苦 瓜 2      33句

 

作品
作者
掲載誌
掲載年月
呵呵大笑す苦瓜も冬瓜も 雨村敏子 201301
苦瓜の枯れの兆しに蔓引かれ 佐藤喜仙 かさね 201302
苦瓜の苗きげんよき両隣 杉浦典子 火星 201309
苦瓜の採り忘れては鳥の餌 池内とほる かさね 201310
退屈でならぬ苦瓜爆発す 辻美奈子 201311
苦瓜のカーテンも良しゴーヤ食ふ 池田よし子 やぶれ傘 201312
苦瓜へ体乗り出すための窓 池田澄子 船団 201401
大雨の苦瓜に蜂来てをりぬ 山田六甲 六花 201409
苦瓜の葉先のしづく五智如来 雨村敏子 201410
苦瓜咲く長屋なごりの海老江町 塩路隆子 201410
腹蔵とは苦瓜の種の真つ赤 吉田政江 201411
軒を覆ひて苦瓜の綱渡り 千田百里 201411
小さきも採つて苦瓜棚崩す 小林朱夏 201412
苦瓜をはづして映る高い空 戸辺信重 春燈 201412
配り先決めて苦瓜もぎにけり 中江月鈴子 201510
苦瓜のにがみが好きと言ふ漢 井上静子 201511
苦瓜の勾玉いろに朝の風 雨村敏子 201511
苦瓜を大事に育て市民たり 安立公彦 春燈 201511
独り居に苦瓜熟れてしまひけり 樋口みのぶ 201512
あかんべのごと苦瓜の弾けたり 平野みち代 201512
苦瓜の種こぼれたり二度の瓜 岡山敦子 京鹿子 201602
苦瓜を植ゑていつもと同じ夏 内海保子 万象 201608
苦瓜の虚空をさぐるあしたかな 須賀敏子 あを 201610
老犬に苦瓜の影作りやる 苑実耶 201612
南より苦瓜姫の来たりけり 瀬川公馨 201710
蔓引けば小さき苦瓜次々と 須賀敏子 あを 201711
放埒に育つ苦瓜借畑 菅野日出子 末黒野 201712
苦瓜のいきなり血反吐を浴びせけり 田尻勝子 六花 201910
頂きし苦瓜思ひもかけず美味 吉田陽代 201911
八十路なり苦瓜の味噛みしめて 太田昌子 馬醉木 201912
苦瓜や真赤な種を裸にす 竹内悦子 喜悦 202002
一芸に徹し苦瓜ぶらさがる 亀井福恵 京鹿子 202011
苦瓜を育てて友は慎重派 山中志津子 京鹿子 202011
苦瓜→1

 

2021年10月10日 作成

「俳誌のsalon」でご紹介した俳句を季語別にまとめました。

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