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作品
作者
掲載誌
掲載年月
前書他
菊の香や寝そびれし夜を語らひて 苑実耶 200312  
晴つづく白菊黄菊香を継ぎぬ 佐藤よしい 風土 200401  
肥後菊やころころ笑う子とをりて 中島陽華 200401  
菊の香やからだ透けたる魚のあり 中島陽華 200401  
菊百花人の匂ひが多すぎて 丸山佳子 京鹿子 200401  
供えたる菊の一束重ね置く 山田耕子 京鹿子 200401  
遺影笑む己が育てし菊の中 松内佳子 百鳥 200401  
白菊のなかの竜胆友逝けり 沖増修治 百鳥 200401  
前評判よくて近付く菊花展 二村蘭秋 雨月 200401  
二百四十世の管長や菊薫る 落合絹代 雨月 200401  
魚籠に菊活けてモダンを気取りけり 岡谷栄子 200401  
出席のドレス黒とす菊の宴 高根照子 200401  
菊花展主役脇役あつて立つ 枚方 築港 200401  
天守閣仰ぐのみにて菊花展 加藤弘一 築港 200401  
菊花展賑はつてゐる城の庭 小笠原扶美女 築港 200401  
菊花展一花一花に愛籠もる 岡村容子 築港 200401  
懸崖菊枝の先より咲き初むる 岡村容子 築港 200401  
売物に菊活けてあり骨董屋 上出曙美 築港 200401  
菊の香の満てる鍵屋の通し土間 上出曙美 築港 200401  
裏庭にところ狭しと菊の鉢 井上輝男 築港 200401  
神鏡のはるかに映す菊の花 岡崎桂子 対岸 200401  
菊作り奥まで日差す作業小屋 荻沼嘉枝 対岸 200401  
玄関もトイレも庭も菊の花 押尾弘子 対岸 200401  
飛ぶさまの懸崖菊を日が押さへ 鷹羽狩行 200401 尾道
寺めぐり即ち菊見めぐりかな 鷹羽狩行 200401  
腰蓑は叟の正装菊香る 前阪洋子 雲の峰 200401  
坂町の戸々に懸崖菊飾る 長志げを 遠嶺 200401  
菊の香や近衛師団旗棺おほふ 有島夛美 河鹿 200401  
一人逝きまた一人逝く菊のころ 中村しげ 酸漿 200401  
剣持つ丈六不動菊薫る 小松渓水 酸漿 200401  
父母の忌の続く二日や咲く小菊 永見嘉敏 酸漿 200401  
子育てに譬へ説かるる菊作り 友田直文 200402  
菊千本遺影を埋めて別れかな 山元海郎 河鹿 200402  
藩邸の菊の福助神妙に 山元海郎 河鹿 200402  
法然院菊の乱れに陽のあたり 飯塚ゑ子 火星 200402  
今日祝ぎのにはか句会や菊匂ふ 木野本加寿江 火星 200402  
綿虫をつかみそこねし菊の前 木野本加寿江 火星 200402  
蕾持つ菊の支柱のゆがみをり 小池槙女 火星 200402  
菊の香の仄かにのこる花鋏 矢嶋みつ江 遠嶺 200402  
青磁器の黄菊白菊人待つ日 内田稔 遠嶺 200402  
人去りて机上に菊の残りけり 内田稔 遠嶺 200402  
捧げきて菊捨てる場所見当らず 藤井美智子 対岸 200402  
菊なます食みたるときに菊匂ふ 荻野みゆき 対岸 200402  
はづれたる天気予報に菊匂ふ 畠田律子 対岸 200402  
括られし菊の騒めく日暮かな 塩谷康子 百鳥 200402  
一病を持ちて執せる菊づくり 斉藤利男 百鳥 200402  
三世代集ふて金婚菊の宴 江森香 帆船 200402  
菊豪華奉納人の名はをみな 西村しげ子 雨月 200402  
日は西にまはりて島に菊花祭 和田敏子 雨月 200402  
曽孫を大輪菊に寄せて撮る 松田欽吾 雨月 200402  
菊の香の満つ部屋ベートーベンを聴く 長崎桂子 あを 200402  
菊花展遠巻きにして下校の子 中谷喜美子 六花 200402  
仏師彫る槌の音遠く菊の庭 延川五十昭 六花 200402  
小菊咲かす紫砂鉢白寿の師の形見 松崎鉄之介 200402  
あつけなく隣人逝けり菊の頃 石川元子 酸漿 200402  
懸崖菊の影に身を置き絵筆とる 田中敏文 ぐろっけ 200402  
菊むしる無残ともまた豪奢とも 遠藤とも子 ぐろっけ 200402  
菊むしる昔みちのく膳部の間 遠藤とも子 ぐろっけ 200402  
菊花展柵をのら猫闊歩する 中崎敝子 ぐろっけ 200402  
野路菊や大いなる日矢沖にさす 淵脇護 河鹿 200403  
火の島も沖よりのぞく菊花展 沼口蓬風 河鹿 200403  
身に装ふ小菊斉彬公の坐す 沼口蓬風 河鹿 200403  
雑炊に菊花散らせし昼餉かな 林敬子 酸漿 200403  
あきらめし全館修理菊も見ず 長谷川登美 ぐろっけ 200403  
懸崖菊「あ・うん」の形町役場 松本恒子 ぐろっけ 200403  
広き墓地碑毎に菊花供へられ 花房敏 ぐろっけ 200404  
さめた眼の齢となりぬ乱れ菊 橘沙希 「月の雫」 200404  
ほぐす菊笊を溢るる新聞紙 真木早苗 八千草 200405  
銀泥の一夜たりけり菊供養 八田木枯 夜さり 200409  
うすらひのごとく空あり菊の塵 八田木枯 夜さり 200409  
菊束ね包みきれざる香を纏ふ 稲畑汀子 ホトトギス 200410  
大輪の菊の香いつも羽音寄せ 稲畑汀子 ホトトギス 200410  
しなふてふことのなく菊活けにけり 稲畑汀子 ホトトギス 200410  
菊の香に偲ぶ心となりにけり 稲畑汀子 ホトトギス 200410  
どちらかと言へば小菊を選ぶ供華 稲畑汀子 ホトトギス 200410  
野路菊に日矢は優しくなつてをり 稲畑廣太郎 ホトトギス 200410  
野路菊の咲けば比叡の出会かな 稲畑廣太郎 ホトトギス 200410  
菊の鉢かかりつけ医も老い給ふ 中村房江 六花 200410  
菊花展終りし花の疲れとも 稲畑廣太郎 ホトトギス 200411  
吹かれゐる東離の菊も浄土かな 大坪景章 万象 200411  
ひとところ人が集へり菊の苑 宮津昭彦 200411  
菊挿して芭蕉越人寝ねし部屋 中野薫 雲の峰 200411  
保冷車の蝦夷菊がまづ降ろさるる 岡田滋夫 雲の峰 200411  
黒を被てもう一人の僕菊の花 堀内一郎 あを 200411  
菊の秋語らひ尽きぬ師なりける 細井紫幸 草の花 200412  
瀬波より白き小菊や鵜の供養 辻恵美子 200412  
菊薫る門にピーポー一一〇番 神蔵器 風土 200412  
菊食べて喉もと匂ふ二日月 小林和子 風土 200412  
菊の鉢並ぶ農家に寄りにけり 阿部ひろし 酸漿 200412  
声明のつむりのひかり黄菊かな 篠田純子 あを 200412  
放射状に堂に沁む鉦菊供養 篠田純子 あを 200412  
菊の香や太鼓忙しき観音経 篠田純子 あを 200412  
神鶏の尾のふつくらと菊の秋 鷹羽狩行 200412  
夫も子も居らず媼の菊作り 野口光江 遠嶺 200501  
菊愛でて越後の酒の良かりけり 野口光江 遠嶺 200501  
選外の菊ねぎらひの水を受く 仲尾弥栄子 雲の峰 200501  
顔よせるほどけ始めた黄の小菊 斉藤裕子 あを 200501  
菊の香の白刃となりて喪の身ぬち 大磯幸子 河鹿 200501  
野路菊や風が遊んでゐるばかり 近藤公子 200501  
花籠の小菊が祝ふ誕生日 宮津昭彦 200501 菊 →5

 

2019年11月8日 作成

「俳誌のsalon」でご紹介した俳句を季語別にまとめました。

「年月」の最初の4桁が西暦あとの2桁が月を表しています。

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