小 春 7      122句

小春日の地より出でたる棕櫚の縄   福田甲子雄   俳句

作品
作者
掲載誌
掲載年月
前書他
登四郎に師系山脈小春凪 能村研三 201012

「俳人・

能村登四郎の

水脈」展

小春日やをとこ盛りの犬に艶 塩路隆子 201101  
小春日や大津百町市の立ち 竹内悦子 201101  
小春日の赤子のひとり語りかな 松岡和子 201101  
天上に出入口なき小春かな 塩路五郎 201101  
小春の日老若こぞり大極殿 増田一代 201101  
エコパッグ配られてゐる街小春 森下康子 201101  
小春日や咀嚼の牛の横座り 黒坂紫陽子 馬醉木 201101  
小春日のうるうる鑑真和上の眼 延広禎一 201101  
止め石に縄の十文字小春かな 神蔵器 風土 201101  
童謡と遊ぶ小春の介護園 岡野ひろ子 201101  
懐に小春入れたる散歩かな 中島玉五郎 201101  
機内画面に小春日の滑走路 千田百里 201101  
小春日や伸び縮みする脳の襞 辻直美 201101  
背にねむる一つのいのち小春風 鈴鹿仁 京鹿子 201101  
寺小春古りし魚板の罅深む 佐藤千恵 京鹿子 201101  
出来るだけ小春日和の顔でゐやう 吉田星子 京鹿子 201101  
小春日や吾も茶臼山制したる 大橋晄 雨月 201101  
蚤の市足の踏み場も無き小春 吉村摂護 201101  
小春日や鯉の大口人を恋ふ 早崎泰江 あを 201101  
四阿に先客のゐる小春かな 吉成美代子 あを 201101  
大江戸線深きところから出て小春 木村茂登子 あを 201101  
清澄の小春を遊ぶ鴨と鷺 木村茂登子 あを 201101  
涼亭へ向かふ小春の磯渡り 木村茂登子 あを 201101  
一湾にどかと居座る小春凪 大島みよし 201102  
笑ひ仏目路に小春の握り飯 鈴木照子 201102  
松陰のひそみし港小春凪 坂上香菜 201102  
小春日や猫は背伸びを大胆に 宮崎左智子 201102  
小春日や並ぶ笑顔の道祖神 前川ユキ子 201102  
小春日や仏の慈眼胸に沁み 桂敦子 201102  
祇園街濡れて小春の石畳 五十嵐勉 201102  
小春日や鴟尾に女帝の夢の果 宮田香 201102  
小春日や川にこぼるる橋の影 山内四郎 春燈 201102  
気儘なる身に余りたる小春かな 府川昭子 春燈 201102  
百歳の母笑み給ふ小春かな 常慶和久 201102  
朝粥のおかはり京の小春かな 宮川みね子 風土 201102  
筑波よりこぼるる夜雨の唄小春 鳴下昭 201102  
小春日のなほ熟考のロダン像 米山喜久子 201102  
嫁ぐ子の包丁揃ふ小春かな 和田政子 201102  
またぐいと伸びて小春のスカイツリー 大木清美子 201102  
小春日や豆腐屋の笛まのびして 塩千恵子 201102  
江戸川の蛇行大らか小春かな 森聖子 201102  
小春日の自分に宛てて書く葉書 高田令子 201102  
小町麩のとろり小春の鯉の口 宇都宮敦子 201102  
鯉が鯉するりと越ゆる小春かな 宇都宮敦子 201102  
放し飼ひの卵を探す小春かな 吉田政江 201102  
小春日やスー・チーさんの髪飾り 鳥居秀雄 201102  
鼓笛隊の肩章ひかり小春かな 上田玲子 201102  
船かげは波ににじまず波止小春 和田照海 京鹿子 201102  
小春日をのがさじと試歩に精を出す 山田をがたま 京鹿子 201102  
黙祷を小春に忘れ千鳥ケ淵 伊藤希眸 京鹿子 201102  
仁王の足ふつくら黙し小春なり 伊藤希眸 京鹿子 201102  
小春日和ゴミ分別の行き届き 田中貞雄 ろんど 201102  
堪忍のありて知足の小春かな 松木ひろ ろんど 201102  
蕉翁の墨痕今に小春の日 竹田ひろ子 ろんど 201102  
小春日や飛行機雲の重なりぬ 竹田ひろ子 ろんど 201102  
小春日や嬰とふ宝授かりぬ 片岡良子 雨月 201102  
中国語行ける小春の渡月橋 金澤明子 火星 201102  
小春日や奉行所跡の信号機 田中文治 火星 201102  
砂利船の河岸にきしめる小春かな 助口もも 火星 201102  
煉瓦倉庫続く港の小春かな 大川暉美 末黒野 201102  
小春日や旅の雑誌に思ひのせ 上野幸枝 末黒野 201102  
母の忌の仏具を磨く小春かな 中島霞 ぐろっけ 201102  
やうやくに針孔を通せり縁小春 野口喜久子 ぐろっけ 201102  
小春凪鼻唄まじりピザを焼く 林美智 ぐろっけ 201102  
よく透る祝詞小春の地鎮祭 鈴木愛子 ぐろっけ 201102  
小春日や幼の一歩また一歩 伊藤一枝 酸漿 201102  
小春日や電車三駅の寺参り 伊藤一枝 酸漿 201102  
勤行の声の漏れくる小春かな 青木政江 酸漿 201102  
小春日の茱萸にさざめき手が伸びる 浅野恵美子 酸漿 201102  
小春旅峠の茶屋の火の匂ひ 東芳子 酸漿 201102  
小春日や庭の小鳥のにぎはしき 池田いつ子 酸漿 201102  
小春日の動物園の腹時計 佐藤喜孝 あを 201102  
小春日や鯨干さるる安房の國 小池一司 やぶれ傘 201102  
小春日やはち切れさうな飛行船 橋本美代 やぶれ傘 201102  
医療ミスありし児歩む小春の日 福田かよ子 ぐろっけ 201102  
猫の目のゆるりと閉づる小春かな 村上絢子 馬醉木 201103  
沖小春つまみ上げたる如き島 清海信子 末黒野 201103  
鳥ごゑの木々をこぼるる小春かな 黒滝志麻子 末黒野 201103  
しんがりと先頭に保母小春かな 吉田きみえ 末黒野 201103  
思はざる人に訪はるる小春かな 大橋伊佐子 末黒野 201103  
小春日の犬猫土中に虫けら達 中山純子 万象 201103  
釣舟の歓声は何湖小春 竹内喜代子 雨月 201103  
毛綱とふ門徒の絆寺小春 竹内喜代子 雨月 201103  
城は小春の故郷の廃家口ずさみ 栗山恵子 雨月 201103  
良き話とは小春日のやうなもの 上原恒子 雨月 201103  
舟下り大歩危小歩危小春かな 川村欽子 雨月 201103  
小春日の忍者の町の散髪屋 竹下昭子 ぐろっけ 201103  
醤油の香漂う湯浅小春凪 大西和子 ぐろっけ 201103  
小春日の玉砂利に和す雅楽の音 井上あき子 ぐろっけ 201103  
外に出れば箒持つ癖庭小春 城下明美 ぐろっけ 201103  
鍵盤小春指の先より音符出て すずき巴里 ろんど 201103  
小春日や昔の並ぶござれ市 井口初江 酸漿 201103  
小春日の三日続きの窓を拭く 森山のりこ あを 201103  
子規庵の隠れ家めいて路地小春 和田絢子 春燈 201104 根岸
国栖奏の宮へ小春の川渡る 佐野和子 万象 201104  
小春日や泣く子の背中とんとんとん 苑実耶 201104  
小春日や旅の半ばに足湯して 樋口みのぶ 201104  
からまつの葉の降る小春日和かな 藤井美晴 やぶれ傘 201104  
遠く海小春の坂を下りゅく 國保八江 やぶれ傘 201104  
折鶴の山折りに反る小春かな 神田小夜子 ろんど 201104  
暮るる海ゆらりと寄せる小春凪 鎌倉喜久恵 あを 201104  
島の墓地尽きて熔岩原小春凪 大木さつき ホトトギス 201105  
小春とは水輪ひろがるごとくかな 岩岡中正 ホトトギス 201105  
楽しみは小春の嵯峨野人群れて 浅井靑陽子 ホトトギス 201105  
小春日や丸き日差しのすぐ逃げて 秋葉貞子 やぶれ傘 201106  
背に受ける小春の日差し緋毛氈 有賀昌子 やぶれ傘 201106  
碑を巡る醤の町小春 竹内悦子 ちちろ虫 201108 龍野
小春日に震災義援寄付をする 武智恭子 ぐろっけ 201108  
小春日や外さずにおく腕まくら コ田千鶴子 花の翼 201111  
縁側の父と母との小春かな コ田千鶴子 花の翼 201111  
ぬつと現れさうな小春でありにけり 稲畑廣太郎 ホトトギス 201111

藤田あけ烏

氏を偲ぶ会

引導の鐘小春日を引つ張れり 稲畑廣太郎 ホトトギス 201111  
小春日や今宵星空期持して 稲畑廣太郎 ホトトギス 201111  
百獣の王小春日に沈没す 稲畑廣太郎 ホトトギス 201111  
島の猫人なつこくて小春かな あさなが捷 201111  
小春日の藍のつぶやき甕に満つ 竹貫示虹 京鹿子 201111  
小春日の恵み賜るリフトバス 鳥居おさむ ろんど 201111  
小春日に櫓柱の手斧あと 長谷川鮎 ぐろっけ 201111  
狭間閉じ天秤櫓小春なり 長谷川鮎 ぐろっけ 201111  
堂内に小春日の洩る隙間あり 長谷川鮎 ぐろっけ 201111  
この面の小春心をあけくれに  竹下陶子 ホトトギス 201112 小春 →8

2019年11月4日 作成

「俳誌のsalon」でご紹介した俳句を季語別にまとめました。

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