3   100句

作品
作者
掲載誌
掲載年月
前書他
たなびいて我は夏の指紋 内山いちえ 海程 200108  
語ること尽きぬ心に惜む夏 稲畑汀子 ホトトギス 200108 悼 
何もせぬ肩の凝りやう夏盛ん 石橋翠 いろり 200108  
沖に夏師を屍と呼ぶまじき 小澤克己 遠嶺 200108  
北へ急ぐ川の濁りは夏の兆し 内山いちえ 海程 200108  
一輪の背のびしてゐる夏の恋 祐森弥香 遠嶺 200108  
潮騒や夏磨り減らすごとく生く 天野きく江 200108  
夏の闇鼻のあたりに鯨かな 竹内悦子 200108  
八卦見のさまにパスタを茹でて夏 松本喜美枝 200108  
鴎つれ漁船戻り来島の夏 宮本俊子 雨月 200109  
背を洗ひ流してもらふ盛夏なり 村越化石 200109  
留守電に声残されて逝きぬ夏 松山律子 六花 200109  
藍を着て夏本番となりにけり 筏愛子 200109  
人声の風と過ぎゆく一夏かな 服部幸 200109  
遠天に常念ひかり夏了る 高橋邦夫 風土 200109  
羊水の海に沈みし夏の記憶 伊藤格 200109  
改革とは何を言わんや夏の陣 桑原敏枝 いろり 200109  
風を切り行き交ふ夏の少女達 荒幡美津恵 遠嶺 200109  
夏は来ぬ人魚の岩に人だかり 三池泉 船団 200109  
夏はもとより金色とこんちきち 高橋将夫 200109  
子と仰ぐ大三角形盛夏なり 石田邦子 祭笛 200109  
日照雨夏の野帳場一服す 芝宮須磨子 あを 200109  
夏岬沖の白波まぎれなし 金子つとむ 俳句通信 200109  
ビル街に玩具のやうな夏日落つ 山荘慶子 あを 200109  
「のらくろ」の落書いまも夏バス停 高橋邦夫 風土 200109  
良きやうに使われてをり夏厨 石橋翠 いろり 200109  
佐渡は首夏男の踊るおけさ節 落合絹代 雨月 200109  
わが手曳き屈託なかり妻の夏 木村風師 馬醉木 200110  
足弱の旅やかにかく夏生きて 能村登四郎 羽化 200110  
師の句碑に先師の句碑に惜しむ夏 山田弘子 円虹 200110  
溶暗や真夏のたまご割る手元 澁谷道 海程 200110  
雲散つて構図の変はる夏の丘 小澤克己 遠嶺 200110  
猿に夏人間に立皺深く 金子兜太 海程 200110  
夏寒き国の港に鴎と居 村松紅花 ホトトギス 200110  
琥珀とや夏のバルトの海碧し 西條李稞 京鹿子 200110  
離婚てふ言葉たやすし夏の末 後藤志づ あを 200110  
蓮池の風に憩ひる解夏の僧 阿部悦子 春耕 200110  
目覚めよき夏朝焼の鳥羽の海 能村登四郎 羽化 200110  
笑顔よき人を鼎に夏の旅 小澤克己 遠嶺 200110  
彼の夏の剥落つづく肌かな 亀田愚風 銀化 200110  
馬の尾の跳ねて日高の夏旺ん 今井松子 遠嶺 200110  
納豆の長く糸引く夏旺ん 江頭信子 馬醉木 200110  
虫籠を持ちてより夏少年たり 岩田登世 雨月 200110  
峠路の湖面に夏の煌めけり 長島惠吉 遠嶺 200110  
浦のつく駅名つづき夏の旅 小島和子 百鳥 200110  
めしひてなほ朱夏颯爽の語を愛す 木村風師 馬醉木 200110  
カナリアに夏の断崖感じおり 村山半信 海程 200110  
幸か夏八十路なる伊勢詣 能村登四郎 羽化 200110  
渓谷の水速くして夏の行く 久保田一豊 いろり 200111  
ギリシャめく人工島の夏白し 江木紀子 雨月 200111  
雷鳥の木彫机上に夏をはる 山口トシ 酸漿 200111  
積み置きし本崩れたり夏の家 浅生圭佑子 海程 200111  
履歴書を三通買って夏が立つ 朝倉晴美 船団 200111  
友揃ふ夏の木陰のレストラン 清水晃子 遠嶺 200111  
祝着の肩よりずれて夏の宮 小林玲子 ぐろっけ 200111  
夏旅に買ふ天道虫のアクセサリー 三村武子 酸漿 200111  
赤い布結ばれ恐山の夏 東莎逍 船団 200111  
夏の記憶に燭台のあるピアノ 野々村紫 百鳥 200111  
みづうみが海の色なす盛夏かな 浜田南風 200111  
橅木霊葉騒鮮しい夏泊 小堀葵 海程 200111  
この夏の淡きちぎりに仔猫飼う 北原志満子 海程 200112  
釣り糸と海抜1メートルの夏 山本純子 船団 200112  
夏の橋コンテナ長く渡りけり 星野早苗 船団 200112  
水充たす夏を経て来し水中花 柳生千枝子 火星 200112  
夏から秋へわたしにらしさなどいらぬ 前原勝郎 船団 200112  
夏百日港の見える家が欲し 北原志満子 海程 200112  
とてもインディアン・カリーな夏も果てにけり 林朋子 船団 200112  
義経鎧滝口進に看せたい夏 相原左義長 海程 200112  
巴里は首夏日々書きとむる旅日記 佐藤淑子 雨月 200112  
夏を買うハンカチーフの深き青 やのかよこ 船団 200112  
山中で色褪せている不毛の夏 斎藤白砂 海程 200112  
夏の日の駄菓子屋さんの大きな木 薮ノ内君代 船団 200112  
カタカナの音散乱し夏が逝く 前原勝郎 船団 200112  
夏磧切に貝殻骨匂ふ 林朋子 船団 200112  
ゆく夏の路地を香車のかけ抜ける 梶浦玲良子 六花 200112  
御詠歌は真夏を伸ばすかのように 児玉硝子 船団 200201  
帰り道「夏が逝くね」と白い腕 皆吉司 船団 200201  
幸せな一生やったねと妻が言い夏に死ぬ 岩田ひろあき 船団 200201  
墜ちてゆく乳房の谷に夏の陽が, 皆吉司 船団 200201  
少年の駆け上がってくる夏の坂 黒田さつき 船団 200201  
ローソンへ弁当買いに妻の夏 神野佐嘉江 船団 200201  
生ゴミの袋重たき盛夏なる 桜井ともや 六花 200202  
風蘭に夏の峡路をきはめばや 鈴鹿野風呂 京鹿子 200202  
若夏や木洩日まぶし島の森 野原培子 春耕 200202  
お囃子に目ざめ願ひし夏の夢 谷村幸子 200202  
叩かるも驢馬走らざり夏無風 境良一 京鹿子 200204  
語りつぐ心栞りて阿蘇の夏 稲畑汀子 ホトトギス 200205 工藤寿子序句
虚子の文字解読するも館の夏 稲畑廣太郎 ホトトギス 200205  
ゆく夏の路地を香車のかけ抜ける 梶浦玲良子 波小舟 200205  
会へば又思ひ出重ね旅の夏 稲畑汀子 ホトトギス 200205  
先づ記念撮影十四人の夏 稲畑汀子 ホトトギス 200205  
わらわらと人を吐き出す夏の駅 武田深雪 六花句集 200205  
ワープロのはなはとまめや母の夏 角田信子 六花句集 200205  
電線にしづくを連ね夏は来ぬ 竹内弘子 あを 200206  
象の背の意外に揺れて風は首夏 中野たけみ 雨月 200206  
美しき浪花ことばに偲ぶ夏 稲畑汀子 ホトトギス 200206  
脆弱な我が生きざまや夏來る 安陪青人 雨月 200207  
厨房にキャベツ溌剌夏は来ぬ 鷹羽狩行 200207  
舟として笹舟流れゆく・夏 松山律子 六花 200207 夏 →4

 

2020年7月13日 作成

「俳誌のsalon」でご紹介した俳句を季語別にまとめました。

「年月」の最初の4桁が西暦あとの2桁が月を表しています。

注意して作成しておりますが文字化け脱字などありましたらお知らせ下さい。

ご希望の季語がございましたら haisi@haisi.com 迄メール下さい。