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昔から太陽はあり葱畑    桑原三郎
作品
作者
掲載誌
掲載年月
前書その他
葱焼くや入植時代語りつつ 渡辺昌子 百鳥 200603  
耳よりな話に葱が甘くなる 柴田朱美 京鹿子 200603  
白葱の甘さとろりと水ゆたか 中島陽華 200603  
葱畑に火星大きく輝けり 島谷征良 風土 200603  
ひと束の葱を囲ひて富むここち 西郷利子 200603  
葱の息吹きかけられてダンスかな 篠田純子 あを 200603  
太葱をぶつぶつと切り妬心断つ 鎌倉喜久恵 あを 200603  
調理場は仕込み始めの葱刻む 芝宮須磨子 あを 200603  
葱の香に厨房の朝活気づく 芝宮須磨子 あを 200603  
赤葱売る深川不動お縁日 田中藤穂 あを 200603  
どぜう鍋薬味の葱は木の升に 田中藤穂 あを 200603  
尼が刻むやあまりに葱の匂ひけり 定梶じょう あを 200603  
吊革やゆらりと葱が頭出す 芝尚子 あを 200603  
蕎麦の箸薬味に一本根深葱 森理和 あを 200603  
風邪癒えてモーツアルトで葱きざむ 赤座典子 あを 200603  
浜鍋や仕上げに葱をざつくりと 木村茂登子 あを 200603  
今日もまた昼餉の葱をきざみをり 早崎泰江 あを 200603  
青い味鼻にぬけたり市の葱 長崎桂子 あを 200603  
葱刻む不徳許せし人の居て 須賀敏子 あを 200603  
かくれゐる葱の白さに惚れ惚れす 鈴木多枝子 あを 200603  
長葱や指のぬめりのまつ昼間 大島翠木 200604  
蹤いて行く夕日の葱を負ふ人に 片山タケ子 200604  
宿酔やざくざく刻む葱白き 生方義紹 春燈 200605  
是非問はなたやすく折れてしまふ葱 金子野生 京鹿子 200605  
さらし葱主は何処に隠れしか 小形さとる 200606  
鍋物の神戸和牛や葱甘し 寺家みのり 六花 200607  
甘樫の日が葱畑に及びけり 浜口高子 火星 200612  
葱一本暗喩のやうに置かれある 伊藤白潮 200701  
鳥羽離宮に向かひし途中葱畑 雨村敏子 200702  
下仁田葱一本買へば足る暮し 今井妙子 雨月 200702  
海鳴りや畝高くして葱畑 田中佐知子 風土 200702  
朝市の葱高々とエレベーター 浅田光代 風土 200702  
葱提げて父を忘れてゐたりけり 水野恒彦 200703  
葱の束抱へて橋を戻りたる 竹中一花 200703  
茶の垣に囲はれ九条葱太る 山本耀子 火星 200703  
凸凹の小鍋に葱鮪諾へり 深澤鱶 火星 200703  
落ちてゐし下仁田葱の太りやう 西畑敦子 火星 200703  
荷に窓のありて下仁田葱届く 伊藤白潮 200703  
一の橋次の二の橋葱畑 小林正史 200703  
坂下りて葱剥く農家のぞきけり 小林正史 200703  
さびさびと葱より白く眠らばや 片山タケ子 200703  
葱引けばわく母のこゑ妻のこゑ 神蔵器 風土 200703  
吹きて啜る熱き葱汁地震の後 土井三乙 風土 200703  
下仁田の白太葱の噛めばなほ 河内桜人 京鹿子 200703  
深谷葱香るを束ね囲ひけり 関まさを 酸漿 200703  
蕉翁のゆかりの地なり千住葱 岩田都女 風土 200704  
並ぶ葱深谷下仁田岩槻と 松崎鉄之介 200704  
ことごとく葱の先折れ寒に入る 石垣幸子 雨月 200704  
泥葱の嵩畦ふさぐ夕鴉 渡邉友七 あを 200704  
朝の間のひだるく山の葱畑 市場基巳 200705  
鶏に声かけられて葱を引く 市場基巳 200705  
葱の皮むけば怪しき白さかな 渡辺安酔 200705  
葱出来た鴨も獲れたが酒はない 舟橋千枝子 八千草 200705  
万緑のなかそよぎゐる母の葱 山田美恵子 火星 200709  
葱伏せて海の高みを鳥の群 戸栗末廣 火星 200709  
矢切葱土寄の畝続きけり 菊地惠子 酸漿 200712  
原罪のごと痛々し葱の白 伊藤白潮 200801  
たつぷりと土を根元に葱畑 渡辺玄子 酸漿 200801  
並でなき畝の高さや根深葱 渡辺玄子 酸漿 200801  
歩いても歩いてもまだ葱畑 渡辺玄子 酸漿 200801  
発泡の器のままに葱刻む 鈴木阿久 200802  
ふるさとより届く泥葱泥大根 宮沢治子 春燈 200802  
起き伏しの水平線や葱を引く 水野あき子 遠嶺 200802  
葱抜けばまんを持したる妻のこゑ 神蔵器 風土 200802  
いささかの葱伏せて婆明日を待つ 本間羊山 風土 200802  
登四郎も耕衣も葱の匂ひせり 伊藤白潮 200802  
葱抜きし穴より鬱のはじまりぬ 齋藤厚子 200802  
大吟醸酒下仁田葱も食べ頃ぞ 奥田順子 火星 200802  
葱抜いて畑の真中の昼休 冨田正吉 200802  
蕎麦掻の喉越し葱の香味かな 塚本みのる 春燈 200803  
不況の街出荷の葱の束小さし 阿部範子 200803  
太葱を切る端正に揃へたる 井上信子 200803  
葱を折る音つれあひを振り向かす 田村園子 200803  
刻み葱一薬として喉元に 藤井佐和子 200803  
国産のそれも地産の葱を買ふ 笠井敦子 200803  
泥葱をさげ遊び手はポケットヘ 風間史子 200803  
いささかの葱畑のある駅舎かな 坂井和子 酸漿 200803  
焚火ある畑に来りて葱を買ふ 鈴木良子 酸漿 200803  
下仁田の冬日ゆたかに葱畑 大内恵 酸漿 200803  
アルプスの冷えの籠りし葱届く 大西八洲雄 万象 200804  
大年の白葱二本を刻むかな 大島翠木 200804  
焼き葱に金山寺味噌夕の膳 牧野睦子 200804  
葱畑のみどりの天に妙義あり 阿部ひろし 酸漿 200804  
大名葱里恋しくて求めけり 広瀬敏子 酸漿 200804  
寒風や畝高々と葱の里 君島栄子 酸漿 200804  
大切に使ふ今宵の葱一本 小林恵子 遠嶺 200804  
葱畑枯れたるものは畝に伏し 大崎紀夫 やぶれ傘 200804  
空あをし比企の郡の葱畑 瀬島洒望 やぶれ傘 200804  
羅生門過ぎて南へ葱畑 坪内稔典 坪内稔典句集U 200804  
知らぬ間に起き上がりゐし囲ひ葱 池円よし 200806  
葱引くを一番星が見てゐたり 府川房江 母の空 200808  
葱の束厨に立てて母癒ゆる 鈴木直充 素影 200811  
葱植ゑて天に召されし老農夫 安本恵子 あい 200812  
葱作る四十七士にもれし裔 神蔵器 風土 200812  
葱洗ふはや遠嶺には白きもの 鷹羽狩行 200901  
「野菊の墓」へ突つ切つてゆく葱畑 高橋秋子 炎環 200901  
片頬を風に叩かれ葱を抜く 加藤克 200901  
はつらつと葱二タ畝や一の門 神蔵器 風土 200901  
下仁田や畑と見れば太き葱 阿部ひろし 酸漿 200901  
一面の葱の青さが押し寄せる 鈴木多枝子 あを 200901 葱 →4

 

2014年11月29日 作成

「俳誌のsalon」でご紹介した俳句を季語別にまとめました。

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