鶏 頭 6   74句

人の如く鶏頭立てり二三本    前田普羅

作品
作者
掲載誌
掲載年月
前書他
鶏頭の夜は鉄塊となりにけり 柴田佐知子 201609  
鶏頭の背丈の揃ふ夕日光 中江月鈴子 201610  
風を呼び鶏頭炎立ち初むる 大島寛治 雨月 201611  
鶏頭に風やむときの風の色 山本喜朗 雨月 201611  
応ふなら明快ならむ鶏頭花 近藤喜子 201611  
鶏頭の天に向けたる怒髪かな 山口ひろよ 201611  
鶏頭の色鮮やかに長屋門 大湊栄子 春燈 201611  
空支ふ鶏頭の槍炎立つ 松井志津子 201612  
横降りの雨にも負けず鶏頭花 岡村彩里 雨月 201612  
供華束ぬる母鶏頭を芯にして 下田奉枝 雨月 201612  
釣り人の寡黙の背ナや鶏頭花 田中たつを 雨月 201612  
火柱の鶏頭に弾力の空 近藤喜子 201612  
鶏頭や燃えざりし日の遂になし 柴田靖子 201612  
片されし子規の文机鶏頭花 奥田茶々 風土 201612  
写生てふ俳句の大事鶏頭花 石井秀一 風土 201612  
鶏頭の残花くれなゐ学徒の碑 藤岡紫水 京鹿子 201612  
落日の返り血浴びて鶏頭花 山口ひろよ 201612  
素通りを許さじと燃ゆ鶏頭花 藤沢秀永 201612  
鶏頭花すすり泣くとは思はざり 辻水音 201612  
夕方の鶏頭いよよ色の濃く 内海良太 青嶺 201612  
鶏頭の潭身の色友癒えよ 平田はつみ 馬醉木 201701  
鶏頭を倒して矮鶏のくぐもれり 廣畑育子 六花 201701  
子規の庭まづ鶏頭を数へけり 山田正子 201701  
鶏頭を触ればやはり武骨なり 山内碧 201701  
鶏頭がひとつしばらく行つてまた 大崎紀夫 やぶれ傘 201701  
鶏頭の頭が今日も叩かれる 白水良子 201702  
鶏頭のこぼれ種より真紅の芽 飛高隆夫 万象 201702  
子規庵の鶏頭の種蒔きにけり 永淵恵子 201705  
わが星のかく燃えてあれ鶏頭花 近藤喜子 201711  
鶏頭の大ぶり挿して父の墓 南うみを 風土 201711  
鶏頭の炎離るる眩みて 今井妙子 雨月 201711  
天を突く槍鶏頭や昼の月 栗山恵子 雨月 201711  
子規偲びためらはず買ふ鶏頭花 高塚三枝 馬醉木 201712  
鶏頭や閉ざせしままの綾子の居 山田春生 万象 201712  
先鋒のまづ打ち取られ槍鶏頭 高橋ひろ 万象 201712  
廃校の鳩小屋朽ちし鶏頭花 澤照枝 万象 201712  
東京五輪まで妻生きよ葉鶏頭 田中臥石 末黒野 201712  
括られてなほ立つ炎鶏頭花 稲垣佳子 末黒野 201712  
鶏頭の炎えてたちまち暮れにけり 中江月鈴子 201712  
鶏頭に潮鳴りに闇深くなる 荒井千佐代 201712  
葉鶏頭垣根を越えて根付きたる 黒澤佳子 あを 201712  
鶏頭を抜けば滂沱に種こぼる 岡本尚子 風土 201712  
天辺の緋の暮れのこる鶏頭花 辻美奈子 201801  
鶏頭は貸農園の境ひ目に 丑久保勲 やぶれ傘 201711  
鶏頭の畦をはみだす子規忌かな 太田良一 末黒野 201802  
種採つて鶏頭の火の消えにけり 和田華凛 ホトトギス 201803  
鶏頭の襞深きまま枯れにけり コ井節子 馬醉木 201803  
入り際の日を握りたる鶏頭花 川内谷育代 馬醉木 201803  
子の頭ほどの鶏頭逆撫です 岸洋子 201801  
伸びをして外に行く猫葉鶏頭 苑実耶 201801  
悲しみをごつと蒐めて鶏頭花 正谷民夫 末黒野 201804  
くれなゐは太き茎まで葉鶏頭 河原敬子 201804  
鶏頭やあちこち軋む母の家 苑実耶 201811  
鶏頭や縁側に梳く母の髪 苑実耶 201811  
髪薄くなりしは禁句葉鶏頭 谷口一献 六花 201812  
鶏頭花列組み何に手向かふや 伊藤希眸 京鹿子 201812  
海凪いで鶏頭のもう発火点 小野恵美子 馬醉木 201812  
葉鶏頭夕日捉へて阿修羅めき 斉藤マキ子 末黒野 201812  
鶏頭や無頼に生きることもなく 藤田美耶子 201812  
こころ秘すなら鶏頭の襞のなか 富川明子 201812  
鶏頭やいつも真中のデヴィ夫人 嶋本博司 201812  
鶏頭花極まる赤を仏前に 長崎桂子 あを 201812  
種零しこぼし鶏頭影細る 大沢美智子 201901  
鶏頭や時には力抜くことも 土井三乙 風土 201901  
子規の濃き三十五年鶏頭花 藤井啓子 ホトトギス 201901  
鶏頭花よりぱらぱらと黒き粒 野口希代志 やぶれ傘 201902  
子規居士に十一月の鶏頭花 雨宮桂子 風土 201902  
鶏頭や昏れ落ちてなほ庭焦がし 岩崎藍 末黒野 201902  
ふるさとの広き夕空枯鶏頭 岸洋子 201906  
鶏頭は泣き止まぬ子の味方かな 仲里奈央 201909  
鶏頭に寄せる忌日の巡り来し 稲畑汀子 ホトトギス 201909  
鶏頭の五本が十本にも見ゆる 稲畑汀子 ホトトギス 201909  
鶏頭を活けて根岸の一忌日 稲畑廣太郎 ホトトギス 201909  
鶏頭に塗り替へられてゆく忌日 稲畑廣太郎 ホトトギス 201909 鶏頭→ 1

 

2019年9月25日 作成

「俳誌のsalon」でご紹介した俳句を季語別にまとめました。

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