夏野/夏の野 2      56句

多摩川の河原の内の夏野かな    松本たかし

作品
作者
掲載誌
掲載年月
前書他
御岳は頂上見せぬ夏野かな 池田友之 夏雲 201603  
夏野いま育ち盛りや風渡る 久染康子 201607  
置き去りのやうな夏野の一輔車 千田百里 201607  
売地札しばしたのしむ夏野かな 七郎衛門吉保 あを 201608  
エイヤッと跳び越す小川大夏野 たかはしすなお 201609  
とめどなく雲の生まるる夏野かな 山田春生 万象 201609  
花かんむりの少女夏野のプリンセス 加藤静江 末黒野 201609  
濡れてゐる夏野の端に乳搾る 柴田佐知子 201609  
溶けてゆく水玉模様大夏野 鈴鹿呂仁 京鹿子 201609  
醒め遣らぬ夏野の影や雲ひとつ 鈴鹿呂仁 京鹿子 201609  
砲台の眠りは永き夏野かな 前田美恵子 201609  
日を返す馬の肉叢大夏野 橋本順子 201610  
横ばかり長き紀の国大夏野 上辻蒼人 風土 201610  
夏野行く遊行はじめの一歩かな 北川孝子 京鹿子 201610  
人生に好機はいくつ夏野行く 北川孝子 京鹿子 201610  
過ぎ去れば皆些事なりし大夏野 北川孝子 京鹿子 201610  
夕電車夏野の景を置去りに 高橋道子 201610  
7夏野原ここにあるから空缶蹴る 井上菜摘子 京鹿子 201611  
白い花夏の野菜の実り待つ 長崎桂子 あを 201610  
艸の字や夏野の草の生きる状 芦田しずく 京鹿子 201701  
白雲の影が翳追ふ夏野かな 石原孝人 京鹿子 201701  
まづ椅子を広げ夏野を描きはじむ 安居正浩 201708  
百噛んでかんで夏野の牛であり 千田百里 201708  
呼び戻す過去などなけれ夏野ゆく 水野恒彦 201708  
ぴんと張る夏野へはやる犬の貌 加藤峰子 201708  
少年に未踏の夏野天球儀 火箱ひろ 201709  
山頭火分けし夏野と思ひけり 小林共代 風土 201709  
岐路隆路あればこそ行く夏野まで 高橋道子 201709  
真うしろの夏野に騒ぐ草の丈 成田美代 201710  
錫杖の欲しき夏野や徒ゆかむ 石田阿畏子 馬醉木 201710  
先立ちて犬の歩ける夏野かな 成田なな女 春燈 201710  
霊山をつつみて余る夏野かな 成田なな女 春燈 201710  
八木節の鳴つて夏野へ動き出す 中村千久 万象 201710  
引率の旗のみ動き大夏野 森清堯 末黒野 201711  
病癒へ青き夏野をこころざす 五十嵐貴子 末黒野 201711  
Trainitalia樹々奔放に大夏野 森なほ子 あを 201801  
岩のごと牛の座れる大夏野 倉和子 201712  
なびきては発掘を待つ夏野かな 河原敬子 201804  
黄の花を点描として大夏野 稲畑廣太郎 ホトトギス 201807  
赤き鉄鎖白い夏野に横たはる 高橋龍 201807  
青年にたてがみ与へたき夏野 柴田佐知子 201809  
ひとすぢの瀬音に憩ふ夏野かな 安立公彦 春燈 201809  
町外れ夏の野の花馨しき 長崎桂子 あを 201810  
重機置く夏野に道の尽きにけり 山内碧 201811  
三瓶への旅の近づく夏野かな 稲畑汀子 ホトトギス 201906  
子等減りて夏野広々あるばかり 稲畑汀子 ホトトギス 201906  
亡き友と歩きし夏野偲ぶ日に 稲畑汀子 ホトトギス 201906  
悲しみは心に秘めて夏野歩す 稲畑汀子 ホトトギス 201906  
何やかや湧き立つてゐる夏野かな 高橋まき子 風土 201908  
日輪の追ひかけてくる夏野かな 野村宏 201909  
まつすぐに夏野を行けり振り向かず 本多俊子 201909  
すっと来て夏野の蝶となりゐたり 足立典子 雨月 201909  
飛行機雲は根の国行きか大夏野 波戸辺のばら 201910  
大夏野窓にひき寄せ着陸す 竹内喜代子 雨月 201910  
遠き旅三瓶の夏野近づけて 稲畑汀子 ホトトギス 202006  
何か鳴き風の添ふとて夏の野よ 稲畑汀子 ホトトギス 202006  
風渡る夏野の広さありにけり 稲畑汀子 ホトトギス 202006 夏野→ 1

 

 

2020年6月23日 作成

「俳誌のsalon」でご紹介した俳句を季語別にまとめました。

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