菜 殻    21句

菜種刈  菜殻

作品
作者
掲載誌
掲載年月
菜殻火に焦げて夕べの雲厚き 田守としを 馬醉木 199807
なか空の菜殻の灰のわたりかな 小菅佳子 199811
菜殻火のあひだあひだに腓見ゆ 岡井省二 200004
一トせせりしたる菜殻の炎なりけり 桑田真佐子 200008
菜殻焚き岨の夕月焦がしけり 高橋好温 馬酔木 200108
菜殻火やむかしむかしの語りぐさ 相沢健造 いろり 200108
菜殻焼く煙襖を日に剰し 下材志津子 銀化 200208
赫っ赫っと燃ゆ火の国の菜殻火は 堀田清江 雨月 200308
菜殻火かくゆる山の端あすか径 河合佳代子 栴檀 200508
菜殻焼く煙の這へる湖の面 水田清子 200607
二番星菜殻火小さくなりにけり 井原美鳥 200907
菜殻火や夕ベ吹かるる橋の上 小沢吉野 200910
潔ぎよく火に滅びたる菜殻かな 原友子 201409
菜殻火のはじく音ほど焼けてゐず 吉武千束 太古のこゑ 201411
菜殻火や暮色のなかに烟立つ 寺田すず江 201508
青白き菜殻の炎茅舎の忌 齊藤いさを 馬醉木 201510
名の消えし房総西線菜殻燃ゆ 栗坪和子 201901
ひんがしに西に菜殻を焚くけむり 増成栗人 201910
菜殻火の二筋三筋杣の暮 増成栗人 202009
菜殻火の煙に巻きたる社務所かな 和田照海 京鹿子 202108
墳山の裾けぶらせて菜殻焼く 深川淑枝 202112

 

2023年5月11日 作成

「俳誌のsalon」でご紹介した俳句を季語別にまとめました。

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2023年5月11日 2023年5月11日