桜紅葉 2      50句


作品
作者
掲載誌
掲載年月
川沿ひの桜紅葉は海へ伸び 稲畑汀子 ホトトギス 201610
桜紅葉魚塚鳥塚眼鏡塚 都築繁子 201611
散るための桜紅葉の色尽す 稲畑汀子 ホトトギス 201611
一枚の桜紅葉が海に浮く 大坪景章 椿垣 201612
幹黒し櫻紅葉の朝じめり 井上信子 201612
紅葉して桜大樹のねぢれあり 山田六甲 六花 201612
桜紅葉夕日に暗く華やぎぬ 飛高隆夫 万象 201701
遅れゆく桜紅葉を仰ぎては 成田美代 201701
橋詰の桜紅葉に潮満ち来 高田令子 201701
要港の桜千本紅葉かな 福田周草 風土 201701
不忍池より桜紅葉かな 福岡かがり 雨月 201701
遠く見る桜紅葉の並木かな 久世孝雄 やぶれ傘 201702
散敷きし桜紅葉に仄かな香 荒井和昭 201702
散り急ぐ枝垂桜の紅葉かな 平居澪子 六花 201702
胸に来し桜紅葉を押さへけり 荒井和昭 201702
桜木の紅葉かつ散る一夜城 岡野里子 末黒野 201702
築山を桜紅葉の占拠して 手島伸子 雨月 201702
桜紅葉散る海添ひの散歩道 藤波松山 京鹿子 201703
桜紅葉に座して喜劇のフイナーレ 高木晶子 京鹿子 201703
みよし野の桜紅葉といふ静寂 稲畑廣太郎 ホトトギス 201710
あしらひの桜におよぶ冬紅葉 山田六甲 六花 201712
石垣に桜紅葉を散らす風 赤羽陽子 春燈 201801
櫻紅葉朽ちたり擡げくるもの 長崎桂子 あを 201801
桜紅葉敷きけり今朝のお佛飯 高橋ひろ 万象 201802
賀茂堤夕日に桜紅葉かな 下田奉枝 雨月 201803
散り急ぐ桜紅葉や杣の道 柚木澄 末黒野 201902
没日透く桜紅葉の梢の綺羅 高木邦雄 末黒野 201902
桜紅葉ひとひらふいの風訣れ 鷺山珀眉 京鹿子 201903
時に舞ふ桜紅葉や能舞台 山田閏子 ホトトギス 201903
ライトアップに桜紅葉の色の濃く 篠崎志津子 やぶれ傘 201904
青空と桜紅葉と瀬の音と 大西乃子 201905
華やぎは桜紅葉といふ人も 稲畑汀子 ホトトギス 201910
一直線桜紅葉の段葛 加瀬伸子 末黒野 202001
鉄棒に桜紅葉の降り止まず 宇都宮敦子 琴引鳥 202002
櫻紅葉の奥に入りけり尉と姥 雨村敏子 202002
掃く手とめ桜紅葉を眺めけり 延川五十昭 六花 202002
桜紅葉寺の座敷にキュービック 稲田延子 やぶれ傘 202101
桜紅葉の高さ揃へり段葛 加藤静江 末黒野 202102
み吉野の桜紅葉の頃と聞く 稲畑汀子 ホトトギス 202110
叡山の桜紅葉も遅れゐし 稲畑汀子 ホトトギス 202110
今桜紅葉はじまる吉野かな 稲畑汀子 ホトトギス 202110
桜紅葉人は孤りで生きられず 沼田巴字 京鹿子 202110
桜紅葉下校チャイムの流れをり 笹村政子 六花 202112
枝垂れたる先より桜紅葉かな 加藤静江 末黒野 202201
すかすかの桜紅葉となりにけり 丑久保勲 やぶれ傘 202201
遠会釈桜紅葉を掃きながら 好川忠延 ホトトギス 202202
夙川の桜紅葉の風に住む 本郷桂子 ホトトギス 202203
指先のささくれ桜紅葉かな 井上和子 202205
みよし野の桜紅葉といふ矜恃 稲畑廣太郎 ホトトギス 202210
公園の桜紅葉や踊る子等 西計郎 末黒野 202301
桜紅葉 →1

 

2023年9月29日 作成

「俳誌のsalon」でご紹介した俳句を季語別にまとめました。

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