木の実 5          100句

木の実落つレモンスカッシュほかいろいろ   田沼文雄   ザ・俳句

作品
作者
掲載誌
掲載年月
前書他
曼荼羅の森の木の実の落つる音 本多俊子 200511  
木の実ごま回し齢をかへりみる 大串章 百鳥 200511  
木の実はね茸は謳ふ苔の森 森理和 あを 200511  
をさな児に小鳥に栗鼠に木の実落つ 森理和 あを 200511  
国生みの島の木の実を持ち帰る 有吉桜雲 200512  
あきるてふことなき子らの木の実独楽 平子公一 馬醉木 200512  
車椅子木の実落つ音聴きに行く 村越化石 200512  
木の実独楽に森の記憶を閉ぢこめし 中尾公彦 200512  
黙深き山の身ぶるひ木の実雨 安藤しおん 200512  
人の世に木の実降りをり雨降りをり 竹内悦子 200512  
継ぎはぎの縄文土器よ木の実落つ 前田美恵子 200512  
木の実落つ遺跡掘女の前後 守屋井蛙 酸漿 200512  
諍ふも奢りの内や木の実独楽 大房帝子 酸漿 200512  
木の実落つ一度つきりの音たてて 木内美保子 六花 200512  
遊ぶ子のポケット木の実あふれをり 上野恵津子 築港 200512  
里の子の歌ふや木の実降りやまず 吉澤利治 遠嶺 200601  
木の実落つ杜に鋭き鳥の声 酒井美津 遠嶺 200601  
木の実踏みその呟きをたのしめり 泉田秋硯 200601  
木の実雨はけの水音と光り合ふ 松村多美 四葩 200601  
強風にドレミファソラシド木の実落つ 行則ミヤ子 四葩 200601  
木の実踏んで多佳子久女をはるかにす 福井隆子 対岸 200601  
風の後押し元気よく木の実降る 岡崎桂子 対岸 200601  
園児らの目こぼれ木の実拾ひけり 望月澄子 対岸 200601  
結論は終章にあり木の実落つ 五十嵐暢子 対岸 200601  
木の実独楽銀河の渦も回りをる 高橋将夫 200601  
吉祥天の朱唇の黙や木の実落つ 尾野奈津子 春燈 200601  
母校跡相撲場あたり木の実落つ 白神知恵子 春燈 200601  
木の実独楽毒づくやうに歪みけり 辻兎夢 200601  
未来持つ子に拾はれてゆく木の実 村越化石 200601  
木の実雨まことの雨を誘ひだす 鷹羽狩行 200601

吹田・

自然文化園

空襲に遁れし林木の実降る 堀口希望 200601  
廃れ窯覗く木の実を踏みしめて 山本漾子 雨月 200601  
追憶の中に廻れる木の実独楽 稲次登美子 雨月 200601  
木の実落つ巨大な箱の中に御所 柴田久子 風土 200601  
大の字を山に木の実の降りにけり 岩田都女 風土 200601  
木の実降る病まざる身にも病む身にも 奥田弦鬼 風土 200601  
帽取りて正しき会釈木の実降る 生田恵美子 風土 200601  
木の実散る思ひ思ひの音たてて 木内美保子 六花 200601  
ポケットに木の実と小さき鉛筆と 中村智恵子 200601  
名刹の木の実時雨に立ち尽くす 淵脇護 河鹿 200602  
独楽として命のあらたなる木の実 原三猿子 ホトトギス 200602  
木の実植う育つ未来のあることを 稲畑汀子 ホトトギス 200602  
身ほとりのほとけのこゑや木の実落つ 西村純太 200602  
夢の世も木の実降る降るこのきらら 西村純太 200602  
木の実降る天降石や法の山 谷村幸子 200602  
切株に年輪しかと木の実落つ 大串若竹 百鳥 200602  
木の実落つ野猿についてゆく小道 石山惠子 遠嶺 200602  
園児らの走り寄りては木の実降る 小沢喜美子 遠嶺 200602  
耳成の山の神韻木の実降る 上谷昌憲 200602  
ありつたけ木の実拾ひて温もりぬ 瀬戸かづこ 200602  
木の実展試食の椎の実うまかりし 奥村香都子 四葩 200602  
木の実独楽作りてよりの闘志かな 下平しづ子 雨月 200602  
大あばれ素戔鳴尊さまの木の実独楽 森脇貞子 雨月 200602  
突風に攫はれ木の実木の葉飛ぶ 大石喜美子 雨月 200602  
重心の適ふとはこれ木の実独楽 足立典子 雨月 200602  
音たてて落つる木の実や独歩の碑 宇佐美ゆき 酸漿 200602  
木の実径幼なポケット膨らませ 木野裕美 ぐろっけ 200602  
経糸を抜けば木の実の降りやまず 井上菜摘子 京鹿子 200602  
木の実降る人の気配を感じをり 池崎るり子 六花 200602  
車道まで飛び出して来る木の実かな 池崎るり子 六花 200602  
木の実雨露天風呂にも暮れ近し 池崎るり子 六花 200602  
木の実雨驚く人に驚きぬ 永田勇 六花 200602  
木の実独楽大きく掻いて止まりけり 永田勇 六花 200602  
木の実降る綾子の句碑は御影石 梅村五月 栴檀 200602  
木の実降る両手もがれし仁王像 中元英雄 河鹿 200603  
岩に落つ音して木の実しぐれかな 中元英雄 河鹿 200603  
一陣の木の実しぐれや仁王門 中元英雄 河鹿 200603  
木の実降る森の気吹となつてをり 中元英雄 河鹿 200603  
いかほどの木の実踏みしや寺領跡 有島夛美 河鹿 200603  
しろがねのひかりを放ち木の実落つ 西宮舞 200603  
神の意か木の実がわれの背を打つは 中桐葉子 春燈 200603  
波音を円心にして木の実落つ 奥村邦子 200603  
木の実落つ石燈籠にはじかれつ 谷村祐治 雨月 200603  
刻々と変はりゆく世に木の実植う 大串章 百鳥 200605  
木の実植ゑ我が記念樹と思ひをり 岡崎真子 百鳥 200605  
木の実落つ人目を忍ぶ場にゆかば ことり 六花 200605  
新しい出合ひはじまる木の実坂 丸山佳子 京鹿子 200609  
祝福の木の実しぐれと思ひけり 鷹羽狩行 200611

十月五日

満七十六歳

公園の童話朗読木の実落つ 内藤美重子 酸漿 200611  
行く道に木の実ひた降る無言館 石原光徳 酸漿 200611  
できたての轍なりけり木の実降る 荒井千佐代 200611  
木の実など手ぐさグリーンの空くを待つ 鷹羽狩行 200612  
赤仁王どんぐりまなこ木の実降る 中山純子 万象 200612  
アユタヤの廃墟常世の木の実落つ 井村和子 万象 200612  
木の実坂山彦君はいまどこに 丸山佳子 京鹿子 200612  
鶏の放ち飼ひあり木の実降る 松下八重美 200612  
木琴の音のまろびに木の実降る 中川芳子 200612  
童心のいまもこの世に木の実雨 小澤克己 遠嶺 200612  
大振りの木の実大きく弾み落つ 石垣幸子 雨月 200612  
ま青なる木の実拾うて神の山 助口弘子 火星 200612  
木の実落つ水琴窟を覗くたび 奥田順子 火星 200612  
木の実降る音を肴に円座かな 南うみを 風土 200612  
山雀のゑごの木の実によき日和 渡辺玄子 酸漿 200612  
ぐうの掌の木の実はどちら児と遊び 隅田享子 200701  
木の実降る坂のぼりつめ無言館 山下佳子 馬醉木 200701  
退院の子に喜びの木の実降る 横田初美 春燈 200701  
坐して拝す九体仏や木の実降る 岡田宜紀 春燈 200701  
急流へ落つときめたる木の実かな 山田禮子 遠嶺 200701  
木の実落つ裏見の滝へゆく小径 木暮剛平 万象 200701  
幼な子のどの拳にも木の実かな 大坪景章 万象 200701 木の実 6→

2019年10月28日 作成

「俳誌のsalon」でご紹介した俳句を季語別にまとめました。

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