啓 蟄 7   100句

啓蟄の蚯蚓の紅のすきとほる   山口青邨   露団々

作品
作者
掲載誌
掲載年月
前書その他
啓蟄や径一寸の庭の孔 赤座典子 あを 201005  
啓蟄や赤い花苗求めねば 新実貞子 201006  
啓蟄の野に来て探す詩の欠片 松本三千夫 末黒野 201006  
啓蟄のかばんの中の文庫本 竹下昌子 201006  
啓蟄や楽隊出だしそろはざる 甕秀麿 201006  
啓蟄の砂場トンネル出来あがる 谷村幸子 201006  
啓蟄や気鬱の虫はさやうなら 堀百合子 201006  
啓蟄や着信びびと胸ゆらし 和田満水 201006  
啓蟄やどこかで醤油焦げてゐし 北川孝子 京鹿子 201006  
啓蟄のほろほろと訪ふ生家かな 北川孝子 京鹿子 201006  
啓蟄や快気の妻のそと出ぐせ 長浜徳三 春燈 201006  
啓蟄や隣家の猫のなつきたる 竹内慶子 春燈 201006  
また呼んでゐる啓蟄の庭の夫 浅木ノヱ 春燈 201006  
啓蟄の弾んでをりしゴムボール 代田青鳥 風土 201006  
啓蟄や屋上にある木のベンチ 堀川多恵子 風土 201006  
啓蟄の蚯蚓捉へし鶴の嘴 三輪温子 雨月 201006  
啓蟄や寺領に放つ烏骨鶏 水谷芳子 雨月 201006  
園丁の啓蟄の土こぼしゆく 本多正子 雨月 201006  
籠り堂に啓蟄の雨降りつのる 西村操 雨月 201006  
啓蟄の唐招提寺雫せる 戸栗末廣 火星 201006  
啓蟄やそれぞれ好きな樹へ歩み 蘭定かず子 火星 201006  
啓蟄や裏のざらつく手漉和紙 浜口高子 火星 201006  
啓蟄の古墳にたちし朝の靄 垣岡暎子 火星 201006  
啓蟄の水汲んで来し砂あそび 加古みちよ 火星 201006  
啓蟄やドア開いてゐる楽器店 涼野海音 火星 201006  
啓蟄の古墳の穴を覗きけり 金子つとむ ろんど 201006  
啓蟄やかざし透かして拭くめがね 河村啓花 ろんど 201006  
啓蟄や信号が青になりました 菅野雅生 ろんど 201006  
啓蟄や草食系と暮しをり 竹田ひろ子 ろんど 201006  
啓蟄や立体駐車の軋む音 吉田克美 ろんど 201006  
啓蟄や術後の疼きとんでゆけ 上家弘子 ろんど 201006  
啓蟄や人のうごめくマンホール 中山隆士 末黒野 201007  
啓蟄や海底トンネル漏水す 吉村摂護 201008  
啓蟄や古墳に大き南京錠 大地真理 201008  
席題は啓蟄ですよ弘子さん 大久保白村 ホトトギス 201009  
啓蟄の畦が息づく水明り 佐久間由子 201010  
啓蟄の大地鎮もる涙雨 稲畑廣太郎 ホトトギス 201103  
啓蟄や火の見櫓の錆うかぶ 江見巌 六花 201104  
啓蟄を猫がもどりぬ血まみれに 佐藤喜孝 あを 201104  
啓蟄やがばと堰越え濁り川 小澤菜美 201105  
啓蟄や目鼻うるうる始まれる 中村ふく子 201105  
啓蟄の木の洞にある暗さかな 外川玲子 風土 201105  
啓蟄や富士山側を予約して 浅田光代 風土 201105  
啓蟄の土俵均せど均せども 有田蟻太 201105  
ピアノ連弾啓蟄前の虫を起す 松本峰春 春燈 201105  
啓蟄や世の棘かはす術知らず 中野英伴 春燈 201105  
啓蟄のバージンロードヘ除草剤 中島玉五郎 201105  
啓蟄の地下道の壁油彩展 佐々木群 201105  
そそと消ゆ啓蟄の蜘蛛のうすみどり 西山美枝子 酸漿 201105  
啓蟄の土知らず居る飼うさぎ 中原吟子 雨月 201105  
啓蟄や初昔てふ茶の御銘 河隅惠子 201106  
啓蟄や茶菓子に紅のつつましき 河隅惠子 201106  
啓蟄に押す炊飯器のボタン 河隅惠子 201106  
啓蟄や非常口より見るタワー 加藤峰子 201106  
啓蟄や脚注迫る拡大鏡 荒木甫 201106  
啓蟄や夫婦共用虫眼鏡 齋藤厚子 201106  
啓蟄や落ちあふ場所は雷門 木内博一 春燈 201106  
啓蟄の林中を飛ぶ鳥の影 松井倫子 火星 201106  
啓蟄の靴脱ぎ上がる郷土館 松井倫子 火星 201106  
啓蟄やトランポリンに子ら弾け 松山直美 火星 201106  
啓蟄や手提に肉の一パック 大島翠木 201106  
啓蟄や小さき地震に耳立てて 久津見風牛 201106  
啓蟄の海にのまるる家田畑 中野京子 201106  
啓蟄やゴルフカツプに未練なく 北村香朗 京鹿子 201106  
啓蟄や孫より快気内祝 北村香朗 京鹿子 201106  
啓蟄や地下壕といふ文化財 長岡千波 201106  
啓蟄の菰はづさるる松並木 大橋雅子 万象 201106  
啓蟄や媼ベニスヘ旅立てり 福田雅子 万象 201106  
啓蟄や鴉が赤き物咥へ 當間シズ 万象 201106  
啓蟄や熱湯たぎる地獄谷 濱谷和代 万象 201106  
啓蟄や扁平足の阿の仁王 松本三千夫 末黒野 201106  
啓蟄や合はなくなりし眼鏡の度 小野口正江 末黒野 201106  
啓蟄や鴨場に残る覗き小屋 榊山智惠 末黒野 201106  
啓蟄や土まみれなる鍬洗ふ 松林順子 雨月 201106  
啓蟄に初めて土を踏む子犬 坊野貴代美 ぐろっけ 201106  
啓蟄や上りのエスカレーター混む 堤節子 ぐろっけ 201106  
啓蟄や俎板干して靴干して 石田かし子 ろんど 201106  
啓蟄や運否天賦ときめて出づ 園田雅子 ろんど 201106  
失せ物のこんなところに今日啓蟄 川上久美 ろんど 201106  
啓蟄の雪やうなじをまた隠す 田中一美 ろんど 201106  
啓蟄やスープの冷めぬ子との間 浜福惠 風土 201106  
啓蟄やスカイツリーに心柱 上村葉子 風土 201106  
啓蟄や大地震の地よ甦れ 木野裕美 ぐろっけ 201107  
脚長く提げ啓蟄の蜂飛べり 柳生千枝子 火星 201107  
看取られてゐて啓蟄のこころあり 井上浩一郎 ホトトギス 201108  
啓蟄や本にはさまれ正誤表 能美昌二郎 201108  
鍵束を置く啓蟄の守衛室 野沢しの武 風土 201109  
啓蟄の勾玉は輪に収められ 工藤節朗 201201  
啓蟄を遮つてゐる水の黙 稲畑廣太郎 ホトトギス 201203  
啓蟄に雲の動かぬ一と日かな 伊藤とほ歩 ホトトギス 201203  
啓蟄や活字離れの世が進む 能村研三 201203  
啓蟄やもう戻れざる穴ひとつ 竹貫示虹 京鹿子 201203  
啓蟄に深みにはまるクイズ解け 長谷川鮎 ぐろっけ 201203  
啓蟄や古俎板の鉋掛 小田嶋正敏 末黒野合同句集 201203  
啓蟄や夫よりあそび上手かも 千田百里 201204  
啓蟄の夢の入口石舞台 千田敬 201204  
啓蟄や遠出の妻の旅仕度 原和三 末黒野 201204  
啓蟄のこむらがへりも嬉しかり 吉田希望 201205  
啓蟄や夢占ひは吉と出し 塩貝朱千 京鹿子 201205  
啓蟄の底よりしぼるマヨネーズ 古井公代 ぐろっけ 201205 啓蟄 →8

 

2014年3月14日 作成

「俳誌のsalon」でご紹介した俳句を季語別にまとめました。

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