豆 柿      20句

豆柿  信濃柿  御所柿

作品
作者
掲載誌
掲載年月
豆柿や木曽の御岳雲かかる 田中藤穂 水瓶座 200002
豆柿の実のたわわなり冬ぬくし 河野友子 六花 200203
豆柿の熟るるを待たず母の逝く 梅谷昌弘 雲の峰 200212
豆柿にまさぐる旅の金米糖 岡井省二 省二全句集 200312
豆柿や萱葺き屋根の明り取り 鷹羽狩行 200401
豆柿を透かし城へと昼の鐘 小林令子 200402
豆柿熟れ軒の低さに漁師町 櫻井多恵 200501
豆柿を大壺に挿し荒物屋 近藤てるよ 酸漿 200601
溜池のあれば豆柿落葉せる 山本耀子 火星 200602
鈴なりの豆柿あさる鳥の群 木内美保子 六花 200802
豆柿のひたすらといふ稔り方 服部早苗 200901
豆柿の甘さや渋のいつまでも 大坪景章 万象 200902
豆柿を活けて川越札場宿 菅野日出子 末黒野 201002
豆柿や花材の脇を相勤め 川上久美 ろんど 201002
豆柿の空にひといろおきざりに 佐藤恭子 あを 201402
豆柿の手桶に灯る躙り口 能村研三 201611
豆柿の見向きもされず鈴生りに 山咲和雄 末黒野 201802
豆柿の落つるにまかせ白き蔵 山下良江 万象 201802
豆柿に鳥かげのなき空の碧 菅野日出子 末黒野 201804
豆柿や土蔵に残る馬繋ぎ 岡井マスミ 末黒野 202102

 

2021年10月20日 作成

「俳誌のsalon」でご紹介した俳句を季語別にまとめました。

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