20    45句

作品
作者
掲載誌
掲載年月
千年の小切子鳴るや里祭 松川昌義 末黒野 202102
神棚へ晒託して祭待つ 森村江風 202105
悶着を重ね重ねて宵祭 森村江風 202105
祭笛尽きて小若は母の胸 森村江風 202105
すつと上ぐ桴の白さや祭髪 須賀ゆかり 202105
例大祭こども歌舞伎は無観客 篠田純子 あを 202106
大漁旗轟々と鳴り夏祭 栗坪和子 202107
悉く宮居で済みぬ夏祭 坂下成紘 202107
村祭りにどたばた芝居ありにけり 安齋正蔵 やぶれ傘 202108
レンタルの祭衣装といつてをり 稲田延子 やぶれ傘 202108
ふはふはの錦糸卵や宵祭 菊地光子 202108
爪先の待ちくたびれし祭足袋 森村江風 202108
古書店の高き梯子へ祭笛 能村研三 202109
祭来る東をとこの大きな手 千田百里 202109
島長の笛に訛や浦祭 和田照海 京鹿子 202109
花楝咲いて今年の祭とす 高木晶子 京鹿子 202109
夏祭稽古の囃子聞こえくる 小池一司 やぶれ傘 202110
祭笛昔むかしへいざなへる 松下道臣 202110
古木戸を屈んで来る祭獅子 小原芙美子 風土 202110
かつかつと馬蹄の響き賀茂祭 古橋寛人 風土 202110
御囃子は若山流や夏祭 小田嶋野笛 末黒野 202111
沖晴れて祭中止の浜通り 亀卦川菊枝 末黒野 202111
祭神に炎帝加へ砂利の道 江草礼 春燈 202111
村祭清水一家に飛ぶ祝儀 門間としゑ 末黒野 202112
ビル街に神田祭の吸ひ込まれ 稲畑廣太郎 ホトトギス 202205
捨苗の束ごと根づき祭来る 皆川白陀 薫風 202205
風と来る祭囃子の乱打ち 木多芙美子 春燈 202207
夏落葉ぶ厚し賀茂の祭祀跡 浅田光代 風土 202208
崩るるは易し祭の輪もビルも 奥田筆子 京鹿子 202208
さつと一降り雄島祭に昼の雨 浜福惠 風土 202209
祭へは行かずお囃子遠く聴く 山田暢子 風土 202209
足踏みで鮓呑みこんで祭列へ 岡本尚子 風土 202209
祭来る真青に長き竹の箸 栗坪和手 202209
コロナ禍や祭の寄付の来ずなりぬ 亀田虎童子 あを 202210
山の神祭り五徳と十能も 待場陶火 202210
千年のをがたま立てり村祭 朝長美智子 202211
父となるかつての迷子品川祭 平野秀子 末黒野 202211
金欄の男を盛りて祭舟 柴田佐知子 202211
祭の子紅をさすときおとなしき 柴田佐知子 202211
市長さん祭り浴衣の似合ひけり 横井遥 202211
祭どき耳底を打つ笛太鼓 ありかわみのる 202211
近道も抜け道も知り祭の子 大西乃子 202212
ぶらぶらと祭の外を歩みゐる 小山田子鬼 202301
いつせいに布巾干さるる祭あと 高倉和子 202304
今日よりは高齢者てふ祭客 稲畑廣太郎 ホトトギス 202305
祭→1

 

2023年7月11日 作成

「俳誌のsalon」でご紹介した俳句を季語別にまとめました。

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