敬老の日(老人の日)1     413句

土つかぬ下駄玄関に敬老日    遠藤梧逸

作品
作者
掲載誌
掲載年月
前書他
ポケットベル鳴るな医師の敬老日
田井はつゑ
雨月
199901
老人の日の椅子自分で折りたたむ
五十嵐研三
海程
199902
敬老日仏の好きなものを煮て
高橋さえ子
199904
鴨あまた寄せ老人の日向かな
土田栄
199906
敬老の日といふだけで担がれて
保坂加津夫
いろり
199910
敬老日息子と嫁と祝膳
久保田一豊
いろり
199910
敬老日ひとごとならず祝がれける
大平保子
いろり
199910
敬老の日ペアーでつなぐ腕時計
松沢久子
いろり
199911
ナツメロの飛び入り多し敬老日
松沢久子
いろり
199911
敬老日姿を見なほす隠し芸
大平保子
いろり
199911
敬老の日娘等は素知らぬ顔をして
熊谷みどり
いろり
199911
なくもがなの敬老の日に在りあはす
能村登四郎
芒種
199911
リュック負ふすべも身につき敬老日
鷲見明子
風土
199912
いつもより足音多し敬老日
上村福恵
六花
199912
敬老の日に母と飲む発泡酒
三橋早苗
ぐろっけ
199912
敬老日自由と孤独を今しばし
平野伸子
馬醉木
200001
矍鑠といさかひてゐる敬老日
田中藤穂
水瓶座
200002
滅びゆくものはと云へど敬老の日
保坂加津夫
いろり
200010
敬老の日の締切りの稿ふたつ
大山文子
火星
200011
路地奥に日の当りをり敬老日
徳丸峻二
風土
200011
名歌手の唱へば若し敬老日
林翔
200011
目覚良き敬老の日の風涼し
富田志げ子
酸漿
200011
抽斗に遺墨の句帳敬老日
松宮幹彦
俳句通信
200011
敬老の日一万人から洩れた母
桑原敏枝
いろり
200011
敬老日背すじ正して琴を弾く
小川花久
いろり
200011
母あらば敬老日めがけ旅をして
篠田三七子
いろり
200011
敬老日補聴器なしでよく聞こえ
松沢久子
いろり
200011
あかざ杖敬老の日に贈りやる
秋山義彦
酸漿
200012
八十の敬老日なほ檀用に
古田考鵬
雨月
200012
敬老日わらべの如く遊びけり
池田静江
200012
敬老日夫あらばとぞ思ひ居る
大平保子
いろり
200102
敬老日祝がるる身とはなってゐし
大平保子
いろり
200102
祝はれて身の引きしまる敬老日
大平保子
いろり
200102
敬老日見目麗しく在りたしと
大平保子
いろり
200102
農道に見慣れぬ外車敬老日
勝野薫
ぐろっけ
200102
代読に終る祝辞や敬老日
鵜飼紫生
雨月
200104
敬老の日の我が事となるは何時
稲畑廣太郎
ホトトギス
200109
敬老日傘寿すぎとは生き過ぎて
保坂加津夫
いろり
200110
敬老の日のひとり芝居で幕となる
保坂加津夫
いろり
200110
押し入れに日の丸ねむる敬老の日
大平保子
いろり
200110
敬老の日遠きことのみに思はれて
大平保子
いろり
200111
長老の少してれてる敬老日
相沢健造
いろり
200111
敬老日まだまだ我は花盛り
篠田三七子
いろり
200111
物真似と落ちで敬老感謝の日
西村純一
俳句通信
200111
勝組の威勢なほなほ敬老日
泉田秋硯
200112
颯爽と競ふファッション敬老日
阪本哲弘
200112
敬老日醤油団子のよく売れて
佐藤悦子
百鳥
200112
敬老の日何時も老舗の千鳥焼き
池崎るり子
六花
200112
はりま屋のおかき届きぬ敬老日
浜麻衣子
六花
200112
敬老の日も来て庭師寡黙なり
井関祥子
酸漿
200112
敬老日孫の手紙は鏡文字
井関祥子
酸漿
200112
敬老日祝ふワインを買ひにけり
小峯雅子
酸漿
200112
沖縄の焼酎もらふ敬老日
斎藤耕次郎
春耕
200112
何よりも常の言葉や敬老日
稲辺美津
遠嶺
200112
敬老の日とよ背筋を伸ばしけり
宮みさを
百鳥
200201
敬老日塩川大臣大写し
木田千女
200201
飴をもらひて敬老の日と思ふ
後藤比奈夫
ホトトギス
200203
さるほどに敬老の日の酒とせむ
門伝史会
風土
200204
敬老の日日の丸入れて母を撮る
角田信子
六花合同句集
200205
老人の日溜りそれぞれ水温む
坂田和嘉子
京鹿子
200205
祝はるる敬老の日を旅にあり
稲畑汀子
ホトトギス
200209
若き日も敬老の日もわが身かな
稲畑汀子
ホトトギス
200209
敬老の日象の花子を表彰す
竹山一子
帆船
200211
敬老日種明しなどしてをりぬ
暮岸江
銀化
200211
敬老の日はやばやと演芸会
芝宮須磨子
あを
200211
敬老日タンゴが鳴りて若返る
泉田秋硯
200212
敬老日宇宙が廻る逆上り
山下青坡
200212
敬老の日町内横綱百八歳
北原東洋男
200212
ちちははの墓に膝つく敬老日
小野寺節子
風土
200212
寄り添ひつ胸にリボンの敬老日
石山民谷
遠嶺
200212
敬老の日を刻みゐる古時計
嶋田光枝
築港
200212
今年また馬齢加へぬ敬老日
嶋田光枝
築港
200212
石投げて手首の残る敬老日
寺田千代子
京鹿子
200212
敬老日凡夫凡妻傘寿喜寿
依田ふじ子
帆船
200212
敬老日飴を配る身頂く身
磯海具子
帆船
200212
敬老の日をさしぐみてブーケ抱く
熊谷利子
雲の峰
200212
取り立てて言はずもがなの敬老日
青垣和子
雨月
200212
ひたすらに真面目に生きて敬老日
青垣和子
雨月
200212
物忘れ日毎に増えて敬老日
内藤順子
酸漿
200212
書きためし俳句贈りて敬老日
北浦義雄
ぐろっけ
200212
敬老日スタートライン引かれけり
平田倫子
百鳥
200212
敬老日ロボット犬の届きけり
中里とも子
百鳥
200212
敬老の日や年取らぬ女たち
橋本佐智
円虹
200301
アカペラで小学唱歌敬老日
安部美和子
ぐろっけ
200301
老夫婦なんにもしない敬老日
八木葉子
酸漿
200311
甘党に金杯贈る敬老日
五十嵐道夫
築港
200311
畑跡の山窪となりて敬老日
白鳥義岳
帆船
200311
リカちゃんに似し顔描かれ敬老日
宇利和代
雲の峰
200311
敬老日乗馬の構へこころせむ
品川鈴子
ぐろっけ
200311
馬上では背筋もしゃんと敬老日
泉田秋硯
200312
Eメールけふ敬老の日と思ふ
鈴掛穂
200312
敬老日妣の手紙の滲みかな
山田怜子
遠嶺
200312
来し方のこぼれ話や敬老日
福永光子
京鹿子
200312
正座せぬ女ばかりや敬老日
高倉恵美子
200312
若き日の突っ張り同士敬老日
辰巳比呂史
200401
番付の上位はをみな敬老日
久我八千代
200401
来し方を引き寄せ偲ぶ敬老日
並木重助
酸漿
200401
敬老日見る聞く噛むのみな出来ぬ
長谷川登美
ぐろっけ
200401
敬老日孫手づくりの首飾り
浜本広子
ぐろっけ
200401
敬老日生き字引てふ端坐かな
山元志津香
八千草
200403
敬老日わずかの緊張吾に課す
平野きぬ子
八千草
200403
留守電に孫の大声敬老日
原田喜久子
八千草
200403
席譲りまだまだ若し敬老日
藤原りくを
八千草
200404
祖母の煙管の脂とりし日や敬老日
物江晴子
八千草
200404
転ばぬ先の杖となる児か敬老日
物江晴子
八千草
200404
聞かれれば倖せと言ふ敬老日
橘沙希
月の雫
200404
敬老の日はステーキを所望せり
橘澄男
山景
200408
敬老日幼の電話はやひとつ
阿部ひろし
酸漿
200411
敬老日孫が持参の胡蝶蘭
佐藤斗星
200411
輪唱のすこし不揃ひ敬老日
渡辺君恵
帆船
200411
敬老の日の招待は動物園
東亜未
あを
200411
節約の暮しに馴れて敬老日
芝尚子
あを
200411
パソコンと差し向かひ吾が敬老日
品川鈴子
ぐろっけ
200411
初孫のメールが届く敬老日
徳田正樹
河鹿
200412
祝がれゐて何をか成さむ敬老日
瀬尾幸代
200412
敬老日常のくらしのベジタブル
安達加寿子
200412
せめてもと互みに称へ敬老日
北川英子
200412
座布団に雲の感触敬老日
新井佐知子
遠嶺
200412
影踏みて添ふこと大事敬老日
舩越美喜
京鹿子
200412
いたはりのこころに感謝敬老日
青垣和子
雨月
200412
敬老日男ばかりが老いにけり
山口和生
帆船
200412
面くらふ出会ひ因縁敬老日
早乙女信
対岸
200412
敬老日姿勢正せと子に言はれ
長野純顕
対岸
200412
敬老日巨大まんばう目の動き
石川一郎
対岸
200412
敬老日近づく波の綺羅の中
久松久子
百鳥
200412
敬老日娘に誘はれて相撲見へ
大石昌代
200412
金一封嬉し佗びしい敬老日
安保信子
六花
200412
母になほ決意促す敬老日
中谷喜美子
六花
200412
すぐなくす敬老の日の招待状
山口速
200412
嬰の来て疲れ残りし敬老日
山田富朗
遠嶺
200501
敬老日薬膳料理妻と食ぶ
伊東政勝
遠嶺
200501
聞き役に徹してをりぬ敬老日
山火律子
200501
敬老日子規を賛へて吾に及ぶ
浅井青陽子
ホトトギス
200503
「岸壁の母」の歌あり敬老日
鈴木恭子
200505
敬老日そしらぬ振りの夫婦かな
安部里子
あを
200511
市長より祝ぎのあいさつ敬老日
沼口蓬風
河鹿
200512
カラオケの歌も詩吟も敬老日
沼口蓬風
河鹿
200512
一世紀生きし笑顔や敬老日
木原紀幸
河鹿
200512
放歌せし仲間敬老日のゴルフ
泉田秋硯
200512
敬老の日堂に入つたる翁振り
栗城静子
200512
よく笑ふ人を囲みて敬老日
宇垣みきえ
200512
生き抜いて敬老の日を祝はるる
兼子栄子
酸漿
200512
真つ直ぐに生きて財無し敬老日
舩越美喜
京鹿子
200512
ネクタイの結び目太き敬老日
梅村五月
栴檀
200512
いつのまにかくも老いたり敬老日
合川月林子
ぐろっけ
200512
敬老の日合唱の子に声あはす
市橋幸代
築港
200512
幸不幸何もて計る敬老日
深澤厚子
馬醉木
200601
敬老日少女野球を観てをりぬ
川口襄
遠嶺
200601
自家製のうどんパーテイー敬老日
峰尾秀之
200601
来る筈のメールまだ来ぬ敬老日
森澤とほる
春燈
200601
エプロンし背筋伸せり敬老日
宮原利代
ぐろっけ
200601
花束に「若くいてね」と敬老日
真木早苗
八千草
200603
敬老の日ならずも日々心もて
稲畑汀子
ホトトギス
200609
敬老日むかしはとうに捨てられし
小林呼渓
200609
世話係老がつとめる敬老日
品川鈴子
ぐろっけ
200609
ロボットを遊び相手に敬老日
品川鈴子
ぐろっけ
200609
敬老日身辺整理さりげなく
村岡春夫
春燈
200611
そば焼酎そば湯割りして敬老日
築城百々平
馬醉木
200611
小蕪の早漬うまし敬老日
竹内弘子
あを
200611
歩調取れ蹴躓くなと敬老日
阪本哲弘
200612
敬老日ディナーコースに箸添へて
峰尾秀之
200612
現役と張り合ふゴルフ敬老日
高塚干代子
200612
敬老の日の千万人の中に吾
府川鈴
200612
補聴器を夫に誂ふ敬老日
石井邦子
酸漿
200612
敬老日自称無頼派石頭
玉川悠
遠嶺
200701
生く事は旅かも知れず敬老日
岩崎憲二
京鹿子
200701
今日あるは四温の恵み敬老日
岩崎憲二
京鹿子
200701
嬰児の名で花届く敬老日
清水和子
酸漿
200701
敬老日みな粧ひて集ひけり
高倉恵美子
200701
昼は診て老人の日の酒少し
野沢しの武
風土
200702
敬老日いつもの老舗の千鳥焼
池崎るり子
六花
200704
敬さるるほど老いてゐず敬老日
小林呼漢
200709
敬老の日席ゆづられて断りて
堀内一郎
あを
200709
敬老日過ぎぬる味噌も茶も貰ひ
伊藤白潮
200710
ショーウィンドー覗きもせずに敬老日
品川鈴子
ぐろっけ
200710
大正生れの唄など披露敬老日
今谷脩
ぐろっけ
200710
オカリナに耳そばだてる敬老日
仁平則子
200711
敬老の日や励ましの言つらね
宮津昭彦
200711
年輪は知らず敬老日の巨木
秋葉雅治
200711
肩に来て止る蜻蛉や敬老日
海上俊臣
酸漿
200711
敬老の日ながらへばこそ識ることも
木村茂登子
あを
200711
子の諭す垂直思考敬老日
野中啓子
200712
吾が老の加速見直す敬老日
楯野正雄
200712
筋金のいまだ錆びざる敬老日
長谷川閑乙
馬醉木
200712
マジシャンが時止めてゐる敬老日
上谷昌憲
200712
卒寿にてまた迎へたる敬老日
並木重助
酸漿
200712
涙腺の弛む唱歌よ敬老日
馬越幸子
ぐろっけ
200712
切せつと慕情唄ひて敬老日
馬越幸子
ぐろっけ
200712
優先席目でゆづり合ふ敬老日
森山八重子
ぐろっけ
200712
老人の日わが食ぶるケーキ選つてをり
中田みなみ
200712
信頼の絆ほのぼの敬老日
青木久子
遠嶺
200801
仏徒にも耶蘇にもなれず敬老日
木田千女
200801
一番に嫌ひな日なり敬老日
木田千女
200801
敬老日誰もさそひにきてくれず
木田千女
200801
敬老の日を老人として過ごす
土井三乙
風土
200801
諳ずる論語に拍手敬老日
岡敏恵
ぐろっけ
200801
招かれる立場になりし敬老日
沖則文
ぐろっけ
200801
パイ菓子は零れ易くて敬老日
衣斐ちづ子
200801
敬老の日の写真とて真中に
浅井青陽子
ホトトギス
200803
敬老日長生きをしてさびしかり
芝尚子
あを
200112
身につきし時速まちまち敬老日
品川鈴子
ぐろっけ
200809
アレンジのヒップホップや敬老日
小澤菜美
200811
「ありがとう」の幼の文字や敬老日
和田政子
200811
待ち合す敬老の日の大時計
水原春郎
馬醉木
200811
未来に夢もとめ明るき敬老日
築城京
馬醉木
200811
小太りの翁の舞へる敬老日
舛田初恵
酸漿
200811
うれしさは孫の数だけ敬老日
芝宮須磨子
あを
200811
警察の戸別よびかけ敬老日
有馬克代
200812
砂絵なる数字逆しま敬老日
増田明美
炎環
200812
祝さるる側に侍りし敬老日
佐々木暢
炎環
200812
敬老日鍬もつ前期高齢者
岡野ひろ子
200812
長生きを子に感謝して敬老日
西本輝子
雨月
200812
金婚も共に祝はる敬老日
米原秋城
雨月
200812
傘立に花柄の杖敬老日
上谷昌憲
200812
携帯を遂に持たされ敬老日
遠藤逍遙子
風土
200812
敬老日髪整へて母の待つ
川合八重子
酸漿
200812
万歩計電池替へたる敬老日
先崎きくよ
酸漿
200812
敬老日日ごろの掃除怠たらず
久保田嘉郎
酸漿
200812
御強よりピッツァが好きで敬老日
田岡千章
200812
福耳を持ちて臨みし敬老日
西氏宣子
遠嶺
200901
年金の話止まらぬ敬老日
藏本博美
ぐろっけ
200901
赤紙も二度生き抜きて敬老日
岩崎憲二
京鹿子
200901
杉の香の割箸ほのと敬老日
大槻光枝
京鹿子
200901
敬老日留守番となる雨となる
高倉恵美子
200901
敬老日国士無双をあがりけり
河本利一
200902
大げさな敬老の日の熨斗袋
佐藤信子
佐藤信子集
200905
敬老日みんなが齢忘れたく
立石萌木
雨月
200908
敬老の日とていつもの書斎かな
稲畑汀子
ホトトギス
200909
敬老の日よ人事でなくなりし
稲畑汀子
ホトトギス
200909
敬老の日や親善の象も老い
杉良介
200909
正面に国会議事堂敬老日
小林朱夏
200910
産みたての玉子の届く敬老日
森下康子
200911
敬老日分にすぎたるお言葉を
丸山佳子
京鹿子
200911
添へし手の温もり伝ふ敬老日
和泉重一
200911
面映ゆく案内さるまゝ敬老日
城下明美
ぐろっけ
200911
敬老日国歌斉唱すらすらと
藤野寿子
あを
200911
敬老日交通安全マスメディア
藤野寿子
あを
200911
あるけあるけ肥満肥満敬老日
藤野寿子
あを
200911
都電待つ列さんざめき敬老日
藤野寿子
あを
200911
子の家に覚めて朝湯や敬老日
村上光子
馬醉木
200912
夕餉後の二人の話題敬老日
達山丁字
200912
老なんぞ知らぬ佛の敬老日
有田蟻太
200912
ある時は婦唱夫随や敬老日
柴野静
200912
敬老日飴パン好きの夫元気
野中啓子
200912
敬老日祝ひの膳に有田焼
塩野きみ
遠嶺
200912
釦付け上手に出来て敬老日
安居正浩
200912
血圧計に腕締めらるる敬老日
宮内とし子
200912
笑顔には笑顔でこたへ敬老日
萩原すみ
春燈
200912
疎開地の友の便りや敬老日
加藤良子
春燈
200912
敬老日シベリヤのことすこし言ふ
吉澤恵美子
春燈
200912
政権へかすかな期待敬老日
小倉正穂
末黒野
200912
和太鼓の和の音に酔ふ敬老日
大西よしき
ろんど
200912
吊革に長短のあり敬老日
柿沼盟子
風土
200912
敬老日卓球台の茶席にて
鈴木てるみ
ぐろっけ
200912
我がことのやうに思へず敬老日
三村武子
酸漿
200912
とどきたる敬老の日の子持鮎
阿部文子
酸漿
200912
参道に手を引く子等や敬老日
池田いつ子
酸漿
200912
百歳の記憶確かや敬老日
岡久枝
酸漿
200912
孫の名を順に諳んじ敬老日
近藤倫子
ぐろっけ
201001
部屋の窓叩き友来る敬老日
高倉恵美子
201002
爆撃の火の海を生き敬老日
竹下陶子
ホトトギス
201004
敬老日この美人画の飾り場所 遠藤実 あを 201010  
敬老の日を祝がれゐる夫の歳 山口キミコ 201011  
八号線に日の丸一本敬老日 丸山佳子 京鹿子 201011  
折鶴の百羽が来たり敬老日 吉田晴子 201012  
なつメロの軍歌ばかりや敬老日 秦和子 201012  
敬老日思ひを込めし品届く 三原利枝 201012  
文字大き時計贈られ敬老日 杉本綾 201012  
教室に祖父母参観敬老日 安本恵子 201012  
鉛筆を残らず削り敬老日 古屋元 201012  
なき父のたぱこ「敷島」敬老日 犬嶋テル子 春燈 201012  
激動の昭和生き抜き敬老日 小林一榮 末黒野 201012  
シャンパンで始めし祝ひ敬老日 楯野正雄 201012  
失せものは何時か出て来る敬老日 田原陽子 201012  
自慢話の手つきもの言ふ敬老日 黒澤登美枝 201012  
敬老日孫よりのパジャマ花模様 羽賀恭子 201012  
敬老日五指靴下のプレゼント 鈴木セツ 201012  
ほどの佳き隔たり在りて敬老日 岸本幸 ろんど 201012  
怖きもの問はれ鏡と敬老日 羽生きよみ ぐろっけ 201012  
余生とは他人の言ふこと敬老日 鎌倉喜久恵 あを 201012  
他人事のごとく暮れたる敬老日 中島伊智子 酸漿 201012  
輪唱の子等へ喝采敬老日 網野茂子 酸漿 201012  
飛ぶものがあれば目で追ふ敬老日 菅谷たけし 201101  
箸で食ぶフランス料理敬老日 能美昌二郎 201101  
わが齢声にしてみる敬老日 矢野百合子 201101  
敬老日に鳩は天与の水たまり 丸山佳子 京鹿子 201110  
顎上げて口角上げて敬老日 篠田純子 あを 201110  
敬老日人に無限の可能性 篠田純子 あを 201110  
ふかふかの赤座布団や敬老日 石川かおり 201111  
敬老日亡夫の眼鏡を洗ひけり 小林成子 201111  
敬老の日とて変らぬ厨事 和田森早苗 201111  
どことなく敬老の日でありにけり 井上信子 201111  
花柄の目立つ会場敬老日 高野幸次 201111  
敬老日祝と紋の入りし菓子 椋本一子 雨月 201111  
敬老日計らずも吾を主客とは 椋本一子 雨月 201111  
隣組七戸に五人敬老日 椋本一子 雨月 201111  
ネーム入りの塗箸賜ひ敬老日 和田郁子 201112  
敬老日達者ばかりが集ひたる 阪本哲弘 201112  
酒豪いますすめ上手や敬老日 北尾章郎 201112  
戦友の話のつきず敬老日 小林一榮 末黒野 201112  
敬老日待つ人もなく夕餉済む 男澤榮男 末黒野 201112  
真帆片帆白こそよけれ敬老日 井上信子 201112  
年毎に番付上る敬老日 林哲夫 ぐろっけ 201112  
敬老日盃合はす四媼 林美智 ぐろっけ 201112  
ながらへて仏に感謝敬老日 小野寺節子 風土 201112  
敬老の日の記念品まだ来ぬよ 山崎@青史 ろんど 201112  
野の花に風のそよ吹く敬老日 中山純子 万象 201112  
聞き流す愚痴や敬老日の酒宴 西川みほ 末黒野 201201  
敬老日手話もて捧ぐ主の祈り 太田良一 末黒野 201201  
町会長の懐メロに酔ふ敬老日 今泉あさ子 末黒野 201201  
敬老日別の顔もて疲れけり 石田きよし 201201  
敬老日追はれて消ゆる先の波 呂秀文 春燈 201201  
ラベンダーのシャボンの土産敬老日 陳妹蓉 春燈 201201  
白寿てふ恩師にまみゆ敬老日 藤田かもめ ぐろっけ 201201  
毎日が出発と言ふ敬老日 松田都青 京鹿子 201201  
セールスレディほがらかに来る敬老日 五十嵐章子 201201  
妻若く逝きて独りの敬老日 北村香朗 京鹿子 201202  
面映ゆし席ゆずらるる敬老日 北郷和顔 末黒野 201202  
敬老の日を祝はるる夫の古稀 九十九島 山口キミコ 201209  
日曜も敬老の日も仕事かな 稲畑廣太郎 ホトトギス 201209  
八十路とて敬老の日を嫌ふ母 稲畑廣太郎 ホトトギス 201209  
押入れに宝物ある敬老日 森下康子 201211  
杖持たぬ老の美学や敬老日 石川かおり 201211  
敬老日過ぎ朝夕の常となる 小倉正穂 末黒野 201211  
猫ばかり声かけくるる敬老日 荻野嘉代子 春燈 201212  
敬老の日声を揃へて童歌 吉本淳 ぐろっけ 201212  
サンダルで祝はれにゆく敬老日 安居正浩 201212  
敬老の日とて頂戴すビーフシチウ 折橋綾子 201212  
差し障りない辺りより敬老日 久米なるを 201212  
風鐸の日がな鳴りづめ敬老日 福島せいぎ 万象 201212  
修身は必須の世代敬老日 丸尾和子 雨月 201212  
何程のことも為さずに敬老日 丸尾和子 雨月 201212  
敬老の日の祝券仏前に 湯谷良子 火星 201212  
敬老日父の革砥を鞣しけり 田中貞雄 ろんど 201212  
敬老の日ぞ重源も頼朝も 瀬川公馨 201301  
何日までの長生きなるや敬老日 北村香朗 京鹿子 201301  
敬老日ふと忘れたる老眼鏡 北村香朗 京鹿子 201301  
敬老の日も次ぎの日も過ぎゆきて 北村香朗 京鹿子 201301  
敬老日メールの英語辞書に問ひ 平田恵美子 ぐろっけ 201301  
声高の祝ひ帰りや敬老日 今泉あさ子 末黒野 201301  
敬老日ルンバリズムのはづみけり 小野弘正 末黒野 201301  
二ツ目の寿限無愉しや敬老日 浅岡麻實 末黒野 201301  
ネクタイに手間取ってをり敬老日 阪本哲弘 201311  
古老ゐて新老人ゐて敬老会 鈴木セツ 201311  
台風接近中止となりし敬老会 赤座典子 あを 201311  
敬老日阿呆のごとくをりにけり 鈴木良戈 201311  
敬老日しゃっきり踊るフラダンス 和田郁子 201311  
老人の日の老人でありにけり 安居正浩 201311  
百歳の笑顔と握手敬老日 塩路五郎 201311  
鳩雀ばかり寄り来る敬老日 矢野百合子 201311  
姥捨てふ駅名のあり敬老日 小池清司 かさね 201311  
好物を知られてをりし敬老日 塩田博久 風土 201312  
口ずさむ軍歌一節敬老日 高地勝峰 馬醉木 201312  
孫娘誘われ食事敬老日 水野弘 ぐろっけ 201312  
敬老日子へ悪態の受話器置く 足立良雄 201312  
敬老日高山名酒名菓かな 市橋香 ぐろっけ 201312  
敬老金もらひてひとりどぜう屋に 瀧春一 花石榴 201312  
赤飯を軟らかに焚く敬老日 近藤ともひろ ろんど 201312  
清濁の今さら呑めず敬老日 土屋啓 馬醉木 201312  
教へ子の便り跡切れて敬老日 居内真澄 ぐろっけ 201312  
臍無しの小さき餡パン敬老日 折橋綾子 201312  
絵心経を当てつこしている敬老日 延広禎一 201312  
来年は経費詰ると敬老会 伊藤公女 ぐろっけ 201312  
遊行期の気の合ふ友と敬老日 久米なるを 201312  
手をとりて親子で迎ふ敬老日 宮村フトミ ぐろっけ 201312  
支へられ繋ぐ命や敬老日 大橋伊佐子 末黒野 201312  
鉢物に肥料ほどこし敬老日 本多遊方 春燈 201312  
豪雨去り季節も変る敬老日 足利ロ子 ぐろっけ 201312  
園児らに歳聞かれをり敬老日 森田節子 風土 201312  
まだ八十路敬老の日の旅写真 中山皓雪 201312  
長生きをと子等よりメール敬老日 菅野日出子 末黒野 201401  
団欒や近きが親し敬老日 金田けいし ろんど 201401  
台風が季節入れ替へ敬老日 足利ロ子 ぐろっけ 201401  
敬老日雨に流れて菓子貰ふ 向江醇子 ぐろっけ 201401  
胸元の名札はつきり敬老日 柴田志津子 201401  
出自よき鰻を少し敬老日 野上杳 201401  
児の悪さ叱らぬ父も敬老日 伊吹之博 京鹿子 201401  
加齢臭気づかせまいぞ敬老日 津田霧笛 ぐろっけ 201401  
年金の引き下げを知る敬老日 池田かよ ぐろっけ 201401  
安心てふ不安のありぬ敬老日 村田岳洋 ろんど 201401  
敬老会いつも軍歌を歌ふ人 井上義郎 201402  
子が庭の剪定をする敬老日 ふじの茜 201402  
運動会敬老席に座らさる 志方章子 六花 201402  
遅刻して別人となる敬老日 鴨下昭 201403  
娘より安否のコール敬老日 難波篤直 201404  
敬老日しみじみと掌のうらおもて 吉武千束 太古のこゑ 201411  
敬老日母の口癖年の所為 森下康子 201411  
晩節に生くる糧あり敬老日 山崎刀水 春燈 201411  
早昼につき合つてをり敬老日 吉田政江 201411  
おだやかな敬老の日や鳩が鳴き 杉本綾 201412  
他人事となほ思ひたし敬老日 桂敦子 201412  
老人の日の無印良品試着室 波戸辺のばら 201412  
健やかに歳を忘るる敬老日 池田節 春燈 201412  
百年を嫋やかに生き敬老日 佐藤弘香 ろんど 201412  
中学校の長き廊下や敬老日 中山皓雪 201412  
ユニクロの鏡明るし敬老日 足立良雄 201412  
ユニクロの鏡明るし敬老日 足立良雄 201412  
老人が老人の日を祝ふかな 本多遊方 春燈 201412  
年に一度敬老の日と云はれても 野澤あき 火星 201412  
敬老日余計なお世話と思いつつ 貝森光洋 六花 201412  
井戸水の味のよろしき敬老日 岩木茂 風土 201412  
敬老の日に母の句は白紙かな 八木裕子 ホトトギス 201501  
敬老の日に久々の笑顔かな 八木裕子 ホトトギス 201501  
学習塾のチラシの入る敬老日 菅澤陽子 春燈 201501  
火加減で煮物しづまる敬老日 小野寿子 201501  
新米に副ふる大とろ敬老日 小川玉泉 末黒野 201501  
手の皺の母に似て来し敬老日 門伝史会 風土 201501  
敬老の日の麻姑の手よありがたう 鳥居美智子 ろんど 201501  
父と言ふ高さのわかる敬老日 松田都青 京鹿子 201501  
日向ぼこ老人力を置きざりに 松木ひろ ろんど 201503  
老人の乾いてしまう日向ぼこ 寺田良治 船団 201508  
敬老の日とて人事なりしこと 稲畑汀子 ホトトギス 201509  
健在や敬老の日の三姉妹 稲畑汀子 ホトトギス 201509  
嬰の眼に児据ゑられたる敬老日 水原春郎 馬醉木 201511  
綿菓子の棒はクッキー敬老日 村上倫子 201511  
敬老日生きる喜び分かち合ふ 和田政子 201511  
祝はれてちよつぴり淋し敬老日 塩千恵子 201511  
マドンナは今もマドンナ敬老日 高橋将夫 201511  
敬老日天下国家を論ずべし 高橋将夫 201511  
連休の狭に埋没敬老日 秋葉雅治 201511  
人生に余りなどなし敬老日 小松誠一 201512  
敬老日二膳湯気立つ栗おこは 岡田和子 馬醉木 201512  
猿山の猿を見てゐる敬老日 小張志げ 春燈 201512  
緑児は目に入れてもや敬老日 齋藤晴夫 春燈 201512  
賜りし座布団下ろす敬老日 丸山允男 春燈 201512  
敬老日辿る冥土の道しるべ 中村三郎 京鹿子 201512  
簡単に加齢で済ます敬老日 時澤藍 201512  
ひと隅は酒好きの座よ敬老日 佐藤雄二 万象 201512  
平均齢伸びゆく国の敬老日 三輪温子 雨月 201512  
持ち札はクイーンばかり敬老日 片山煕子 京鹿子 201601  
敬老日菓子食べ茶飲む二人かな 藤波松山 京鹿子 201601  
暗唱のJack&Betty敬老日 金子正道 京鹿子 201601  
昭和史を重ねて生きて敬老日 池田光子 201601  
共に生くる犬の祝ひや敬老日 鈴木鞠子 末黒野 201601  
敬老日身辺りの老いばかりなり 井八重子 末黒野 201601  
兜太の墨書掲げ敬老の日に立つ 鴨下昭 201602  
鯛焼きを半分に切る敬老日 衣斐ちづ子 201602  
日溜りを両手に敬老日の握手 鴨下昭 201603

敬老の日

→2

 

2020年9月15日 作成

「俳誌のsalon」でご紹介した俳句を季語別にまとめました。

「年月」の最初の4桁が西暦あとの2桁が月を表しています。

注意して作成しておりますが文字化け脱字などありましたらお知らせ下さい。

ご希望の季語がございましたら haisi@haisi.com 迄メール下さい。