夏落葉 2   31句

夏落葉落ちては深き芝に立つ   藤田宏  暖流

椎落葉  夏落葉

作品
作者
掲載誌
掲載年月
夏落葉カレーの店にいく途中 きくみきみえ やぶれ傘 201910
誰もゐぬ子供土俵に夏落葉 青谷小枝 やぶれ傘 201910
夏落葉重たき音の一つして 住田千代子 六花 201910
闘つて生きる術策夏落葉 沼田巴字 京鹿子 202005
人の世に後悔多し夏落葉 沼田巴字 京鹿子 202006
町中の隠し城なり夏落葉 山田六甲 六花 202007
夏落葉女人高野へ橋ひとつ 三宅文子 春燈 202009
夏落葉異国の顔の羅漢像 中内敏夫 202009
夏落葉役者は口を閉ざしけり 篠田大佳 あを 202009
夏落葉一まいが地に起き直る 中根美保 風土 202010
夏落葉踏めば昔の音がする 山田暢子 風土 202011
城跡に軍馬の史碑や夏落葉 横田敬子 202101
宇宙森閑として夏落葉かな 岩岡中正 ホトトギス 202101
さりげなき別れがわかれ夏落葉 北川孝子 京鹿子 202107
夏落葉ながるる影を水底に 藤井美晴 やぶれ傘 202109
雨風の強くなりけり夏落葉 神山市実 やぶれ傘 202110
降るやうに雀の来る夏落葉 森高武 風土 202110
願ふときいつも無力や夏落葉 今井康子 202112
崖下の径へはらはら夏落葉 谷口摩耶 202207
夏落葉ぶ厚し賀茂の祭祀跡 浅田光代 風土 202208
按ずれば肩打たれけり夏落葉 間島あきら 風土 202208
錐揉みにはた矢のやうに夏落葉 森清信子 末黒野 202209
木漏れ日を踏みて山路や夏落葉 大川暉美 末黒野 202209
人はゐるらし散りそむる夏落葉 谷口律子 末黒野 202209
人工芝刺さって立って夏落葉 佐藤竹僊 あを 202209
道端のお地蔵様に夏落葉 佐藤稲子 やぶれ傘 202210
きりもなし隣る寺領の夏落葉 菅野日出子 末黒野 202210
百度石ぽつねんと立つ夏落葉 志方章子 六花 202210
夏落葉皇女の悲話にもらひ泣き 福森順子 京鹿子 202210
渦なして坂かけ下る夏落葉 菅野日出子 末黒野 202211
祢宜が掃く間も降りやまぬ夏落葉 田中とし江 202302
夏落葉 →1

 

2023年7月5日 作成

「俳誌のsalon」でご紹介した俳句を季語別にまとめました。

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