雲の峰 2            100句

雲の峰音たてて貨車つながりぬ    秋山牧車

作品
作者
掲載誌
掲載年月
前書その他
棟梁の鎖骨折れたる雲の峰 今城知子 船団 200105  
汐しづくして海女通る雲の峰 ほんだゆき 馬酔木 200107  
富士晴れてゐても変幻雲の峰 稲畑汀子 ホトトギス 200107  
来るたびに道ととのへり雲の峰 稲畑汀子 ホトトギス 200107  
何よりも気ままがよけれ雲の峰 保坂加津夫 いろり 200107  
返信のふくらむ封書雲の峰 侭田伊都希 いろり 200107  
当日券残り僅少雲の峰 松本康司 銀化 200107  
雲の峰出土の古代耳飾 玉川悠 遠嶺 200107  
離陸して十分抜けし雲の峰 稲畑汀子 ホトトギス 200108  
計画の一転二転雲の峰 稲畑汀子 ホトトギス 200108  
雲の峰針魚の群れの一列に 大串章 百鳥 200108  
雲の峰師の求めたる道はるか 小澤克己 遠嶺 200108  
雲の峰のつぺらばうのまま崩れ 木下仁司 200109  
雲の峰袋小路の真田みち 池田光子 風土 200109  
雲の峰渡し呼ぶ声あがりたる 吉田島江 火星 200109  
値くづれの竿売のこゑ雲の峰 松井のぶ 200109  
笹舟を一艘遣らむ雲の峰 森麟 銀化 200109  
ぶつかって考えやうか雲の峰 松沢久子 いろり 200109  
ふる里も疎遠になりぬ雲の峰 山本潤子 いろり 200109  
百枚の畳入れ替ふ雲の峰 南うみを 風土 200110  
平原を騎影のいそぐ雲の峰 小澤克己 遠嶺 200110  
はびこりし蔓の先端雲の峰 山田禮子 遠嶺 200110  
牧牛の動くともなし雲の峰 戸村よねこ 遠嶺 200110  
雲の峰宝探しの地図開く 高畑信子 遠嶺 200110  
噴煙の那須岳ふまへ雲の峰 長島惠吉 遠嶺 200110  
雲の峰病むひとのため白湯沸かす 山本三樹夫 百鳥 200110  
雲の峰ファーストサーブ決まりけり 山県照江 百鳥 200110  
続投に沸くスタンドや雲の峰 岡田万壽美 俳句通信 200110  
信じ合ひゐて黙すなり雲の峰 岡田千代子 200110  
番犬の目覚めて大き雲の峰 上原若子 200110  
根気よき発掘の徒や雲の峰 大石よし子 雨月 200110  
雲の峰意気軒昂の姿勢見す 藤田誉子 雨月 200110  
桜島の噴煙呑みし雲の峰 藤田誉子 雨月 200110  
黙黙と子が船を塗る雲の峰 安達実生子 200111  
子を乗せし絶叫マシン雲の峰 山下佳子 200111  
草原の沖に来てをり雲の峰 内藤紀子 遠嶺 200111  
雲の峰ラケット大きく振りにけり 山下寿祇子 遠嶺 200111  
店頭に軍記戦記や雲の峰 杉沢とみを 百鳥 200111  
試験農場蛇口ずらりと雲の峰 小山道子 百鳥 200111  
伸べし手に牛の横目や雲の峰 小山道子 百鳥 200111  
一万歩に届かざりけり雲の峰 幡江美智子 百鳥 200111  
雲の峰女子学生の眉細き 野澤あき 火星 200111  
雲の峰出雲風土記の只一巻 嵯峨根鈴子 火星 200111  
雲の峰真正面へ帆も高く 豊田都峰 京鹿子 200111  
雲の峰入り日に映えて振りむきぬ 木戸波留子 いろり 200111  
ヨットハーバー屏風囲みの雲の峯 窪田佳津子 雨月 200111  
馬駆くる北の大地や雲の峰 岡淑子 雨月 200111  
白球を雲の峰まで飛ばすべし 俳句甲子園 200111  
家住期や畳のうへの雲の峰 小形さとる 200111  
牧場は利根の堤よ雲の峯 福田町子 春耕 200111  
雲の峰烏城の鯱も反りを増し 岡野峯代 ぐろっけ 200111  
雲の峰崩れゆく様見てあかず 前川信子 ぐろっけ 200111  
月山をはるかにしたる雲の峰 園田牛子 ホトトギス 200112  
ぐいぐいと海を引つぱる雲の峰 大上武 百鳥 200112  
雲の峰決勝戦の笛を吹く 小山内巌 百鳥 200112  
雲の峰生きる証の句集生る 川端和子 星月夜 200112  
父亡くてもろもろの恩雲の峰 武藤嘉子 200201  
シルクロード峠は雪や雲の峯 野原培子 春耕 200202  
「守銭奴」の定夫のレリーフ雲の峰 西田もとつぐ 船団 200202  
赤松の樹間に湧きて雲の峰 加瀬美代子 200202  
何ひとつ置かぬ文机雲の峰 小澤克己 遠嶺 200207  
雲の峰千佛を吐く空也像 西田もとつぐ 雲の峯 200207 六波羅蜜寺
木片となりし仏や雲の峰 岡本まち子 馬醉木 200208  
糶る声の呪文めきたる雲の峰 大串章 百鳥 200208  
見通しに東京駅や雲の峰 中谷葉留 風土 200208  
水軍の島従へし雲の峰 吉田王里 風土 200208  
雲の峰風吹くのみの町展け 宮津昭彦 200208 天童
世の神話くづれやすしよ雲の峰 島貫アキ子 銀化 200208  
赫々と地の果の見え雲の峯 池田草曷 雨月 200208  
雲の峰驚くことはなにもなし 高橋将夫 200208  
雲の峰四国三郎ゆったりと 中川晴美 雲の峰 200208  
雲の峰片腹突く替釦 赤座典子 あを 200208  
雲の峯一つ崩れて皆崩る 宮原みさを 花月亭 200208  
帰省子の留守の日多し雲の峰 波田美智子 をりをりに 200208  
無限の涛くり出してゐる雲の峰 松井のぶ 200209  
歯にあてて割箸割りぬ雲の峰 神蔵器 風土 200209  
農小屋をトラクター出づ雲の峰 柘植征四郎 風土 200209  
海女の子の木登り上手雲の峰 久松久子 百鳥 200209  
牧草のロールころがり雲の峰 田口紅子 200209  
千刈の水源ゆたか雲の峰 長谷川通子 雲の峰 200209  
眼前に還らぬ領土雲の峰 於久昭臣 雲の峰 200209  
息荒らく水飲む犬や雲の峰 三好幸子 雲の峰 200209  
湿原に大き靴跡雲の峰 水野あき子 遠嶺 200209  
捕はれし水の暗さや雲の峰 土岐明子 遠嶺 200209  
在りし日の父のこゑする雲の峰 橋口寛子 遠嶺 200209  
虹子死す電光ニュース雲の峰 島すが子 200209  
海までは渋滞二キロ雲の峰 藤井基史 帆船 200209  
息継ぎの上手に出来て雲の峰 朱間繭生 銀化 200209  
渾身の嬰が立ち上がる雲の峰 島貫アキ子 銀化 200209  
雲の峰分校と肩並べをり 村田さだ子 酸漿 200209  
焼岳のその上の上雲の峰 須賀敏子 あを 200209  
雲の峯密航船にのしかかる 泉田秋硯 200210  
余生なほ進行形よ雲の峰 山口順子 200210  
たましひの後山をのぼる雲の峰 神蔵器 風土 200210  
左右を指すトーテンポール雲の峰 中谷葉留 風土 200210  
雲の峰バツクの幼時写真愛づ 小林清之介 風土 200210  
高台に「愛育病院」雲の峰 山路紀子 風土 200210  
夕日射す山の背に雲の峰 平田紀美子 風土 200210  
動く歩道尽きて新宿雲の峰 川崎妙子 風土 200210  
置き去りのやうな巨船や雲の峰 谷えり子 200210 雲の峰 3→

 

2019年7月25日 作成

「俳誌のsalon」でご紹介した俳句を季語別にまとめました。

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