氷 5 25句
|
|||
作品 |
作者 |
掲載誌 |
掲載年月 |
御手洗の柄杓咬みつく厚氷 | 石川幸子 | 馬醉木 | 201804 |
氷踏む櫛稲田姫の社かな | 竹中一花 | 槐 | 201804 |
さざ波に洗はれてゐる初氷 | 笹村政子 | 六花 | 201804 |
小気味よく氷上わたる烏かな | 瀬川公撃 | 槐 | 201805 |
きつぱりと神の青空初氷 | 古賀しぐれ | ホトトギス | 201805 |
蹲ばひの氷りて猫はあとずさり | 大内幸子 | 六花 | 201805 |
蝙蝠の翼ひろげて間氷期 | 阪野基道 | 船団 | 201809 |
暁の微光に震ふ初氷 | 村上葉子 | 沖 | 201903 |
虹彩の碧く澄みたる結氷湖 | 夏生一暁 | 馬醉木 | 201904 |
禅僧の草履のしづく氷りをり | 岩木茂 | 風土 | 201904 |
踏み割れば天へかがやく氷かな | 小田嶋野笛 | 末黒野 | 201904 |
切り出しの天然氷透きに透き | 五十畑悦雄 | 沖 | 201904 |
結氷の湖の満月一会とも | 藤原照子 | 沖 | 201904 |
鳥ごゑの鋭どくなりし結氷期 | 石田阿畏子 | 馬醉木 | 201904 |
三つ星の正しきひかり結氷期 | 服部早苗 | 空 | 201906 |
朝まだき窓の氷の羽毛めく | 中田みなみ | 空 | 201906 |
氷張る岸辺もあらむ冬銀河 | 斉藤マキ子 | 末黒野 | 202002 |
沈むべきものは沈めて初氷 | 大矢恒彦 | 沖 | 202003 |
飛行雲北に向いたり砕氷船 | 大日向幸江 | あを | 202003 |
龍太亡し氷の中の龍の玉 | 岩木茂 | 風土 | 202004 |
妙義嶺の氷刃照らす八日月 | 半田順子 | 馬醉木 | 202004 |
厚氷どうでも靴の割りたがる | 近藤喜子 | 槐 | 202004 |
紐状のもの閉ぢこめて初氷 | 服部早苗 | 空 | 202005 |
終電の過ぐるホームや月氷り | 高木邦雄 | 末黒野 | 202005 |
遠茜氷の溶ける音のして | 国分千恵 | 風土 | 202010 |
氷→ 1 |
2020年12月18日 作成
「俳誌のsalon」でご紹介した俳句を季語別にまとめました。
「年月」の最初の4桁が西暦あとの2桁が月を表しています。
注意して作成しておりますが文字化け脱字などありましたらお知らせ下さい。
ご希望の季語がございましたら haisi@haisi.com 迄メール下さい。