17     100句

 

作品
作者
掲載誌
掲載年月
蒼々と雄島祭の潮満ち来 浜福惠 風土 201609
祭の島へ二艘仕立ての舟の水尾 浜福惠 風土 201609
小田原提灯かかげ北条五代祭 落合絹代 風土 201609
青果店ばたばた仕舞ひ祭見に 小林愛子 万象 201609
裏川の水位下がりて祭笛 小林愛子 万象 201609
棟梁の腰の浮きたる祭笛 森岡正作 201609
役者絵のへの字の口や夏祭 内山照久 201609
島ひとつまるごと舞台夏祭 七種年男 201609
水かけ祭水外け傘の役立たず 中田みなみ 201609
水かけ祭笑ひ笑はれ裾絞る 中田みなみ 201609
遡る潮に灯の載る祭笛 中田みなみ 201609
神籬に雨の匂ひや夏祭 岸洋子 201609
今年また干す父と子の祭足袋 天谷翔子 201609
息継ぎの唇うすき祭笛 天谷翔子 201609
化粧はれし男の子揺らして祭馬 天谷翔子 201609
祭太鼓鳴るや野生の目覚めたる 今井春生 201609
わが色はまだ決められぬ薔薇祭 高木晶子 京鹿子 201609
人混みをかきわけ行くや祭の子 藤波松山 京鹿子 201609
祭人今日一日は雲の上 藤波松山 京鹿子 201609
大徳寺納豆ひとつ夏祭 竹内悦子 201609
これよりは第四楽章祭笛 雨村敏子 201609
灯の入りし祭提燈イタめし屋 丑久保勲 やぶれ傘 201609
諸神の揃ひてをりぬ御田祭 小島翠波 201610
祭太鼓胸板を打つペンダント 横田初美 春燈 201610
川の辺のあぢさゐ祭色泛ぶ 呉文宗 春燈 201610
市庁前祭囃子を復習ひをり 土井ゆう子 風土 201610
祭足袋代り番この役のきて 秋山信行 やぶれ傘 201610
子供祭り笹舟の浮く手水鉢 有賀昌子 やぶれ傘 201610
宵闇の細く聞こゆる祭笛 水谷文謝子 雨月 201610
子の家の床の間もどき祭笛 風間史子 201610
隙間なき隙間に揉まれ祭人 須藤常央 ホトトギス 201611
つなぎし手離し祭の中へ消ゆ 和田華凛 ホトトギス 201611
祭笛寅さん像の動きたさう 町山公孝 201611
うたげなる海のしぶきやぺーロン祭 田川美根子 201611
篝火に管弦祭を待つばかり 熊岡俊子 雨月 201611
廻廊に潮満ちきたり管弦祭 熊岡俊子 雨月 201611
すたれたる祭の濃ゆく匂ふかな 井上信子 201611
外井にて祭の足を洗ひけり 柴田志津子 201611
ご近所のどこもごちそう村祭 あさなが捷 201611
百万の団扇の風や祇園祭 田中とし江 201611
空眩し雲なほ眩し祭来る 飛高隆夫 万象 201611
軽トラの祭囃子が後につき 渡邊孝彦 やぶれ傘 201611
面売りば捩り鉢巻き宵祭 小川玉泉 末黒野 201611
相当の神酒聞し召し祭獅子 石黒興平 末黒野 201611
祭終へ一番列車発車ベル 田中信行 201612
里祭総代白寿にして多辯 南うみを 風土 201612
笛をちよと腰にななめに里祭 南うみを 風土 201612
童ん女も撥を捌くや里祭 南うみを 風土 201612
夏祭りお品書きあり頂きぬ 野中圭子 京鹿子 201612
里祭をりしも母の三回忌 箕輪カオル 201612
佃祭風に幟の影くづれ 有賀昌子 やぶれ傘 201612
子供祭りカレーのにほひどこからか 有賀昌子 やぶれ傘 201612
祭提灯一番星へ灯しけり 豊田信子 201612
創業祭新米当てた人の次 宮野了子 201612
馬五頭ちやんちやん祭に狩り出さる 内海良太 青嶺 201612
祭馬どうしていいか分からぬ眼 内海良太 青嶺 201612
祭獅子の尾もて興ずは出を待つ子 松本峰春 春燈 201701
寄り道も自習のひとつ祭笛 亀井福恵 京鹿子 201701
古宮に女はをらぬ祭前 栗原京子 201612
相模野の残る暑さや風神祭 古川夏子 201612
着飾りて祭の馬の大きくなる 高倉和子 201612
杉の苗しつかり根付き祭来る 戸栗末廣 201612
どの馬も駿馬に遠き祭馬 田代民子 201701
幼の声祭に来よと電話口 堀田清江 雨月 201702
はじまりは嘶きからよ時代祭 江島照美 201702
自転車でお化け達来る感謝祭 高田令子 201702
海神へどぶろく注ぐ管弦祭 田勝子 万象 201702
一笛に祭の町となりゆけり 稲畑廣太郎 ホトトギス 201705
祭前町膨らんでゆきにけり 稲畑廣太郎 ホトトギス 201705
祭髪結うて恋人未満かな 稲畑廣太郎 ホトトギス 201705
京の街混むが慣ひの祭来る 稲畑汀子 ホトトギス 201705
忽ちに三社祭の人となる 稲畑汀子 ホトトギス 201705
ほと祭馬刺を買うて帰りけり 中川句寿夫 ここのもん 201705
鯉け絵の屏風立てたり天満祭 沼田巴字 京鹿子 201706
室の津の女祭や小五月祭 江見巌 六花 201706
裁ち鋏大きく使ひ祭笛 久保東海司 201706
上の空三社祭の近づけば 今井肖子 ホトトギス 201706
あたたかや御祭神にも系図あり 荻巣純子 雨月 201707
予報士の神田祭の話より 能村研三 201707
火渡祭果て結界の竹爆ずる 亀田やす子 万象 201707
火渡祭の護摩木焼べたす熱りかな 鍋島広子 万象 201707
ぬばたまに白き一条祭髪 秋葉雅治 201708
あす勢ふ形に乾され祭足袋 秋葉雅治 201708
余韻なほ祭りの後の迎へ酒 榎本秀治 201708
往来に草鞋片方祭あと 篠田純子 あを 201707
祭近し調教馬場の大鏡 橋添やよひ 風土 201708
妹も半纏せがむ祭笛 奥田茶々 風土 201708
直虎の幟も立てて祭かな 赤石梨花 風土 201708
見つけたりててら男の子の浦祭 平子公一 馬醉木 201708
手を打つて万灯はげます祭衆 山田春生 万象 201708
松原に劇灰のれんしふ祭来る 伊川玉子 万象 201708
三社祭父は神谷バーめざしゆく 大草由美子 春燈 201708
祭馬犬に吠えられたぢろげる 丸尾和子 雨月 201708
混み合うて祭にゆづる賀茂街道 井尻妙子 京鹿子 201709
川に沿ひ昔のいろの祭の灯 小林愛子 万象 201709
売れ残る祭の面の裏とほる 小林愛子 万象 201709
髭を剃り天下祭に馳せ参ず 山田春生 万象 201709
下町や笛の音とほき陰祭 夏生一暁 馬醉木 201709
三社祭スカイツリーを蔑ろ 甕秀麿 201709
禿頭にねぢり鉢巻祭笛 荒井和昭 201709
祭→18      

 

2021年7月2日 作成

「俳誌のsalon」でご紹介した俳句を季語別にまとめました。

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