雲の峰 8  100句

投げ出した足の先なり雲の峰    小林一茶

作品
作者
掲載誌
掲載年月
前書他
少年の回転倒立雲の峰 近藤きくえ 200908  
若き師の皓歯見上ぐる雲の峰 松井のぶ 200908  
雲の峰ラーメン屋より僧出で来 山尾玉藻 火星 200908  
宙を飛ぶ店の自転車雲の峰 神蔵器 風土 200908  
倒立の子が二歩三歩雲の峰 橋添やよひ 風土 200908  
光雲・雲海作の仁王や雲の峰 小菅礼子 春燈 200908  
六十路へと帆を高々と雲の峰 小澤克己 遠嶺 200909  
外道らの溜まり場となる雲の峰 小澤克己 遠嶺 200909  
雲の峰銀のスプーンの触るる音 三沢蘭 遠嶺 200909  
雲の峰二つ並んで位を競ふ 山野惣一郎 遠嶺 200909  
溌溂と比良を根城に雲の峰 小澤菜美 200909  
雲の峰放念といふ静けさに 水野恒彦 200909  
天牛をはがしそこねし雲の峯 久津見風牛 200909  
写真機離せぬ男雲の峰 佐々木暢 炎環 200909  
雲の峰出船の銅鑼の激しかり 三村八郎 炎環 200909  
価値観の崩れてゆけり雲の峰 増田守 炎環 200909  
のんびりと草食む牛や雲の峰 神田惣介 京鹿子 200909  
海底都市の王妃の像や雲の峰 金山雅江 春燈 200909  
アルプスの光背となる雲の峰 久染康子 200909  
ぎつしりと雲詰め込んで雲の峰 千田百里 200909  
自転車の片手運転雲の峰 前川明子 200909  
雲の峰北へと誘ふ旅ごころ 池田光子 200909  
火を当てて曲げる青竹雲の峰 桐島教子 風土 200909  
乾盃やカチと音して雲の峰 竪山道助 風土 200909  
雲の峰ジョン万次郎記念の碑 佐田昭子 ぐろっけ 200909  
おい元気うん元気だよ雲の峯 久保田遊民 ろんど 200909  
軍艦のやうな靴よと雲の峰 能村研三 200909  
大声が取得の補欠雲の峰 上谷昌憲 200909  
雲の峰天下分け目のいくさ跡 池田加寿子 200910  
勉強の嫌ひも個性雲の峰 刈米育子 200910  
雲の峰仰ぎ機運の熟しけり 小澤克己 遠嶺 200910  
UFOの潜みてゐしか雲の峰 松嶋一洋 200910  
雲の峰夫が応への片手上ぐ 杉浦典子 火星 200910  
頼朝の海に育ちつ雲の峰 浜口高子 火星 200910  
陵の水嵩増せり雲の峰 根本ひろ子 火星 200910  
大山の襞へ崩れし雲の峰 垣岡暎子 火星 200910  
雲の峰立ち休みして歩荷かな 山路紀子 風土 200910  
車椅子片足で蹴る雲の峰 島玲子 風土 200910  
火の山に日の移りをり雲の峰 岡田真澄 風土 200910  
ウインクの木喰羅漢雲の峰 浅田光代 風土 200910  
夫の忌の近し渋谷の雲の峰 奥田茶々 風土 200910  
日食を観に箱舟や雲の峰 柴崎富子 春燈 200910  
雲の峰親に似ぬ子で通しけり 川崎真樹子 春燈 200910  
翔ぶ鳥に高さ許さぬ雲の峰 瀬戸峰子 春燈 200910  
雲の峰指呼に御岳恵那を据ゑ 瀬戸峰子 春燈 200910  
木曾三川遍く領し雲の峰 瀬戸峰子 春燈 200910  
赤鬼の顔を出したり雲の峰 中田禎子 200910  
雲の峰ふつふつ胸にたぎるもの 中田禎子 200910  
七日にて渾沌死せり雲の峰 西村純太 200910  
雲の峰明治のサイロのこす牧 柴田良二 雨月 200910  
雲の峰指を一本立ててみる 飯島風花 200910  
シーサーが睨みを利かせ雲の峰 北川光子 ぐろっけ 200910  
雲の峰静かに君のゐる如し 内田玉G 炎環 200910  
名水を飲む杓の中雲の峰 吉田晶子 炎環 200910  
回りつつふとるわたあめ雲の峰 天野啓子 炎環 200910  
雲の峰球児黙祷甲子園 中村芳夫 200910  
金剛の雲の峰あり甲斐連山 水谷洋子 200910  
雲の峰消ゆるところは見せぬかな 長山あや ホトトギス 200911  
能登島をのぞむ足湯や雲の峰 山田春好 200911  
四人目も男の子なりけり雲の峰 金井香ル 200911  
自転車を磨く親子や雲の峰 清海信子 末黒野 200911  
羽前には蘆角一声雲の峰 川口襄 遠嶺 200911  
挑戦の道まだ遠し雲の峰 小原徳男 遠嶺 200911  
まなうらの還らぬ機影雲の峰 鈴木撫足 春燈 200911  
地曵網雲の峰より手繰り寄す 柴田佐知子 200911  
球児らの声は曲らず雲の峰 山崎靖子 200911  
雲の峰明日の本復うたがはず 風間史子 200911  
ライダーの素顔やさしき雲の峰 相良牧人 200911  
石棺も城垣とせむ雲の峰 北村淳子 ろんど 200911  
あの時のあの悔いひとつ雲の峰 大西よしき ろんど 200911  
雑魚獲りの魞へ舟ゆく雲の峰 根橋宏次 やぶれ傘 200911  
遮断機や柩車を堰きて雲の峰 定梶じょう あを 200911  
波除で波音消ゆる雲の峰 鈴木多枝子 あを 200911  
離陸機が光に変はる雲の峰 小嶋洋子 泡の音色 200912  
二つ目の島は空港雲の峰 塩出眞一 ぐろっけ 200912  
雲の峰抜け雲ひとつなき航路 今橋眞理子 ホトトギス 201001  
入場を待つ選手団雲の峰 八木久江 馬醉木 201001  
雲の峰池塘に風の歩みあり 宮崎高根 201001  
雲の峰突刺す島の噴煙柱 村高卯 201001  
廃校の記念樹聳ゆ雲の峰 青木陽子 酸漿 201003  
雲の峰校舎の屋根に展く海 青木陽子 酸漿 201003  
西山にぐんぐん伸びる雲の峰 滝沢伊代次 万象 201006  
雲の峰北の大地といふ高さ 稲畑廣太郎 ホトトギス 201007  
風神の加勢してゐる雲の峰 稲畑廣太郎 ホトトギス 201007  
行先に立ちはじめたる雲の峰 稲畑汀子 ホトトギス 201007  
稜線にはじまつてゐる雲の峰 稲畑汀子 ホトトギス 201007  
雲の峯より降り来しや水一路 鷹羽狩行 201007 大岳水一路氏に
沖遙か渡れる鳥に雲の峰 ことり 六花 201007  
雲の峰弁財天は膝立てて 遠藤実 あを 201007  
ヤマトなほ南進中なり雲の峰 豊田都峰 京鹿子 201008 呉行
ころの理で石を動かす雲の峰 能村研三 201008  
縦走のなほも高みへ雲の峰 北川英子 201008 祝『山旅』上梓
上出来の半熟卵雲の峰 小澤徳江 遠嶺 201008  
脱藩の龍馬の大志雲の峰 青山正英 201009  
雲の峰子ら吊橋に揺れ残す 市村健夫 馬醉木 201009  
夕映えに心きらきら雲の峰 上原重一 201009  
羅須の意は修羅の逆とや雲の峰 能村研三 201009

 

冒険は地図に始まる雲の峰 安居正浩 201009  
山岳派はた海洋派雲の峰 久染康子 201009  
赤ん坊の尻ひんやりと雲の峰 林昭太郎 201009 雲の峰→ 9

 

2020年7月31日 作成

「俳誌のsalon」でご紹介した俳句を季語別にまとめました。

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