2   50句

梨腹も牡丹餅腹も彼岸かな    正岡子規     

作品
作者
掲載誌
掲載年月
前書他
ひとり子の人恋ふ窓辺梨届く 和田政子 201510  
なだらかな多摩丘陵や梨育つ 鈴木庸子 風土 201511  
試食梨細かく切られ置かれけり 溝渕弘志 六花 201511  
梨むいて一人の午後の長きこと 森真二 201511  
棲み古りて梨の長者に囲まるる 相良牧人 201512  
梨の汁蟻の溺るるほどであり 今井春生 201512  
梨園のはちきれさうな尻を捥ぐ 和田政子 201512  
夕方の梨剥くさむらい父さんは 林田麻裕 201512  
梨りんご食器を洗う音が好き 林田麻裕 201512  
思ひ出をたして味はふ郷の梨 山口郁子 末黒野 201601  
お礼にと友は日本の梨一つ 伊吹之博 京鹿子 201603  
大梨をいただきましたほとけさま 山田六甲 六花 201609  
お手並の同工異曲の梨であり 瀬川公馨 201611  
昼灯の黙の和みに梨を剥ぐ 松本鷹根 京鹿子 201611  
仮小屋に梨と大書の直売所 山本無蓋 201611  
どの箱もふなつしーゐる梨出荷 相良牧人 201612  
梨を剥く子規の頭は横を向く 荒木甫 201612  
梨売りやひとつおまけの声飛ばし 堺昌子 末黒野 201612  
梨喰みて夫の笑ひを目の辺り 久保田優子 末黒野 201612  
梨を剥く二人の午後のティータイム 松田ひむれ 201612  
まず供へ夫に語りし梨の出来 板橋昭子 201701  
洋梨を二つ離して置いてみる 根橋宏次 やぶれ傘 201701  
梨畑伐られそのまま又の秋 佐々木秀子 201702  
浮雲がきて洋梨の食べごろに 佐々木秀子 201702  
火の鳥の糞を抱へて愛后梨 中島陽華 201704  
梨食らう世紀末はまだなのか 甲斐いちびん 船団 201707  
ダリだったころの青梨ころがって 坪内稔典 船団 201707  
ころがって梨の三つとこのオレと 坪内稔典 船団 201707  
ふるさとの梨は青梨夢つづく 火箱ひろ 船団 201707  
日向臭き梨の実一つ転がりぬ 大日向幸江 あを 201709  
黒板の一行消すや梨出荷 成宮紀代子 201711  
梨たべてふるさとの夜半みづみづし 本多俊子 201711  
嫁御等の臀部豊かに梨を売る 荒木甫 201712  
霜受けし猿梨であり旨かりし 大畑善昭 201801  
梨と供華有馬芸者の手向けける 廣畑育子 六花 201712  
赤梨のざらりと口に父恋し 服部早苗 201801  
梨食べて少し体の重くなる 横田敬子 201804  
梨提げた隣りの男ベル鳴らす 陽山道子 船団 201806  
男運悪しと笑い梨齧る 中井保江 船団 201806  
オーロラの端っこもらう梨もらう 中原幸子 船団 201806  
南無南無と色紙に書けり梨月夜 雨村敏子 201808  
梨剥いてやりながら子に何いへる 久保田万太郎 春燈 201808  
一日を眠るばかりの父に梨 苑実耶 201811  
梨を剥く音のみが音夜の家 千田百里 201811  
大風の無事通り過ぎ刈屋梨 藤波松山 京鹿子 201812  
梨売の幟はためくニュータウン 西村渾 201812  
梨剥くや被災画面の泥の床 森なほ子 あを 201812  
いつとなく梨の畑も冬の空 望月晴美 201901  
梨一つ食べて明日もひとり者 高木晶子 京鹿子 201901  
踊る字の梨完売と農家前 石黒興平 末黒野 201902 梨→ 1

 

2019年9月8日 作成

「俳誌のsalon」でご紹介した俳句を季語別にまとめました。

「年月」の最初の4桁が西暦あとの2桁が月を表しています。

注意して作成しておりますが文字化け脱字などありましたらお知らせ下さい。

ご希望の季語がございましたら haisi@haisi.com 迄メール下さい。