桜桃忌・太宰忌 2     60句

 

作品
作者
掲載誌
掲載年月
桜桃忌絶筆となる「グットバイ」 本田保 春燈 201610
日に透かすグララの傷や桜桃忌 横川良子 万象 201610
下駄履きの青年ゐたり太宰の忌 原田しずえ 万象 201611
木道を歩荷(ぽつか)と風と太宰の忌 寺田すず江 201709
花は生き人は咲くべし桜桃忌 平野多聞 201709
太宰忌や墓前にはづむ津軽弁 山田春生 万象 201709
三通の診断書あり桜桃忌 林いづみ 風土 201709
太宰忌の杭に絡みし水草かな 森田節子 風土 201709
太宰忌の茨をうちて雨太し 小田司 馬醉木 201709
病葉の落ちつぐ川面桜桃忌 清水節子 馬醉木 201709
水切りの一跳びなるや桜桃忌 中島芳郎 201709
桜桃忌車窓に大き津軽富士 木村みどり 春燈 201709
語部の津軽訛や桜桃忌 新海英二 春燈 201709
緑蔭の細き疏水や太宰の忌 菅野日出子 末黒野 201710
太宰忌や梅雨蝶二つ縺れゐて 正谷民夫 末黒野 201710
太宰忌や顔を洗ひて顔忘る 神蔵器 風土 201712
大足の太宰治の忌なりけり 竪山道助 風土 201801
人間に失格は無し桜桃忌 稲畑廣太郎 ホトトギス 201806
玉川の過去は語らず桜桃忌 稲畑廣太郎 ホトトギス 201806
太宰忌や雲居はるかに朝の虹 安立公彦 春燈 201808
ジョギングの鴨川デルタ太宰の忌 波戸辺のばら 201809
屈託を溶かすか朝茶桜桃忌 塚本實 六花 201810
桜桃忌鳶の翼の五指の見ゆ 篠田純子 あを 201810
メルヘンを閉じてキスでしょ桜桃忌 寺田伸一 船団 201812

 襖より笠原朶来の腕のみ出

太宰忌の差入といふ酒享くる

石川桂郎 風土 201905
鉄の戸の内なる蔵書桜桃忌 光成敏子 201908
山すそを二輌電車や桜桃忌 鈴木愛子 201908
甘美なる文芸の毒桜桃忌 楠原幹子 201908
桜桃忌背免れをやや倒しけり 小島良子 201909
針使ふことを男のこ子桜桃忌 定梶じょう あを 201908
けふ太宰忌トカトントンと病快し 岡田貞峰 馬醉木 201909
太宰忌や別れを惜しむ管理人 井上正子 春燈 201909
太宰忌を牡鹿半島の海霧の中 西條弘子 201909
雨上がり太宰忌の月山頂に 山岸明子 201909
太宰忌の夜の所在無きサングラス 土井三乙 風土 201909
甘い物買うてしまへり桜桃忌 善野行 六花 201909
どうしても解けぬ謎々桜桃忌 中原敏雄 雨月 201909
太宰忌の富士や三鷹の跨線橋 辻由紀 雨月 201909
階段に心臓おとし桜桃忌 奥田筆子 京鹿子 201909
頼るべき子を諭しをり桜桃忌 佐藤澄世 馬醉木 201910
ぺーパーレス我には無縁桜桃忌 矢野早苗 京鹿子 201910
太宰忌の訂正を貼るピンセット 升田ヤス子 六花 201910
下五への語脈の乱れ桜桃忌 鈴鹿呂仁 京鹿子 202006
凭れたる柱あやふし桜桃忌 橋本順子 202007
文芸の才連綿と桜桃忌 青柳雅子 春燈 202009
草々の尖つてきたり太宰の忌 広渡敬雄 202009
人生のアルバムめくる桜桃忌 田中信行 202009
傘しづく払ひて書肆へ桜桃忌 中村洋子 風土 202009
はやりうた齟齬のかなしき桜桃忌 田中春江 末黒野 202009
雨に明け雨に暮れたり桜桃忌 池乗恵美子 末黒野 202104
太宰忌を妻に言はれし後の蛍 石川桂郎 風土 202105
手書きなる古書の定価や桜桃忌 川高郷之助 202108
川上は雨続きらし桜桃忌 岡田史女 末黒野 202109
上水の水細くして桜桃忌 釜田敬司 202109
骨密度計られてをり太宰の忌 内藤静 風土 202109
太宰忌の蓋外しあるインク壺 土井三乙 風土 202109
太宰の忌藻畳に雨強くなる 北村操 202109
野辺渡る風の重たき桜桃忌 山内宏子 202110
太宰忌やきのうの雨に藻の流れ 山田正子 202112
青深めては太宰忌の雨降り田 石川桂郎 風土 202201
桜桃忌→1

 

2022年6月20日 作成

「俳誌のsalon」でご紹介した俳句を季語別にまとめました。

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