佐  渡 2     35句

 

作品
作者
掲載誌
掲載年月
秋夕焼佐渡黒々と浮かびをり 佐藤三男 万象 201712
鰯雲佐渡の真上に崩れたり 佐藤三男 万象 201712
佐渡語る遠まなざしや焚火燃ゆ 田中藤穂 あを 201801
焚火して生まれ育ちは佐渡と言ふ 田中藤穂 あを 201801
浜焚火遥かな佐渡へ火の傾ぐ 田中藤穂 あを 201801
翁辿りし奥の細道佐渡おぼろ 安田富子 雨月 201806
佐渡の沖五十海里や冬の凪 山田六甲 六花 201812
秋冷の佐渡の沖なる船にをり 山田六甲 六花 201812
風花やけふも弥彦に佐渡を見ず 雨宮桂子 風土 201904
向う佐渡吾が丈を越す花薊 藤原翔 201905
銀河濃し芭蕉渡らぬ佐渡島 森岡正作 201911
大夕立流人の多き佐渡島 及川照子 末黒野 201911
秋風の佐渡を遠目に猿かな 山田六甲 六花 201912
秋天の佐渡へ近づく海荒れて 山田六甲 六花 201912
石蕗の花よく晴れゐたる佐渡の島 山田六甲 六花 201912
秋波の佐渡をひつくり返しけり 山田六甲 六花 201912
空に入る佐渡の生まれの帰燕かな 山田六甲 六花 201912
石蕗の花佐渡の美貌を備へけり 山田六甲 六花 201912
佐渡へ来て洋上泊り星月夜 土井ゆう子 風土 202001
佐渡島夕日とどむる実玫瑰 太田チヱ子 末黒野 202001
さざれたる佐渡の荒海や神送り 延川五十昭 六花 202002
佐渡見えず朱鷺をよく見て旅の秋 大久保白村 ホトトギス 202002
藻塩木のけぶる夜業や佐渡の小屋 宮澤靖子 末黒野 202002
佐渡の露君の視線に崩れゆく 稲畑廣太郎 ホトトギス 202009
銀漢の尾の触れ佐渡の怒濤かな 森岡正作 202010
落暉追ふ佐渡に過客の我や秋 小西みさを 春燈 202102
藻塩木のけぶる夜業や佐渡の小屋 宮澤靖子 末黒野 202104
栗を手に佐渡恋ふ眉の野猿かな 山田六甲 六花 202110
星流る佐渡も遠しや世阿弥の忌 諸岡孝子 春燈 202111
鼕鼕と佐渡を呑み込む鰤起し 里村梨邨 202202
海荒れて雪となりたり佐渡島 内山みち 末黒野 202203
冬晴の佐渡より届くおけさ柿 谷口摩耶 202301
佐渡行の船やごめへと餌をなげて 三浦千恵子 末黒野 202309
桃花鳥柿の佐渡には見当たらず 山田六甲 六花 202310
虚子の軸佐渡は銀河のはたごかな 山田六甲 六花 202310
佐渡→ 1

 

2023年11月22日 作成

「俳誌のsalon」でご紹介した俳句を季語別にまとめました。

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