(他季を含む)     116句

沼底や鰻鯰と哲學の店張るならむ    和田魚里

作品
作者
掲載誌
掲載年月
前書その他
梅雨鯰四ッ手の底の藻の上に 皆川盤水 春耕 199807  
大鯰簗の生簀に動かざる 皆川盤水 春耕 199810  
萍の下の鯰の微笑かな 金子兜太 海程 199902  
春の鯉髭の鯰が添うてをり 澤本三乗 199905  
水郷の鯰屋かこむ稲架明り 皆川盤水 高幡 199905  
渡良瀬の葭焼きを見て鯰鍋 皆川盤水 高幡 199905  
恋つもる淵に鯰のをりにけり 高橋将夫 199908  
行口いけるくちなり梅雨鯰ほど淡淡 中原道夫 銀化 199908  
魚籠びく鯰あぶくを出して笑ひけり 奥田節子 火星 199909  
たぷたぷと鯰のひげの見え隠れ 武田正子 ぐろっけ 199909  
望月のころの瓢箪鯰かな 高橋将夫 199912  
夕立来て田の神囃す鯰かな 安西篤 海程 199912  
どの水も鯰のたましい繋がって 寺田良治 船団 199912  
どもならん冬の鯰の髭にして 小形さとる 200002  
大鯰仕留め章駄天走りかな 小澤實 200005  
釣り上げし鯰談義の一とくさり 稲畑汀子 ホトトギス 200006  
美味と聞くばかり鯰と聞くばかり 稲畑汀子 ホトトギス 200006  
鯰など養つてゐる目借り時 小林喜一郎 200006  
口あけて産卵終へし大鯰 舘林志津子 俳句通信 200008  
来し方と鯰の髭の曲りやう 松本康司 銀化 200008  
梅雨鯰打てばひびきし齢過ぐ 木村風師 馬醉木 200009  
手づかみに鯰とらへし梅雨出水 神蔵器 風土 200009  
大鯰もろ手に掴む梅雨出水 小林俊彦 春耕 200009  
初春やびわこ大鯰になりすます 林唯夫 海程 200009  
遠太鼓鯰の桶に月揺るる 菅原鬨也 200011  
夜の秋永田耕衣に鯰の句 大東二三枝 200011  
ぐわらりときて花を見る鯰かな 本村弘一 船団 200011  
ほんとうに死んでやるぞと大鯰 本村弘一 船団 200011  
今治水百年たっても鯰は鯰 本村弘一 船団 200011  
寒鯰ゆるりと向きを変へにけり 松宮幹彦 俳句通信 200101  
簀囲ひの鯰浮上す春隣 皆川盤水 春耕 200103  
簀囲ひの鯰を覗く柳の芽 皆川盤水 春耕 200104  
ずぶ濡れの重き鯰の釣られけり 入船亭扇橋 馬酔木 200108  
旧仮名を捨てず鯰を釣りにゆく 大串章 百鳥 200108  
大鯰ひつかけ歩く梅雨出水 登嶋弘信 春耕 200108  
夜振漁魚籠にあばれる大鯰 酒井ひろ子 200108  
鯰ゐて馬穴の底の窄まれり 佐藤喜孝 あを 200111  
瓢鮎図曝すやなまずひとくねり 窪田佳津子 雨月 200111  
鯰捕り午後ひえびえと野鍛冶の火 梶浦玲良子 六花 200111  
台風の眼は泥の鯰かな 男波弘志 200112  
泥鰌鳴き鯰笑うて古書の谷 岡井省二 200201  
三月や昼の鯰の向き変はる 石脇みはる 200206  
釣り上げし鯰と記念写真かな 村田美穂子 百鳥 200208  
国引の泥かむりをる大鯰 桑田眞佐子 火星 200209  
伸び切つて鯰の髭や鳥雲に 工藤義夫 馬醉木 200305  
水面出し鯰の髭を如何にせむ 瀬戸悠 風土 200306  
おどろきし鯰突如の泥煙 泉田秋硯 200309  
鯰踏む観音おはす大河かな 楠翁 200309 長江にて
棲み心地よき濁りやう梅雨鯰 早乙女信 対岸 200309  
梅雨鯰の泥吐いてをる祇園かな 延広禎一 200310  
鈍色にびいろとなりて鯰の池昏るる 北吉裕子 雲の峰 200310  
鯰荒れ円虹早く出すべきか 松尾正光 円虹 200310  
鯰フライに水質の話など 高田令子 200311  
八朔や手桶の底の大鯰 深澤鱶 火星 200311  
深みへと影引き摺つて梅雨鯰 石平周蛙 対岸 200402  
浮きでしは沼の主なる鯰とも 小川匠太郎 200406  
稲荷道盥の中に鯰をり 本多俊子 200409  
大鯰成佛唱へ出刃を研ぐ 船田徳寿 万象 200409  
水切つて笑ふ容の鯰髭 天野きく江 200410  
この面は俺の生き様梅雨鯰 新井裕 六花 200410  
捕はれて憂世を嗤ふ梅雨鯰 下平しづ子 雨月 200411  
水温む槽の鯰に鎮静剤 岡本久一 200508  
そんなはずないと鯰が浮いてきし 高橋将夫 200508  
鯰ゐるはず水底の濁りやう 高倉和子 200509  
水底を鯰の髭が動かしぬ 苑実耶 200511  
海山に遠き町住み鯰食む 松村多美 四葩 200607  
名刹を知らぬ瓢箪鯰かな 渡辺ひろし 200608  
稲荷みちまつすぐ鯰料理かな 本多俊子 200609  
藻を掛絡からに南無三髭の梅雨鯰 禰寝瓶史 京鹿子 200609  
生き死にの話鯰がよう判る 南一雄 200610  
川底に鯰をさまる神の前 高倉恵美子 200611  
文鎮の鯰の顔や筆始 滝沢伊代次 万象 200701  
啓蟄や鯰抑ふる力石 横田初美 春燈 200706 香取神宮
大同の夜店で食はす鯰鍋 松崎鉄之介 200707  
鯰池にて瓢箪がみつからず 小形さとる 200708  
鮎かと思ふたに琵琶湖大鯰 小形さとる 200708  
大鯰釣りし男のしづかなる 中村恭子 200708  
文鎮の鯰眼を開く良夜かな 滝沢伊代次 万象 200710  
橋の上に鯰見てゐる十二月 丸山照子 火星 200803  
大鯰口をへの字に結びをる 高橋将夫 200810  
鮎苗の生簀の底に鯰かな 浅田光代 風土 200909  
朝の沼鯰の動く泥匂ふ 佐野和子 万象 201009  
異なものに電気予報とごみなまず 木戸渥子 京鹿子 201112  
叡山に月の落ちゆく梅雨鯰 大山文子 火星 201208  
頑として動かぬ鯰雁帰る 高橋龍 201304  
梅雨鯰監視カメラに覗かるる 鴨下昭 201311  
天ぷらや電気鯰の髭怖し 有本惠美子 ろんど 201311  
雷電さまの境内鯰料理かな 瀧春一 花石榴 201312  
梅雨鯰のつぺり顔の大あぐら 鶴巻誉白 ろんど 201409  
泥の子となつてしまひぬ鯰捕 市村健夫 馬醉木 201409  
淡海の嵩の増しきしごみ鯰 西村節子 火星 201410  
鯰掛けこんな遺品もありにけり 吉武千束 太古のこゑ 201411  
放生の鯰の吹ける泡一つ 横山昭子 雨月 201412  
マントラを諳んじあがり鯰かな 中島陽華 201508  
僧形となる少年や梅雨鯰 中島陽華 201509  
生き生きと微動だにせず梅雨鯰 秋葉雅治 201509  
大鯰釣ればぬらぬら地を這つて 大崎紀夫 虻の昼 201510  
草に上げくちびる厚し梅雨鯰 深川淑枝 201512  
鯰飼ふ駅長ほかみな顔見知り 中川句寿夫 あを 201608  
ぬたくりて放生池の大鯰 斉藤マキ子 末黒野 201609  
もう誰も捕らぬ鯰の大頭 柴田佐知子 201609  
大鯰バケツに髭のつかへをり 秋千晴 201707  
おばちゃんと呼ばれていたり大鯰 火箱ひろ 201709  
法螺吹きのやうな口髭ごみ鯰 宇都宮敦子 201709  
西海道白雨流木地に鯰 七郎衛門吉保 あを 201709  
大鯰捕られて池の水凹む 小宮山遠 201805  
大鯰捕られて池の水凹む 小宮山遠 201805  

 

2019年6月23日 作成

「俳誌のsalon」でご紹介した俳句を季語別にまとめました。

「年月」の最初の4桁が西暦あとの2桁が月を表しています。

注意して作成しておりますが文字化け脱字などありましたらお知らせ下さい。

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