桐の花 4      100句

これほどにあした恋はるる桐の花   長谷部朝子   暖流

作品
作者
掲載誌
掲載年月
前書その他
三人のサリーの女桐の花 篠田純子 あを 200607  
長江もセーヌも知らず桐の花 田中藤穂 あを 200607  
正調五木聴く人黙し桐咲けり 林美水流 河鹿 200608  
桐の花心の向きをかへてみる 三沢蘭 遠嶺 200608  
花桐や六波羅蜜寺僧一人 奥山絢子 風土 200608  
花桐や眉間広がる空なりし 岩月優美子 200608  
神鏡に風わたるなり桐の花 近藤きくえ 200608  
桐咲けり同級生にアイヌの子 中村恭子 200608  
みづうみに高波のある桐の花 杉浦典子 火星 200608  
桐咲いてしばらく父と歩きけり 城孝子 火星 200608  
友達の家に嬰生る桐の花 高尾豊子 火星 200608  
桐の花喜寿の一行旅にあり 伊藤マサ子 ぐろっけ 200608  
桐の花母に告げたきことのあり 東口博美 酸漿 200608  
桐の花母のかたみのセルの色 関戸国子 酸漿 200608  
夫と見し北京並木の桐の花 内藤順子 酸漿 200608  
雨がちの空にいつしか桐咲けり 永見嘉敏 酸漿 200608  
花桐は愁ふる空の耳かざり 田中涼子 八千草 200608  
寝不足と思ふ花桐仰ぐ時 坪井洋子 200608  
桐の花きれいな空でありにけり 冨田正吉 200608  
間口税かかりしむかし桐の花 向井由利子 200609  
書淫の眼高みへ桐の花ひらく 細江久美子 春燈 200609  
桐の花芙美子旧居は坂がかり 荻野嘉代子 春燈 200609  
桐の花鬼面は口を閉ざしたる 佐藤秀 春燈 200609  
病める眼にも紀州は遠し桐の花 八木柊一郎 ぐろっけ 200609  
すたれたる機町に咲く桐の花 兼子栄子 酸漿 200609  
納骨の旅の支度や桐の花 亀卦川茂男 200609  
火の見より高く高くと桐の花 大坪景章 万象 200610  
住職は母と同級桐の花 赤木真理 ぐろっけ 200610  
桐の花長押に亡父の魚拓かな 芦川まり 八千草 200611  
桐の花木曽の峠の高曇り 清水けい子 八千草 200612  
桐の花遠く見つづけ雨になる 松本鷹根 京鹿子 200701  
桐咲くや雲垂れこめし信濃口 小山梧雨 200703  
洗ひ干す座職の筆や桐の花 大宮広子 万象合同句集 200703  
上皇の島に昼月桐の花 坂上香菜 時流 200703  
忌の酒を縁へもちだす桐の花 山尾玉藻 火星 200706  
夕影やすでに色なき桐の花 瀧春一 200706  
桐咲いて低き飼屋の二階かな 瀧春一 200706  
古り住みしわが家とおもふ桐の花 瀧春一 200706  
桐の花信ずる明日の絆かな 木山杏理 京鹿子 200707  
恰好な曇り加減に桐咲けり 能村研三 200707  
白鹿原ところきらはず桐咲けり 松崎鉄之介 200707  
桐の花川さかのぼる舟の絶え 服部早苗 200707  
桐咲くや蒸汽船行く神田川 三井公子 酸漿 200707  
今にして母の寸言桐の花 宮脇ちづる 200708  
観音の頭の仏桐の花 中野京子 200708  
父母の世に近しとあふぐ桐の花 桑原レイ 200708  
沢畑の水音聞きて桐咲けり 高久清美 200708  
疎開地や知る人もなき桐の花 山川好美 春燈 200708  
言霊は御簾の向かうに桐の花 橋本良子 遠嶺 200708  
目録の読めぬ漢字や桐の花 高尾豊子 火星 200708  
桐咲ける城や自刃は女子にまで 谷村祐治 雨月 200708  
武家屋敷多き津和野の桐の花 上原恒子 雨月 200708  
桐の花昨日が遠くなりしかな 生方ふよう 200708  
夕空の遠くなりたる桐の花 丹羽啓子 馬醉木 200708  
晩学に軽き日あらず桐の花 宮野照子 馬醉木 200708  
桐の花つくば路いつもやさしかり 池田光子 200709  
ひき返す用に恵まれ桐の花 戸田和子 200709  
花桐や雨の信濃を恋うてをり 小宮山勇 遠嶺 200709  
杖となる覚悟を問ふや桐の花 永田歌子 遠嶺 200709  
一人居に慣れてさびしよ桐咲けり 植松克枝 200709  
夕空の藍に融けゆく桐の花 木内美保子 六花 200709  
桐咲くやをんなの月日またたく間 ほんだゆき 馬醉木 200710  
神は色惜しみて咲かせ桐の花 嶋田摩耶子 ホトトギス 200710  
ダム囲む山ほつほつと桐の花 真木朝実 万象 200711  
ハイウエイ捉えしものに桐の花 森一枝 八千草 200712  
桐の花身丈にあまる縄梯子 木山杏理 京鹿子 200801  
愛はなお青くて痛くて桐の花 坪内稔典 坪内稔典句集U 200804  
一日の遠方にあり桐の花 坪内稔典 坪内稔典句集U 200804  
四五本の桐咲き残る宿舎跡 朝妻力 雲の峰 200806  
散る兵に桐の花など咲いている 谷山花猿 頂点 200806  
一水に禅の感応桐の花 林友次郎 天帝 200806  
老いの身に為すことあらむ桐の花 西垣順子 200807  
桐咲くや玲瓏として鳥の声 小野喬樹 馬醉木 200807  
書きなづむ母への手紙桐咲けり 石本百合子 馬醉木 200807  
歯切れよき医師の言葉や桐の花 吉田陽代 200807  
偕老は富貴にまさり桐の花 鈴掛穂 200807  
返照の夕日の中や桐の花 青木陽子 酸漿 200807  
信州の魁夷の緑桐咲けり 原田敦子 酸漿 200807  
血縁のうとましき日や桐の花 竹内弘子 あを 200807  
桐の花咲き出し広き駐車場 田中藤穂 あを 200807  
桐の花手庇などをしてあはれ 青山丈 200807  
桐咲いて紫雲のごとし母の墓 三嶋隆英 馬醉木 200808  
桐の花夕の帷に凛と咲く 増田一代 200808  
肩寄せて住める越人桐の花 泉田秋硯 200808 福井吟行
泣きそうな空に彩なす桐の花 上原朝子 200808  
家具店の廃業を知る桐の花 池田光子 200808  
ふと仰ぐ高さに咲けり桐の花 羽賀恭子 200808  
花桐や蘇州運河の五千年 岩淵彰 遠嶺 200808  
ほろほろとみんな去りゆく桐の花 あさなが捷 200808  
赤れんがの街中ゆけり桐の花 谷村幸子 200808  
天上へ死者差し上ぐる桐の花 辻美奈子 200808  
桐の花孤高の位置へみんな逝く 松井のぶ 200808  
桐の花入院の荷の嵩ばかり 戸田和子 200808  
桐の花夕明界の尊くて 戸田和子 200808  
桐咲くやいつもおにぎり作る人 高橋道子 200808  
桐咲いて賀茂の社は祭まへ 大竹淑子 風土 200808  
明史亡き丹後の海よ桐咲けり 林いづみ 風土 200808  
翠黛の京都五山や桐の花 奥山絢子 風土 200808  
桐の花一憂いつも身に添へる 中野八重子 火星 200808  
山畑の畝くつきりと桐の花 阿久津勝利 万象 200808 桐の花 5→

 

2014年5月25日 作成

「俳誌のsalon」でご紹介した俳句を季語別にまとめました。

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