流れ星〈流星〉4  〈含他季)  58句

流星の針のこぼるるごとくにも    山口青邨

作品
作者
掲載誌
掲載年月
いつの日か又逢ふ日まで流れ星 高橋和女 京鹿子 202002
流れ星袈裟懸けメスの痕薄れ 丸井巴水 京鹿子 202002
飛びきれぬ空の広さや流れ星 石黒興平 末黒野 202003
流れ星光りし時が消ゆる時 熊川暁子 202003
流星となりて夫来よ逢ひにこよ 芝田幸惠 末黒野 202004
流星や子牛生まるる谷戸の里 太田良一 末黒野 202004
生家とは束の間の家流れ星 山田正子 202006
胸貫くいとしき名前流れ星 沼田巴字 京鹿子 202008
流星を待つ願ひごと無きままに 稲畑廣太郎 ホトトギス 202008
流れ星闇夜に睦む死者生者 沼田巴字 京鹿子 202008
飛びきれぬ空の広さや流れ星 石黒興平 末黒野 202003
流れ星光りし時が消ゆる時 熊川暁子 202003
流星となりて夫来よ逢ひにこよ 芝田幸惠 末黒野 202004
流星や子牛生まるる谷戸の里 太田良一 末黒野 202004
生家とは束の間の家流れ星 山田正子 202006
胸貫くいとしき名前流れ星 沼田巴字 京鹿子 202008
流星を待つ願ひごと無きままに 稲畑廣太郎 ホトトギス 202008
流れ星闇夜に睦む死者生者 沼田巴字 京鹿子 202008
一滴流星群の刹那かな 瀬川公馨 202011
流星やどこかが音もなく凹む 熊川暁子 202011
流れ星たれぞ願ひを叶へたり 久保夢女 202011
一湾の闇使ひ切る流れ星 岩木茂 風土 202011
流れ星生くるものみな死に向かひ 鈴木石花 風土 202011
生も死も一人に一つ流れ星 吉清和代 202011
流れ星縄文人の翳集ふ 小林文良 春燈 202011
流星や逝きし友垣より伝言 中上馥子 春燈 202011
祈る子に夢のさなぎと流星と 岡本尚子 風土 202011
いねかての旅の流星富士の嶺 及川照子 末黒野 202011
流星へ手を伸ばしけり甲斐の里 小林共代 風土 202012
わが窓に見ゆる宇宙や流れ星 今井千鶴子 ホトトギス 202012
流星の速し祈の長かりし 和田華凛 ホトトギス 202012
流星やわが齢など知れたもの 森清信子 末黒野 202012
漁火を残し流星果てにけり 石黒興平 末黒野 202012
流れ星確かめ戻る山の宿 赤座典子 あを 202012
流星は神の使ひかと思ふ 志方章子 六花 202012
流星や強き願ひは声にせず 加賀荘介 202101
流星や辺りの星を遠ざけて 今橋眞理子 ホトトギス 202101
難聴につのる孤独や流れ星 石黒興兵 末黒野 202102
頬にささる空気きりきり流れ星 秋川泉 あを 202102
流星群近づく体透けてゆく 田中とし江 202107
はへ縄を繰り出す流星群浴びて 田中とし江 202107
稜線をはしる流星さくらの夜 伊藤希眸 京鹿子 202107
流星に十字を切りし漢かな 稲畑廣太郎 ホトトギス 202108
流星やジュラ紀の記憶もて消ゆる 稲畑廣太郎 ホトトギス 202108
流星や億光年を引き摺りて 稲畑廣太郎 ホトトギス 202108
海に向き悼む心や流れ星 牛島晃江 202110
流星の長きは闇の静ごころ 亀井福恵 京鹿子 202110
黒い雨を読む真夜中や流れ星 太田良一 末黒野 202111
金平糖いくつこぼれて流れ星 小泉三枝 春燈 202111
流れ星つい手を合わせ祈るかな 瀬戸美文 202112
山荘やつと紛れなき流れ星 森清信子 末黒野 202112
だあれにも言うてないこと流れ星 岡井マスミ 末黒野 202112
流れ星流るる先の涅槃かな 高橋将夫 202112
流星群今夜見えるとニュース告ぐ 田中藤穂 あを 202202
流れ星追って回転木馬かな 由良則子 202202
冴ゆる夜や五分を探す流星群 滝口洋子 末黒野 202203
真空を砕いて冬の流星群 辻美奈子 202204
流れ星→1

 

2023年9月5日 作成

「俳誌のsalon」でご紹介した俳句を季語別にまとめました。

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