絹 莢      16句

莢豌豆  絹莢

作品
作者
掲載誌
掲載年月
絹莢の絹の糸屑溜りけり 梅本豹太 199901
絹莢の筋ほどのこと気にしをり 石田きよし 200608
絹さやの筋を引きつつ拉致のこと 土屋利之 ぐろっけ 200608
絹莢摘む幼き日々の青臭き 中野英歩 八千草 200612
絹莢のやはらかきこと云ひ合ひぬ 遠山みち子 200708
絹さやの筋取り乍ら打解ける 田原陽子 200708
絹莢の実を透きとほる寒日差 荒井和昭 200904
初摘みの絹莢旅に五つほど 荒井和昭 200904
葉の陰に絹莢のやや身重なる 石田きよし 200908
滾らせてより絹莢のあを放つ 中田のぶ子 ろんど 201009
自由とはいま絹莢の筋取つて 柴崎英子 201408
心憂き日や絹莢に細き糸 栗原公子 銀の笛 201612
放心や絹莢の筋溜まりをり 笠井敦子 201709
絹莢の花に薄日が差しきたる 渡邉孝彦 やぶれ傘 202007
朝採りの絹莢貰ひ戻りけり 森美佐子 やぶれ傘 202009
絹莢の色も摘みとり夕餉にす 小澤えみ子 202209

 

2023年5月15日 作成

「俳誌のsalon」でご紹介した俳句を季語別にまとめました。

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