沖 縄 2      36句

 

作品
作者
掲載誌
掲載年月
梯梧は血の色よ沖縄慰霊の日 小泉三枝 春燈 201609
兄眠る壕知らざりき沖縄忌 菅野日出子 末黒野 201610
沖縄の女ふるへる江戸の冬 大坪景章 万象 201702
吹雪く夜を沖縄人と飲み語り 林陽子 万象 201703
梅雨明けと云へど沖縄慰霊の日 赤座典子 あを 201708
朝刊の手にずつしりと沖縄忌 内海保子 万象 201709
兄の名の彫られし礎沖縄忌 上柿照代 馬醉木 201709
「礎(いしじ)」より声の聴こゆる沖縄忌 吉澤恵美子 春燈 201709
沖縄忌心や海の青すぎて 山田夏子 雨月 201710
黙祷の固き拳や沖縄忌 森清信子 末黒野 201711
沖縄や狂ひ花には狂ふ故 鈴木光影 201801
沖縄の壷の指跡夏の波 加藤翅英 京鹿子 201801
洞窟は洞窟のまま沖縄忌 角野良生 201712
コーヒーに沖縄黍糖寒の夜 鈴木石花 風土 201805
平成の合掌強く沖縄忌 永田万年青 六花 201809
記念碑を撫づる皺の手沖縄忌 友田悠子 末黒野 201810
初唄や沖縄の海平らかに 市ケ谷洋子 馬醉木 201904
儒艮の死も弔うてをり沖縄忌 辻泰子 春燈 201908
未だ壕にねむれる兄や沖縄忌 菅野日出子 末黒野 201909
沖縄の日なり夾竹桃の白 増成栗人 201909
絆てふ不確かなもの沖縄忌 林いづみ 風土 201909
沖縄忌手榴弾など知らぬ世に 川村欽子 雨月 201909
空の青海の碧さや沖縄忌 滝口洋子 末黒野 201910
これがあの沖縄らふてい霧の雨 冷泉花 六花 201912
さかしまに蜜吸ふ鳥や沖縄忌 大沢美智子 202009
語部の強き言の葉沖縄忌 平野秀子 末黒野 202009
沖縄の古酒こそよけれ星月夜 小林良作 202011
月桃の蔭に逃がれて沖縄忌 藤代康明 202109
沖縄忌伯父の名のある慰霊塔 天野美登里 やぶれ傘 202109
沖縄の忌日鶯老を鳴く 稲畑廣太郎 ホトトギス 202206
ハイビスカス沖縄復帰五十年 谷口摩耶 202207
棄てられしブリキの玩具沖縄忌 菅原健一 202208
ざり蟹を釣る子がひとり沖縄忌 増成栗人 202208
風五月沖縄本土復帰の日 岡田史女 末黒野 202208
沖縄の長い道のり青葉闇 出利葉孝 202209
沖縄忌海は不屈に透き通る 鈴木光影 202301
沖縄→1

 

2023年8月28日 作成

「俳誌のsalon」でご紹介した俳句を季語別にまとめました。

「年月」の最初の4桁が西暦あとの2桁が月を表しています。

注意して作成しておりますが文字化け脱字などありましたらお知らせ下さい。

ご希望の季語がございましたら haisi@haisi.com 迄メール下さい。

 
2023年8月28日