野遊び 2   40句

君と我の野遊び有名ならしめよ  和田魚里  機

作品
作者
掲載誌
掲載年月
野遊や初めての靴すぐに脱げ 赤座典子 あを 201704
野遊びの敷物風に煽らるる 住田千代子 六花 201706
野遊や嬰にまさらな布の靴 堀田順子 馬醉木 201707
野に遊ぶ連れなきときもあるごとく 湯川雅 ホトトギス 201707
小康の友の笑まひよ野に遊ぶ 水田壽子 雨月 201707
野遊びの筵飛び出す佐渡おけさ 竹中一花 201707
野遊びや立木に吊るす籠の鳥 福島吉美 万象 201707
野遊びや動かぬ母に日がたつぷり 柴田佐知子 201707
野あそびの土手転げをり滑りをり 井上和子 201707
野遊びに朝風わたりさざめきぬ 岡本まち子 馬醉木 201803
野遊びの松毬けつて八十路なる 笹村政子 六花 201806
野遊びの茣蓙に昼餉の早々と 渡辺やや 風土 201806
野遊びや呼び合ふ声の乱反射 大西乃子 201808
野遊びやシェイクスピアは読まぬまま 柳川晋 201905
野遊びや漢字のやうな山と川 佐藤喜孝 あを 201906
野遊の思ひ出辿る峠茶屋 大谷満智子 春燈 201907
野遊びや三男負けず嫌ひなる 黒滝志麻子 末黒野 201907
野遊びの子らに令和の大連休 廣畑育子 六花 201909
野遊びの輪に殉教の海の音 柴田佐知子 202006
野遊びや柵を越ゆるはひと仕事 笹村政子 六花 202007
野遊びに走り疲れて鼓草 石塚清文 やぶれ傘 202007
縁側に野遊びの靴裏返し 上村葉子 風土 202102
野遊の心抱きてゐる家居 稲畑汀子 ホトトギス 202104
こんな日もあると野遊心もて 稲畑汀子 ホトトギス 202104
野遊びの一と日は母とゐるやうな 林未生 202104
野遊びに動き疲れて息を入れ 安齋正蔵 やぶれ傘 202105
野遊びや城跡アップダウンして 升田ヤス子 六花 202106
野遊びの箸に蜜蜂寄りて来し 西住三恵子 202108
共に老い野遊びのあと万歩計 酒井たかお 202206
野遊びに酔うてその夜の深睡り 浜福恵 風土 202206
野遊びの足裏段々目覚めけり 松本胡桃 風土 202207
野遊びや色とりどりの子の帽子 廣部尚美 やぶれ傘 202207
野遊や男の子はなべて棒を持つ 小泉三枝 春燈 202207
野遊の影くれなゐに暮れにけり 池乗恵美子 末黒野 202208
野遊びの子に草の名を教へけり 横田敬子空 202211
野遊びの広場に和毛横切れり 廣畑育子 六花 202307
野遊の影くれなゐに暮れにけり 池乗恵美子 末黒野 202304
野遊や川跳ぶ児等のしたり顔 高木邦雄 末黒野 202305
野遊びや子等足早に帰り行く 黒滝志麻子 末黒野 202306
野遊びや呼びもせぬのに牛の来て 石黒興平 末黒野 202307
野遊びや花輪の子山羊従へて 秋川泉 あを 202304
野遊びや一郎さんのハーモニカ 篠田純子 あを 202304
野遊びの母一畳に収まりて 林徹也 202309
浮き揺れず秋の野遊び別所沼 七郎衛門吉保 あを 202312
野遊び→ 1

 

2024年3月8日 作成

「俳誌のsalon」でご紹介した俳句を季語別にまとめました。

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