神 輿 3    25句

作品
作者
掲載誌
掲載年月
少年が見事に仕切る神輿かな 箕田健生 やぶれ傘 201912
神輿担ぐ懐しき顔皆老ひて 竹村淳 201912
一升瓶回し飲みして神輿発つ 吉田葎 201912
石段をかけ声のぼる神輿かな 太田良一 末黒野 202004
あめんぼう水の神輿に浮かれけり 山田六甲 六花 202004
走り疲れの御神輿の息夕きざす 伊藤希眸 京鹿子 202010
水浴びてまた迫り上ぐる荒神輿 田所節子 202010
蜂死んで蟻の神輿となりにけり 善野行 六花 202010
まんじゆさげ風の神輿を担ぐかに 諸岡和子 202011
交番へ立ち寄る子ども神輿かな 松田明子 202101
年に一度外す錠前宮神輿 齊藤實 202101
神輿まつまのどぜう汁すすりけ里 久保田万太郎 春燈 202105
天へ地へ差し擦る放る荒神輿 森村江風 202105
咆哮す宮入拒む荒神輿 森村江風 202105
御霊返し神輿巨体の息を抜く 森村江風 202105
神輿庫ねむらせ月のさくらかな 神蔵器 風土 202107
来るくるてふ大社の神輿まだ見えず 吉田政江 202108
神輿蔵閉ざされしまま暮れにけり 山田暢子 風土 202110
締め込みの尻のきりりと荒神輿 古橋寛人 風土 202110
ざわめきのあとのどよめき神輿来る 古橋寛人 風土 202110
神輿蔵の錆びし鉄錠カンナ燃ゆ 里村梨邨 202111
神名備の木洩日踊る荒神輿 山中洋子 202111
マスクして神輿担ぎし氏子かな 鈴木としお 春燈 202208
うぶすなの海へ突つ込む荒神輿 大西乃子 202212
神輿工房川風に柳絮とぶ 谷口摩耶 202306
神輿→ 1

 

2023年7月12日 作成

「俳誌のsalon」でご紹介した俳句を季語別にまとめました。

「年月」の最初の4桁が西暦あとの2桁が月を表しています。

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