後の月 3     55句

後の月賢き人をとふ夜かな    蕪村

作品
作者
掲載誌
掲載年月
前書他
快晴を夜につなぎたし後の月 稲畑汀子 ホトトギス 201410  
後の月転居の友も仰ぎゐむ 白澤よし子 馬醉木 201412  
雨上がり清清しくも後の月 滋野暁 末黒野 201501  
墓を守るだけの古里後の月 東野鈴子 雨月 201501  
喪の旅の帰りは遠し後の月 木村享史 ホトトギス 201504  
寝まりたる盆地や後の月孤独 布川直幸 201510  
後の月仰ぎ父はた母のこと コ田千鶴子 馬醉木 201511  
羽衣をぬぎはじめたる後の月 山田六甲 六花 201511  
橋渡る背に重たき後の月 小張志げ 春燈 201512  
ハロウィンといふ馴染めぬ行事後の月 赤座典子 あを 201512  
大欅の一枝おろし後の月 本多遊方 春燈 201601  
再会を果たせぬ名残り後の月 粛藤晴夫 春燈 201601  
母の忌を明日に大きな後の月 岸洋子 201601  
白樺の幹さえざえと後の月 森岡恵子 万象 201602  
後の月幾度もみつけ森を行く 渡邊孝彦 やぶれ傘 201602  
後の月盆地の底に湯をつかひ 青谷小枝 やぶれ傘 201602  
静まれる池面にゆらぐ後の月 久世孝雄 やぶれ傘 201602  
徒雲の時をり隠す後の月 遠藤清子 末黒野 201602  
山住みも六十年や後の月 安原葉 ホトトギス 201603  
目を凝らし見て後の月ほの暗く 今井千鶴子 ホトトギス 201603  
晴子忌の年尾忌の来る後の月 嶋田一歩 ホトトギス 201603  
後の月仰ぎ忌心整へる 稲畑廣太郎 ホトトギス 201610  
後の月句友の星を侍らせて 稲畑廣太郎 ホトトギス 201610  
一言に和む心や後の月 コ田千鶴子 馬醉木 201612  
薄野に心さわだち後の月 伊丹さち子 馬醉木 201612  
後の月ちんまりとある燕の巣 佐藤喜孝 あを 201612  
老境のしづけさに坐し後の月 阪上多恵子 雨月 201701  
後の月ひとしほ母の忌を厚く 丸尾和子 雨月 201701  
猿股の柄は写楽よ後の月 雨村敏子 201701  
深更の襟掻き寄する後の月 利國春美 馬醉木 201701  
本陣のたたみ廊差す後の月 山本静 京鹿子 201701  
格子戸や通し土間抜け後の月 山本静 京鹿子 201701  
影踏んで影にふまるる後の月 笹村政子 六花 201701  
扁平の明るすぎるよ後の月 高田令子 201701  
鐘の無き火の見やぐらや後の月 宮崎高根 201701  
客送り一人見上ぐる後の月 宮原悦子 雨月 201702  
子は影を追うてばかりよ後の月 住田千代子 六花 201702  
天動説ちよつと信じる後の月 金子正道 京鹿子 201702  
十二妃に琴弾坂の後の月 山田六甲 六花 201710  
後の月雌岡山(めっこうさん)を離りけり 山田六甲 六花 201711  
父の手の厚きを憶ふ後の月 コ田千鶴子 馬醉木 201712  
蔵町の蔵くろぐろと後の月 森岡正作 201712  
父の忌のひと時を酌む後の月 吉田万喜子 雨月 201801  
猫が来てきちんと座る後の月 藤井美晴 やぶれ傘 201711  
尾根出づる時の逡巡後の月 定梶じょう あを 201801  
思はざる米寿たまはり後の月 芝田幸惠 末黒野 201802  
しじまなる谷戸の天心後の月 加藤榮一 末黒野 201802  
父母の思ひは名前後の月 山中志津子 京鹿子 201802  
後の月堀に映れる城低き 宮元陽子 末黒野 201804  
胸奥に秘むる本音や後の月 尾野奈津子 春燈 201812  
巌松に挑む白濤後の月 藤井寿江子 馬醉木 201901  
残業の窓一枚の後の月 稗田寿明 201901  
棒立ちのまま仰ぎけり後の月 齋藤朋子 やぶれ傘 201902  
部活の子少なくなりて後の月 時田義勝 やぶれ傘 201902  
港への人出果てたる後の月 和田慈子 末黒野 201902  
賀状来たそれが最後の月明かり 江口九星 201907 後の月→ 1

 

2019年10月21日 作成

「俳誌のsalon」でご紹介した俳句を季語別にまとめました。

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