトトギス | 202004 |
桜餅わり句心の湧く吉野 | 稲畑廣太郎 | ホトトギス | 202004 |
道明寺好む漢や桜餅 | 稲畑廣太郎 | ホトトギス | 202004 |
ご馳走のことはさて措きさくら餅 | 亀田虎童子 | 萱 | 202005 |
小綺麗な猫が客呼ぶ桜餅 | 中田みなみ | 空 | 202006 |
「五パーセント還元の店」桜餅 | 松本善一 | やぶれ傘 | 202006 |
桜餅買ふもソーシャルディスタンス | 田中信行 | 槐 | 202007 |
争はず生くる算段さくら餅 | 浅木ノヱ | 春燈 | 202007 |
体重計毎日乗らな桜餅 | 磯部時枝 | 京鹿子 | 202008 |
桜餅あんこヒンヤリしてゐたる | きくちきみえ | やぶれ傘 | 202105 |
さくら餅夫の遺影の前に置く | 小林輝子 | 風土 | 202105 |
墨堤や葉は三枚の桜餅 | 江口恵子 | やぶれ傘 | 202105 |
桜餅少し熱めの加賀棒茶 | 門伝史会 | 風土 | 202106 |
風呂敷に母の名前やさくら餅 | 鷹崎由未子 | 春燈 | 202107 |
芳香のぼどよき湿り桜餅 | 丸井巴水 | 京鹿子 | 202107 |
二枚葉の香りや嵯峨の桜餅 | 橋添やよひ | 風土 | 202107 |
桜餅に桜の花がひとつづつ | 岩藤礼子 | やぶれ傘 | 202108 |
茶袱台に吉野の色や桜餅 | 小田嶋野笛 | 末黒野 | 202108 |
自粛もう一年が経つさくら餅 | 木村享史 | ホトトギス | 202109 |
三つ買ひ一つ仏壇桜餅 | 相川健 | 鴻 | 202110 |
桜餅 →1 |
2022年4月12日 作成
「俳誌のsalon」でご紹介した俳句を季語別にまとめました。
「年月」の最初の4桁が西暦あとの2桁が月を表しています。
注意して作成しておりますが文字化け脱字などありましたらお知らせ下さい。
ご希望の季語がございましたら haisi@haisi.com 迄メール下さい。