19     100句


作品
作者
掲載誌
掲載年月
迷子とはこんなものかと夏祭り 東英幸 船団 201812
酢を打つて腕の自在に祭鮨 亀井福恵 京鹿子 201812
神饌に折る半紙の艶よ浦祭 小野恵美子 馬醉木 201812
星くずの闇にしめやか祭笛 藤田美耶子 201812
祭帯けんくわ結びの跳ねたがる 大沢美智子 201901
生き生きと氏子はたらく夏越祭 河原敬子 201902
おとうとの祭法被の紐直す 河原敬子 201902
ビル街の遅き昼餉や山王祭 都築繁子 201902
先導はパトカー天下祭かな 田中藤穂 201902
古の彩や神幸祭の列 田中藤穂 201902
神幸祭青空に消ゆ蹄の音 大山夏子 201902
天下祭鳳輦が過ぐ目の前を 大山夏子 201902
鎌倉はぼんぼり祭夏果てて 今村千年 末黒野 201904
日枝祭り白き神馬の目の優し 篠田純子 201904
ふと浮かれ心のありし祭かな 稲畑汀子 ホトトギス 201905
祭寄付用意のありて主留守 稲畑汀子 ホトトギス 201905
巨鼓に載り撃ち手煽れる祭り来る 木村嘉男 201907
今朝夏の昨夜祭礼の塵もなし 木村嘉男 201907
縄束のどさりと祭連れて来る 甲州千草 201907
手力男祭る神代の火おぼろ 浅井青二 雨月 201907
八橋に菖蒲祭りの朱傘たつ 石谷淳子 雨月 201907
くれなゐの榠樝の幹や祭笛 雨村敏子 201908
祭提灯下げて医院の休診日 黒滝志麻子 末黒野 201908
三社祭へ人のつづきぬオフィス街 黒滝志麻子 末黒野 201908
露地抜けて路地へと三社祭りかな 須山漁師 末黒野 201908
此やこの天下の神田祭かな 和田華凛 ホトトギス 201909
三越に祭提灯ひとならび 和田華凛 ホトトギス 201909
跳ねはねて少年大人となる祭 コ田千鶴子 馬醉木 201909
松明のかすかに揺らぎ祭笛 久保夢女 201909
ばら祭り巨大な赤き薔薇オブジェ 篠田純子 201909
神域の一木の揺れ祭笛 岩崎俊 201909
参道をふさぐトラック祭り前 谷田明日香 風土 201909
池に放る祭の果てのくず金魚 谷田明日香 風土 201909
祭馬の鞍を降ろして安堵の目 播磨武子 雨月 201909
首夏の夜や奇祭最中に男女消ゆ 丸井巴水 京鹿子 201909
北国の湊祭や雨の中 森なほ子 あを 201909
伝令のレシピ三行植樹祭 藤井なお子 船団 201910
レンズ換へ祭屋台の真ん前へ 瀬島洒望 やぶれ傘 201910
丸く紅ほつぺに付けて祭の子 秋山信行 やぶれ傘 201910
裏方の弁当豪華浦祭 橋本榮治 馬醉木 201910
祭礼の月齢満つや佃島 平子公一 馬醉木 201910
そはそはすとぎれとぎれの祭笛 松下道臣 201910
放送の迷子へ走る祭髪 武田未有 201910
行列の人馬一体夏祭 大内由紀 末黒野 201910
祭笛街をつらぬく川しづか 岡澤田鶴 201910
産土の祭の幟風はらみ 本多正子 雨月 201910
夕厨に届く祭の鉦太鼓 金森信子 雨月 201910
常夜灯は石のぼんぼり宵祭 佐津のぼる 六花 201910
祭り果て心静かに次を待つ 大日向幸江 あを 201910
火の神を水の神抱き祭果つ 宮口征子 馬醉木 201911
海士ヶ家の大俎板や祭来る 深川淑枝 201911
風に吹きちぎれし祝詞浦祭 深川淑枝 201911
海青し祭のいきれ抜けてきて 深川淑枝 201911
祭囃子背に釣糸を垂れてゐる 深川淑枝 201911
路地抜ける風もうかれて祭町 涌羅由美 ホトトギス 201911
灯に人声寄りし風祭 竹中一花 201911
宿題やひらきなをりて夏祭 荻布貢 201911
影動く屏風祭の二階かな 山田佳子 201911
とつぷりと浸かる方言浦祭 伊藤よし江 201911
御祭風島の社の幣ちぎれ 岡野里子 末黒野 201911
風涼しぼんぼり祭の茶の席に 岡田史女 末黒野 201911
綿菓子の味なつかしや夏祭 福澤聡子 末黒野 201911
祭待つ村や総出の道普請 平野無石 201912
石段に白く光れり祭足袋 瀬戸薫 風土 201912
長老の威儀を正して祭宿 水谷保子 雨月 201912
祭笛ふるさとの夜を寝惜しみて 早川俊久 馬醉木 201912
祭礼に門扉を開く勅使館 橋本美代 やぶれ傘 201912
雨の日の夏の祭の終はりけり 増田祐司 やぶれ傘 201912
祭礼に門扉を開く勅使館 橋本美代 やぶれ傘 201912
雨の日の夏の祭の終はりけり 増田祐司 やぶれ傘 201912
ぱりぱりと伸ばす提灯祭来る 深川淑枝 201912
祭笛夕べの水に風の湧き 深川淑枝 201912
花柄の忘れ杖ある平和祭 坂口晴子 201912
パイプ椅子端から埋まる平和祭 坂口晴子 201912
人よりも飾られてをり祭牛 山本則男 201912
放蕩を尽くしたるごと祭果つ 吉田 葎 201912
知らぬ子に袖掴まれし祭の夜 佐々木よし子 202001
嵐去り街に伸びやか祭笛 藤田美耶子 202002
祭法被干す大灘に袖広げ 岸洋子 202003
猪垣の中に祭の始まりぬ 山本則男 202003
しつかりと結んでもらふ祭帯 礒貝尚孝 黄落 202003
遠ざかる日を呼びもどす祭笛 礒貝尚孝 黄落 202003
遠くより祭ぞめきのありそめし 稲畑汀子 ホトトギス 202005
日常のなかに入つてくる祭 稲畑汀子 ホトトギス 202005
荒御輿信号待ちの祭足袋 稲田延子 やぶれ傘 202007
神域の一木の揺れ祭笛 岩ア俊 202007
市境の道あふれくる祭笛 近藤真啓 春燈 202007
拝殿の神事で済みぬ山車祭 坂下成紘 202007
鈴の音を振りまいてゆく祭り馬 あさなが捷 202007
何となく祇園祭と気づきけり 稲畑汀子 ホトトギス 202007
二メートル空けて並んで祭待つ 石田康明 京鹿子 202008
大内宿の神事に終はる半夏祭 室井津与志 春燈 202009
一週間の元気をくれる祭笛 林田麻裕 202009
先づ伊勢の神呼ぶ岸辺夏祭 今泉忠芳 日輪馬車のタクト 202009
さりげなく催促されし祭寄付 岡安紀元 ホトトギス 202010
滅ぶ星生まるる星や祭笛 柴田佐知子 202010
川に山車ぶち込み終る祭かな 柴田佐知子 202010
喜んで祭喧嘩を買うてやる 能村研三 202010
何も彼も自粛さみしき祭笛 安原葉 ホトトギス 202012
夫とゐて旅のさ中の里祭 木村瑞枝 やぶれ傘 202101
祭 →20

 

2021年7月11日 作成

「俳誌のsalon」でご紹介した俳句を季語別にまとめました。

「年月」の最初の4桁が西暦あとの2桁が月を表しています。

注意して作成しておりますが文字化け脱字などありましたらお知らせ下さい。

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