夏めく 2     29句

 

作品
作者
掲載誌
掲載年月
夏めくや十三橋を川下り 飯塚トシ子 201907
ハンマーの長き余韻も夏めける 中根美保 風土 201907
端切づぎ合せ夏めく布巾出来 後藤比奈夫 ホトトギス 201908
夏めくやシーツ三枚風まかせ 小張志げ 春燈 201908
姫皮の梅肉和へや夏めきぬ 菅澤陽子 春燈 201908
夏めきてボストンテリヤ跳ねまはる 今井充子 201908
夏めく古刹の階石畳 荻布貢 201908
聖橋の夏めく風や傘雨の忌 大内由紀 末黒野 201908
夏めくや白き項の遅れ髪 住田千代子 六花 201908
夏めくや新型自販機デビューせる 佐藤香珠 船団 201910
淡々と首都夏めいて来りけり 稲畑廣太郎 ホトトギス 202005
夏めくや「冷やし中華」と手書き文字 本田武 やぶれ傘 202007
夏めくやカレーにひそむハーブの香 西本花音 京鹿子 202008
夏めくや盛そば食ひに街中へ 湯本実 やぶれ傘 202009
婆ちゃんの声の夏めく朝の庭 火箱ひろ 202009
夏めくやいつもの椅子に母のゐて 秋津令 202010
夏めくや奇答の漢字練習帳 篠田大佳 あを 202106
夏めくも人声の無いアンコール 大日向幸江 あを 202106
夏めくや死蔵されたる忘れ物 篠田大佳 あを 202106
夏めける風の果てなる遠伊吹 松本鷹根 京鹿子 202106
夏めくも人声の無いアンコール 大日向幸江 あを 202107
夏めくや寿司飯台の箔の艶 小林陽子 202107
夏めくや犬が転がる草の上 半谷洋子 202108
ひらめきや夏めく朝の紅生姜 北川孝子 京鹿子 202207
竹林の夏めく風のそよぎかな 安立公彦 春燈 202208
夏めくや階段多き銀座線 松山三千江 春燈 202208
夏めくやショーウィンドーに鴎の絵 渡辺若菜 春燈 202208
夏めくやジュレを充たせり江戸切子 林いづみ 風土 202208
散髪やすつかり街は夏めきて 小林拓路 末黒野 202208
夏めく →1

 

2023年5月21日 作成

「俳誌のsalon」でご紹介した俳句を季語別にまとめました。

「年月」の最初の4桁が西暦あとの2桁が月を表しています。

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