雲の嶺 7    102句

雲の峯きのふに似たる今日も有    白雄

作品
作者
掲載誌
掲載年月
前書その他
ビー玉に楕円はあらず雲の峰 小林朱夏 200711  
山並を超えて孤高の雲の峰 川崎光一郎 京鹿子 200711  
黒い雨の原風景か雲の峰 川崎光一郎 京鹿子 200711  
病床へ力瘤延す雲の峰 岡野峯代 ぐろっけ 200711  
競ふこと終へ雲の峰並び立つ 宮津昭彦 200711  
雲の峰ぐんぐん高し那須五峰 佐治奈津 雨月 200711  
鉄橋の影の刻印雲の峰 鶴見遊太 200711  
屋上に海の香とどく雲の峰 真保喜代子 200711  
背比べして雲の峰東西 丸山敏幸 200711  
外洋へ向き変ふ舳先雲の峰 山本康 200711  
嬰すでに少年のかほ雲の峰 岩岡中正 ホトトギス 200712  
真ん丸に網打つ漁師雲の峰 阿久津勝利 万象 200712  
骨折の左腕に湧いて雲の峰 豊田都峰 京鹿子 200712  
雲の峰甲子園の土詰めて去る 今谷脩 ぐろっけ 200712  
盆栽の樹齢二百年雲の峰 藤原りくを 八千草 200712  
少年の竹刀百振り雲の峰 奥山絢子 風土 200801  
死はいつも我ではなくて雲の峰 掛井 広通 200801  
余生なほ胸の内なる雲の峰 宮本幸子 京鹿子 200801  
陸上部一群の過ぐ雲の峰 平佐和子 京鹿子 200801  
草原と氷河を分つ雲の峰 吉原田鶴子 万象 200803  
シャンプーの朝の泡立ち雲の峰 坪内稔典 坪内稔典句集U 200804  
子に甘き父を通せり雲の峰 柴崎英子 絹の波 200806  
月山は芭蕉の聖地雲の峰 林友次郎 天帝 200806  
雲の峰富嶽と対峙してをりぬ 稲畑廣太郎 ホトトギス 200807  
埠頭いま一船もなき雲の峰 加藤克 200807  
俺が上いや負けるものかと雲の峰 松嶋一洋 200808  
倒立のよろけて雲の峰潰す 小林朱夏 200808  
押し上げて押し上げられて雲の峰 高橋将夫 200808  
水に生まれ水に生きをり雲の峰 近藤公子 200808  
雲の峰背広ネクタイ往診に 坂本俊子 200808  
宇宙の美・儚さをいふ雲の峰 松井のぶ 200808 星出宇宙飛行士
雲の峰布教のごとくひろがり来 齊藤實 200808  
一杯のハワイ・コナー雲の峰 神蔵器 風土 200808  
雲の峰波より波の生れをり 西山美枝子 酸漿 200808  
雲の峰バリアフリーの山の家 金山雅江 春燈 200808  
雲の峰立ち始めたる夕べかな 山田六甲 六花 200808  
古井戸の息吹き返す雲の峰 横松しげる 遠嶺 200809  
多作多捨の珠玉の一句雲の峰 上田繁 遠嶺 200809  
命名に登の字を賜ふ雲の峰 能村研三 200809  
出だし皆主峰狙ひの雲の峰 池田崇 200809  
不器用に生きて金婚雲の峰 安藤しおん 200809  
雲の峰とて衰亡を免がれず 伊藤白潮 200809  
雲の峰困つた貌の羅漢ゐし 青木ちづる 200809  
白線ひく女生徒ふたり雲の峰 米山喜久子 200809  
雲の峰海より湧きて沖の船 米山喜久子 200809  
図書館出づ真つ正面に雲の峰 上原重一 200809  
雲の峰入れて鉄骨組まれけり 徳丸峻二 風土 200809  
赤門の正面医学部雲の峰 宮川みね子 風土 200809  
罔象姫命(みづはめ)の小さき社や雲の峰 内藤静 風土 200809  
水底に砥石泡立つ雲の峰 水井千鶴子 風土 200809  
兄の忌の夜は真青なる雲の峰 山尾玉藻 火星 200809  
雲の峰競争馬の放たれし 岩井ひろこ 火星 200809  
飴色となりし長椅子雲の峰 三角和夫 炎環 200809  
雲の峰睨み飛込台に立つ 柳川晋 200809  
雲の峰釣られし雑魚の腹光る 鎌出隆靖 万象 200809  
海女どちの腹から笑ふ雲の峰 中田みなみ 200809  
天を指す荒彫不動雲の峰 新実貞子 200810  
アポロンの力瘤欲し雲の峰 西宮舞 200810  
上海に出向したり雲の峰 石脇みはる 200810  
農守る家訓三条雲の峰 川口襄 遠嶺 200810  
足跡の消えゆく渚雲の峰 川口襄 遠嶺 200810  
三耳壺の藍の豪胆雲の峰 呉屋菜々 万象 200810  
六尺に臥して玻璃戸の雲の峰 久本久美子 春燈 200810  
バグパイプの音のしさうな雲の峰 小嶋洋子 200810  
雲の峰湧いて頬杖はづせない 井上菜摘子 京鹿子 200810  
筋肉のみな斜交ひや雲の峰 丹羽晶子 炎環 200810  
強がりの後のひとりや雲の峰 一ノ木文子 炎環 200810  
雲の峰眼鏡のくもり肘でふく 浦川聡子 炎環 200810  
その奥に不開の御門雲の峰 奥田順子 火星 200810  
雲の峰まほろばの空ほしいまま 助口弘子 火星 200810  
昨日より百歩ふやして雲の峰 早稲嘉代子 ぐろっけ 200810  
父母も妻も塔婆に雲の峰 鈴木とおる 風土 200810  
御社の千木指すところ雲の峰 大橋晄 雨月 200810  
北摂に高嶺はあらず雲の峰 川崎良平 雨月 200810  
大琵琶を足下に踏まへ雲の峰 中原敏雄 雨月 200810  
ぬた場への拡大コピー雲の峰 吉田明子 200810  
雲の峰鴉静かに飛び立てり 前川明子 200810  
わだつみの兄の墓標や雲の峰 秋葉貞子 やぶれ傘 200810  
遠望の和泉山脈雲の峰 山下青坡 200811  
未来とはまぶしき言葉雲の峰 林和子 200811  
雲の峰の先端真白午後六時 奈佐幸子 200811  
今日富士の見えざるところ雲の峰 嶋田一歩 ホトトギス 200811  
燈台へ波総立ちや雲の峰 中村風信子 馬醉木 200811  
大地蹴る馬の砂塵や雲の峰 鈴木漱玉 馬醉木 200811  
少年は拳で泣きぬ雲の峰 米山のり子 馬醉木 200811  
文明は黄河に興る雲の峰 森竹昭夫 遠嶺 200811  
優勝の弾くる笑顔雲の峰 西氏宣子 遠嶺 200811  
霊園の遠く町見ゆ雲の峰 唐鎌光太郎 ぐろっけ 200811  
建直す校舎にクレーン雲の峰 鈴木庸子 風土 200811  
小流れの澱みに映る雲の峰 渡邉孝彦 やぶれ傘 200811  
遮れるものなき行手雲の峰 安原葉 ホトトギス 200812  
シーツ白ぱちんと雲の峰に干す 岩垣子鹿 ホトトギス 200812  
ぼくたちもきみもあなたも雲の峰 陽山道子 船団 200901  
指先の読む鎌の切れ雲の峰 仲井多美江 京鹿子 200901  
ゴム底のはみ出す靴と雲の峯 瀧春一 深林 200901  
直情は草田男ゆづり雲の峯 鷹羽狩行 200906  
まだ雲の峰ともいへぬそれなりに 稲畑汀子 ホトトギス 200907  
東京の滞在長し雲の峰 稲畑汀子 ホトトギス 200907  
はや雲の峰立つ日々となりにけり 稲畑汀子 ホトトギス 200907  
雲の峰崩し一雨欲しきかな 稲畑汀子 ホトトギス 200907  
線香の煙の果の雲の峰 竹貫示虹 京鹿子 200907  
高々と雲の峰あり青田風 ことり 六花 200907 雲の峰→ 8

 

2019年7月30日 作成

「俳誌のsalon」でご紹介した俳句を季語別にまとめました。

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