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二百十日   186句
作品
作者
掲載誌
掲載年月
前書その他
くすぐつて揚げるドーナツ二百十日 井上菜摘子 京鹿子 199901  
真夜覚めて二百十日の雨を聞く 稲畑汀子 ホトトギス 199909  
二百十日赤子につむじ二つあり 大東由美子 火星 199910  
二百十日尾羽いちまいを拾ふみち 宇都宮滴水 京鹿子 199910  
穏やかな二百十日の夕餉かな 伊藤一歩 いろり 199910  
鳶高し二百十日の貯木場 朝妻力 俳句通信 199910  
二百十日家具のごとくに二人ゐて 櫂未知子 銀化 199911  
甕を飼う二百十日は口あけて 南村健治 船団 199912  
二百十日カードの裏の指の跡 南村健治 船団 199912  
二百十日のひさしがのびるカフェテラス 信崎和葉 六花 199912  
二百十日象の片足動かない 東莎逍 船団 199912  
二百十日近し河骨葉を密に 松岡隆子 199912  
湖きらら二百十日を忘れしか 石川星水女 ホトトギス 200001  
森林を二百十日が掻き鳴らす 蔦三郎 ホトトギス 200001  
髪をとく二百十日の風の櫛 荒川裕紀 ホトトギス 200001  
文化祭二百十日と睨めつこ 荒川裕紀 ホトトギス 200001  
二百十日すこし熱ある太柱 柴田朱美 京鹿子 200001  
雲一つ二百十日を動かざる 石川星水女 ホトトギス 200001  
二百十日赤い階段上り下り 中原幸子 遠くの山 200010  
なにもなく二百十日が暮れにれり 篠田三七子 いろり 200011  
山を越え二百十日の町に出る 林和子 俳句通信 200011  
二百十日太陽くわつと照りつけぬ 八百山和子 200011  
何にせよ二百十日の風を見て 田畑幸子 火星 200012  
夕べなる二百十日の風雨かな 二瓶洋子 六花 200101  
雄鶏に好かれて二百十日かな 鳴海清美 遊び蔓 200105  
山湖掃く二百十日の雨の束 奥田筆子 京鹿子 200106  
空缶のもんどり打てり二百十日 村田冨美子 京鹿子 200107  
子をつれて二百十日の家鴨かな 酒井多加子 俳句通信 200111  
点滴の滴滴二百十日なる 木山杏理 京鹿子 200111  
手の甲の濡れたる二百十日かな 杉浦典子 火星 200111  
二百十日葉書いちまい届きけり 杉浦典子 火星 200111  
二百十日転校生の来たりけり 甲斐よしあき 百鳥 200112  
醤油焦げる匂ひの二百十日かな 斎藤棹歌 200201  
二百十日男が跨ぐコーラ缶 蔵前幸子 船団 200201  
ビスケツト色の校庭二百十日 奥田筆子 京鹿子 200201  
荒ぶるは二百十日の踊りかな 斉藤由美子 ぐろっけ 200209  
二百十日過ぎの羽毛のやうな雲 杉良介 200209  
夕晴れて二百十日の棗の実 山尾玉藻 火星 200210  
アンプルの首切り二百十日なり 関位安代 帆船 200211  
声飛んで二百十日の荒磯かな 高瀬チエ子 遠嶺 200212  
暦くる二百十日の聖母子像 稲嶺法子 遠嶺 200212  
二百十日本葬に僧五十名 松崎鉄之介 200311  
二百十日鼻筋太き翁かな 天野きく江 200311  
二百十日二百二十日と過ぎゆけり 塩川雄三 築港 200311  
大の字に二百十日の亀の浮く 黒田咲子 200312  
安らかに星燃え二百十日かな 閑田梅月 馬醉木 200312  
仔牛の眸二百十日の藁の中 高田令子 200401  
懇ろに卓拭く二百十日かな 青砥真貴子 200401  
水葬の悔みは二百十日の潮 宇都宮滴水 京鹿子 200408  
二百十日人智及ばぬ「非」はこれつきり 丸山佳子 京鹿子 200410  
校庭に軍鶏飼ふ二百十日かな 須佐薫子 帆船 200411  
大粒の星出て二百十日なり 福井隆子 対岸 200411  
二百十日の瀧瀧壺をあやまたず 今瀬剛一 対岸 200411  
浅間嶺の二百十日の火山灰 佐々木美智子 草の花 200412  
静もりて二百十日の川であり 原嶋光代 草の花 200412  
ざくざくと二百十日の川の面 高田令子 200412  
膝ついて二百十日の土ほぐす 間島あきら 風土 200412  
二百十日板切れ渡る畑の口 間島あきら 風土 200412  
二百十日の足摺岬石拾ふ 史あかり ぐろっけ 200412  
荒れし日は二百十日を過ぎてより 稲畑汀子 ホトトギス 200509  
人尋めて二百十日の峠越ゆ 宇都宮滴水 京鹿子 200510  
岸を打つ二百十日の貸ボート 戸栗末廣 火星 200511  
二百十日藁火の燠のしづもりぬ 成井侃 対岸 200511  
二百十日夕日は胸の高さなり 今瀬剛一 対岸 200511  
二百十日鳥居をくぐりトンネル抜け 丸山佳子 京鹿子 200511  
林間に二百十日の雨後の照 高橋さえ子 200512  
二百十日日暮れを雀砂浴びす 中條睦子 栴檀 200512  
二百十日安穏の風呂溢れさす 清水ミツコ 200512  
二百十日をとこの使ふ糸切歯 黒田咲子 200512  
嵐なき二百十日の忌日かな 稲畑廣太郎 ホトトギス 200608  
二百十日波の色にも染まぬ松 丸山佳子 京鹿子 200608  
百姓の歯を病む二百十日かな 須田紅三郎 200609  
二百十日砂の海月の透きとほり 山尾玉藻 火星 200610  
二百十日乾拭きしたる床柱 谷村幸子 200610  
農捨てて二百十日をなほ祈る 島崎勇作 酸漿 200611  
炊出しの二百十日の米の飯 高田令子 200612  
帆柱の林立二百十日かな 田口紅子 200612  
二百十日屍を運ぶ蟻一群 天野きく江 200612  
粥炊いて二百十日の和(な)ぎごこち 秋葉雅治 200711  
大粒の二百十日の卵割る 中村恭子 200712  
雨逝きて二百十日の町流し 高畑信子 遠嶺 200712  
しづかなる二百十日の水のいろ 佐々木幸 200801  
耳寄せて二百十日の樹々のこゑ 佐々木幸 200802  
木の股に二百十日の西日かな 坪内稔典 坪内稔典句集U 200804  
ころがして二百十日の赤ん坊 坪内稔典 坪内稔典句集U 200804  
母在らば二百十日のお赤飯 府川房江 母の空 200808  
二百十日酸橘いつぱいしぼりけり 城孝子 飛火野 200808  
水飲んで二百十日の犬と猫 白数康弘 火星 200809  
志なき二百十日の放課かな 小林呼渓 200809  
ビルの先二百十日に戦けり 稲畑廣太郎 ホトトギス 200809  
昨夜の雨上がりし二百十日かな 廣瀬雅男 やぶれ傘 200810  
かりかりと二百十日のくわりんたう 七種年男 200811  
二百十日喫煙室の隔離めく 小林奈穂 200811  
二百十日ポケット多くて探しもの 和田満水 200811  
二百十日なまあたたかき靴の底 常盤優 炎環 200811  
手掴みす二百十日の桶の鯉 深澤鱶 火星 200812  
波消しに波立ち二百十日かな 齊藤實 200812  
二百十日雨は西国より移る 大西八洲雄 万象 200812  
父に付き二百十日の田を巡る 岡田満壽美 夢のごとしと 200904  
逞しく二百十日の空に星 藤浦昭代 ホトトギス 200909  
白きこと二百十日の浮燈台 定梶じょう あを 200910  
田のうねり見守る二百十日かな 水谷靖 雨月 200911  
つれ鳴きのかもめに二百十日かな 遠藤真砂明 200911  
うしろ向く二百十日の猫の耳 中嶋憲武 炎環 200911  
立板に水のごとしや二百十日 丸山佳子 京鹿子 200911  
二百十日何事もなく母と居る 森下康子 200911  
二百十日何事もなく母とゐる 森下康子 200911  
黒猫に二百十日の対ひ傷 井原美鳥 200911  
鶏一羽捻りて二百十日かな 彦根伊波穂 200912  
寄り合へる二百十日の舳先かな 田口紅子 201001  
二百十日街のにほひの濃くなりぬ 宇都宮敦子 201001  
おわら節二百十日の風にのり 岡野里子 末黒野 201004  
倒れ木に二百十日の日射しあり 山尾玉藻 火星 201009  
二百十日馬を曳きゆく水しぶき 山尾玉藻 火星 201010  
二百十日お国不明の小花ふえ 丸山佳子 京鹿子 201010  
二百十日厄介な事に眼をつむる 望月木綿子 201011  
つつがなく二百十日の茹で卵 橋添やよひ 風土 201012  
蟻の這ふ二百十日の畳かな 島谷征良 風土 201012  
二百十日バケツ田の稲花見せし 大内恵 酸漿 201012  
ひいやりと二百十日の昼の風 伊勢きみこ 火星 201012  
ぶだう棚に二百十日の没日あり 城孝子 火星 201012  
くらくらと二百十日の下町に 稲畑廣太郎 ホトトギス 201109  
振り返へることも大切二百十日 丸山佳子 京鹿子 201110  
日も月も私もひとり二百十日 丸山佳子 京鹿子 201110  
戸をたたく二百十日の風の音 海村禮子 春燈 201111  
大明神二百十日の幡せはし 高松由利子 火星 201111  
二百十日厄難兆す日となれり 大橋晄 雨月 201111  
荒海や二百十日の玻璃戸鳴る 田中臥石 末黒野 201112  
踊りぬく二百十日の風封じ 伊藤ふみ 馬醉木 201112  
藍すすぐ二百十日の水の張り 原田しずえ 万象 201201  
日本に二百十日といふ節目 稲畑廣太郎 ホトトギス 201209  
山暮れの二百十日の啼き鴉 鈴鹿仁 京鹿子 201210  
母が家の二百十日の煎茶濃し 大山文子 火星 201211  
二百十日事なく過ぎて月明り 嵐弥生 末黒野 201211  
二百十日みづうみに鎌洗ひをり 坂口夫佐子 火星 201211  
大甕に二百十日の通り雨 藤井君江 馬醉木 201212  
弁天町二百十日の背広売る 木村和也 船団 201212  
二百十日のゴンドラに浮きゐたり 大東由美子 火星 201212  
ひといきに二百十日のシュレッダー 稲山忠利 ぐろっけ 201301  
二百十日事なきを得し港町 渡辺睿子 春燈 201311  
庭にくる二百十日の夕すずめ 友松万寿美 馬醉木 201312  
静かなれど二百十日の胸騒ぎ 佐藤喜仙 かさね 201312  
鳩首して二百十日の照り翳り 折橋綾子 201312  
二百十日衝動買ひの漆椀 三輪慶子 ぐろっけ 201312  
二百十日まだのびしろのある手足 小谷知里 京鹿子 201401  
二百十日をとこが丸き握り飯 田岡千章 201402  
二百十日水に浮く箸沈む箸 中原幸子 船団 201403  
水筒に二百十日の渓の氷 田所節子 201411  
馬小屋に二百十日の守り札 宮内とし子 201411  
心電図二百十日の落差あり 大場光よし 風土 201411  
無事に過ぐ二百十日や始業式 及川信二 末黒野 201412  
誕日を二百十日の風まかせ 窪田佳津子 雨月 201412  
慎みて二百十日の海と空 浜福恵 風土 201412  
稲に雨しとしと二百十日かな 岩木茂 風土 201412  
奈良格子二百十日の灯の洩るる 河野亘子 馬醉木 201501  
二百十日をんなが猫を諭しをり 田岡千章 201501  
肝吸ふや二百十日の晴れわたる 加茂達彌 201505  
黒々と二百十日の水面かな 稲畑廣太郎 ホトトギス 201509  
伊根に覚め二百十日のあくびかな 山田六甲 六花 201511  
二百十日雨にぬれたる万国旗 わたなべ漣 201511  
二百十日歯医者の椅子は三番目 須賀敏子 あを 201511  
稚魚ひそむ二百十日の忘れ潮 大上充子 馬醉木 201512  
二百十日朝日くまなき光充ち 溝内健乃 雨月 201512  
空あります二百十日の駐車場 高橋龍 201602  
二百十日パンかライスか問はれをり 宮内とし子 201611  
二百十日二百二十日と楽しぶも 窪田佳津子 雨月 201611  
音立てて二百十日の朝の風 岡田桃子 201611  
黄身流れ二百十日の目玉焼き きくちきみえ やぶれ傘 201611  
飼ひ猫の二百十日の大あくび 菊池洋子 やぶれ傘 201611  
二百十日とて何事もなく過ぎぬ 久保晴子 雨月 201612  
二百十日海堡白く乾きをり 小林共代 風土 201612  
二百十日地球儀小さくありにけり 赤石梨花 風土 201612  
二百十日ゆつくりと押す車椅子 高田令子 201612  
飼ひ猫の二百十日の大あくび 菊池洋子 やぶれ傘 201612  
二百十日幼稚園児の咀嚼音 竪山道助 風土 201701  
二百十日賞味期限のせまる水 中谷三干子 船団 201702  
こともなき二百十日の家めぐる 神蔵器 風土 201708 『能ケ谷』
二百十日めらめら燃えるベニヤ板 有賀昌子 やぶれ傘 201710  
武甲嶺に二百十日の暁の星 原田しずえ 万象 201712  
尾根走る二百十日の疾風雲 小松敏郎 万象 201712  
嵩張つて二百十日の資源ごみ 坂場章子 201712  
半地下の二百十日のバーにをり 兵藤惠 201712  
二百十日利休鼠の海凪ぎて 秋山ユキ子 201712  
二百十日一升餅の嬰が立つ 奥田茶々 風土 201712  
二百十日幼稚園子の咀嚼音 竪山道助 風土 201801  
二百十日両肩にはるサロンパス 長谷川博 船団 201806  

 

2018年9月9日 作成

「俳誌のsalon」でご紹介した俳句を季語別にまとめました。

「年月」の最初の4桁が西暦あとの2桁が月を表しています。

注意して作成しておりますが文字化け脱字などありましたらお知らせ下さい。

ご希望の季語がございましたら haisi@haisi.com 迄メール下さい。