作品 |
作者 |
掲載誌 |
掲載年月 |
菜殻火に焦げて夕べの雲厚き | 田守としを | 馬醉木 | 199807 |
なか空の菜殻の灰のわたりかな | 小菅佳子 | 槐 | 199811 |
菜殻火のあひだあひだに腓見ゆ | 岡井省二 | 槐 | 200004 |
一トせせりしたる菜殻の炎なりけり | 桑田真佐子 | 槐 | 200008 |
菜殻焚き岨の夕月焦がしけり | 高橋好温 | 馬酔木 | 200108 |
菜殻火やむかしむかしの語りぐさ | 相沢健造 | いろり | 200108 |
菜殻焼く煙襖を日に剰し | 下材志津子 | 銀化 | 200208 |
赫っ赫っと燃ゆ火の国の菜殻火は | 堀田清江 | 雨月 | 200308 |
菜殻火かくゆる山の端あすか径 | 河合佳代子 | 栴檀 | 200508 |
菜殻焼く煙の這へる湖の面 | 水田清子 | 朝 | 200607 |
二番星菜殻火小さくなりにけり | 井原美鳥 | 沖 | 200907 |
菜殻火や夕ベ吹かるる橋の上 | 小沢吉野 | 笹 | 200910 |
潔ぎよく火に滅びたる菜殻かな | 原友子 | 空 | 201409 |
菜殻火のはじく音ほど焼けてゐず | 吉武千束 | 太古のこゑ | 201411 |
菜殻火や暮色のなかに烟立つ | 寺田すず江 | 槐 | 201508 |
青白き菜殻の炎茅舎の忌 | 齊藤いさを | 馬醉木 | 201510 |
名の消えし房総西線菜殻燃ゆ | 栗坪和子 | 沖 | 201901 |
ひんがしに西に菜殻を焚くけむり | 増成栗人 | 鴻 | 201910 |
菜殻火の二筋三筋杣の暮 | 増成栗人 | 鴻 | 202009 |
菜殻火の煙に巻きたる社務所かな | 和田照海 | 京鹿子 | 202108 |
墳山の裾けぶらせて菜殻焼く | 深川淑枝 | 空 | 202112 |
2023年5月11日 作成
「俳誌のsalon」でご紹介した俳句を季語別にまとめました。
「年月」の最初の4桁が西暦あとの2桁が月を表しています。
注意して作成しておりますが文字化け脱字などありましたらお知らせ下さい。
ご希望の季語がございましたら haisi@haisi.com 迄メール下さい。