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作品
作者
掲載誌
掲載年月
前書他
菊日和影より先にゆく笑ひ 鈴木征四 201412  
工場の端に咲きたる野菊かな 藤原冬人 火星 201412  
名の寺の僧の御心菊満開 武政礼子 雨月 201412  
友情の届いてをりぬ菊の鉢 武政礼子 雨月 201412  
もう一度拭き上げにけり菊の卓 今澤淑子 火星 201412  
退院夫へひと言菊の秋 江濱百合子 火星 201412  
菊日和父かくしゃくと杖ついて 松井季湖 201412  
秋冷や野菊の果ての火山帯 山田六甲 六花 201412  
防人の護りし島や野紺菊 坂上香菜 201412 筑前大島
絵具筆カンバスそれから菊を入れし 堀内一郎 堀内一郎集 201412  
顔よせて老女野菊と何語る 小野寺節子 風土 201412  
百歳へ父の体操菊日和 坂場章子 201501  
野菊咲くアメリカ村を残す町 伊藤和子 201501  
嵯峨菊や検診を待つ人の黙 川崎利子 201501  
貴船菊の白さ残れる暮色かな 松田洋子 201501  
野菊咲く藪の羅漢の戯け顔 山口キミコ 201501  
嵯峨菊の白砂に映ゆる勅使門 小林久子 201501  
六地蔵の口元ゆるぶ菊日和 西岡啓子 春燈 201501  
菊の鉢山ほど残し逝かれたり だいじみどり 201501  
隣より藁で束ねし菊もらふ 秋千晴 201501  
菊の香の仏間に日差し届きたり 秋千晴 201501  
育てたる菊に包まれ義母逝けり 秋千晴 201501  
丈詰めて仏間の菊の水替ふる 苑実耶 201501  
坂綴り文士を綴り小菊晴 能村研三 201501  
糸菊の伸びる力に優秀賞 宮内とし子 201501  
水たつぷりと人形になる菊に 安居正浩 201501  
風は今絹の手触り野紺菊 三留早苗 201501  
ひと枝の小菊の白を亡き妻へ 小川玉泉 末黒野 201501  
手話の子の手のひらひらと菊花展 松本三千夫 末黒野 201501  
野菊咲く老人ホーム笑ひ声 吉田美智子 末黒野 201501  
下戸なれど正宗座右に菊の宴 大島寛治 雨月 201501  
菊の鉢卒寿祝ひの座に列し 辰巳あした 雨月 201501  
路地咲きの黄菊白菊西鶴忌 岡野里子 末黒野 201501  
母の忌に合はせしやうに野菊咲く 笹倉さえみ 雨月 201501  
菊の香やはせをの杖の幾万歩 蒲田豊彦 雨月 201501  
風邪の熱ぬけゆく心地菊日和 村上倫子 201501  
白菊の香り祝賀の席に着く 田村すゝむ 風土 201501  
薄眉は母よりたまふ菊日和 谷岡尚美 201501  
猩々や十日の菊に乾杯す 雨村敏子 201501  
覗きたる古書肆の奥の黄菊かな 中島昌子 201501  
秋の空大荒地野菊を撮らむ 市川伊團次 六花 201501  
讃へ合ふ言の葉あまた菊花展 石倉千賀子 ろんど 201501  
古典菊紫紺の幕の上がりたる すずき巴里 ろんど 201501  
横笛よ箏よ野菊の雪崩咲き すずき巴里 ろんど 201501  
菊今宵この世の過客として老ゆる 北川孝子 京鹿子 201501  
菊まつり会場饂飩屋が人気 大島英昭 やぶれ傘 201501  
一輛で過ぎし機関車野紺菊 丑久保勲 やぶれ傘 201501  
白菊の優等賞に紅走る 篠田純子 あを 201501  
荒野野菊知らない人と手をつなぐ 鳥居真里子 船団 201502  
和菓子舗の暖簾を揺らす菊の風 森田利和 201502  
ボルドーと松阪牛と京菊菜 稲畑廣太郎 ホトトギス 201502  
助手席の白寿の母や菊日和 荒井慈 春燈 201502  
一張りのテント小さな菊花展 今井洋子 雨月 201502  
神殿の修復なりて菊日和 川上恵子 雨月 201502  
野紺菊小春にいのちながらふる 溝内健乃 雨月 201502  
どの家も小菊咲かせて蜑が路地 城台洋子 馬醉木 201502  
短冊に残る墨の香菊日和 雲所誠子 風土 201502  
丈詰めて仏間の菊の水替ふる 苑実耶 201502  
はらからの来さうな日和菊活くる 井浦美佐子 201502  
菊花展三十六峰平らなり 吉田葎 201502  
育てたる菊に包まれ義母逝けり 秋千晴 201502  
菊の庭褒めて道問ふ日暮れかな 上月智子 末黒野 201502  
皇后の帽子小さや菊日和 河合とき 末黒野 201502  
家苞の手焼煎餅菊供養 斉藤マキ子 末黒野 201502  
青山に仕立屋継いで菊咲かす 内海良太 万象 201502  
菊焚いて遥かなる人偲びをり 飛高隆夫 万象 201502 中山純子先生
敷石に古道の名残り野紺菊 沢辺たけし 万象 201502  
懸崖菊扇仕立の朱を開く 吉田政江 201502  
三色の菊を供へて忌に備ふ 大橋晄 雨月 201502  
野菊咲き春日大社の寂深む 大橋晄 雨月 201502  
菊枕残して母の逝きしこと 下平しづ子 雨月 201502  
先づ菊を献じて友の遺作展 竹内喜代子 雨月 201502  
巴墓所と知りぬ小菊の手向けられ 樺山翠 雨月 201502  
野路菊はまこと野の花野のかをり 堀井英子 雨月 201502  
糸菊のほつれみぢんもなかりけり 丸尾和子 雨月 201502  
母連れて尾張名古屋の菊花展 横山昭子 雨月 201502  
菊花展苫の長屋に美を競ふ 嶋崎豊子 雨月 201502  
観菊に欠けたるものの無かりけり 井上信子 201502  
人の寄る鉢へ人寄る菊花展 田村園子 201502  
挿すやうにま汁編むやつに菊師の手 箕輪カオル 201502  
山門をくぐれば香る菊の花 塩原千女 ろんど 201502  
火渡りめく黄菊日和の石畳 古川忠利 ろんど 201502  
盆景の丸橋平橋菊日和 田中貞雄 ろんど 201502  
白菊も黄菊もおなじかをりして 有賀昌子 やぶれ傘 201502  
皇女の墳へ畦道野菊晴 金森教子 雨月 201503  
ともかくも心弾まぬ菊を剪る 中村三郎 京鹿子 201503  
絵手紙の小菊の匂ふ時雨かな 河村啓花 ろんど 201503  
菊を足し菊を剥ぎゐる菊師の目 山崎青史 ろんど 201503  
将来は大臣賞か菊の苗 稲畑廣太郎 ホトトギス 201503  
菊の苗父の生き甲斐始まれり 稲畑廣太郎 ホトトギス 201503  
菊の苗未来の風を浴びてをり 稲畑廣太郎 ホトトギス 201503  
ふる里の山河なつかし野菊晴 安原葉 ホトトギス 201503  
片言の孫と留守居や菊薫る 神田惣介 京鹿子 201503  
つつましき藩祖の墓や貴船菊 柴田志津子 201503  
菊花展昭和の闇の秘密法 鴨下昭 201503  
誉められて誉められて菊輝けり 藤井啓子 ホトトギス 201504  
嵯峨菊や睫毛の長き京人形 鈴木鳳来 故山 201505  
菊の香や根津権現の透し塀 鈴木鳳来 故山 201505  
野菊咲く女工哀史の峠路 鈴木鳳来 故山 201505  
野菊咲く姫街道の姫地蔵 鈴木鳳来 故山 201505  
黄菊大輪色を残して焚かれをり 寺田すず江 明日葉 201505  
夏菊の土のあたりの明けそめて 井上信子 201507  
夏菊の白かたくなと思へる夜 井上信子 201507  
落花急お菊の井戸を埋むるほど 佐藤貞子 雨月 201507  
菊日和連れて和装の伴明子 稲畑廣太郎 ホトトギス 201510  
菊活けて菊の心に従へり 稲畑汀子 ホトトギス 201510  
育て来し菊活けしより今日の客 稲畑汀子 ホトトギス 201510  
菊育て来しこと告げて庭案内 稲畑汀子 ホトトギス 201510  
山深き野菊にカーブ又カーブ 稲畑汀子 ホトトギス 201510  
足許の野菊忌日の心置く 稲畑汀子 ホトトギス 201510  
横川路の野菊に心置きて訪ふ 稲畑汀子 ホトトギス 201510  
一歩二歩三歩に野菊又野菊 稲畑汀子 ホトトギス 201510  
空見えぬとき足許の野菊叢 稲畑汀子 ホトトギス 201510  
ひそかにも野菊咲き継ぐ山路かな 稲畑汀子 ホトトギス 201510  
紫は闇に沈みぬ野菊叢 稲畑汀子 ホトトギス 201510  
菊花展果て姫の衣のむしらるる 大崎紀夫 虻の昼 201510  
組み上がる鉾の唐破風菊の紋 橋添やよひ 風土 201510  
白雲の触れゆく菊の鉾頭 浅田光代 風土 201510  
切れ弦の矢道にとびぬ菊日和 石崎和夫 201510  
まみむめも女菊師の指使ひ 原田達夫 箱火鉢 201511  
大輪の菊を育てて好好爺 高橋将夫 201511  
落ちこぼれそれもいいかな菊日和 江島照美 201511 菊 →13

 

  2020年11月27日 作成

「俳誌のsalon」でご紹介した俳句を季語別にまとめました。

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