敬老の日(老人の日)     199句

土つかぬ下駄玄関に敬老日    遠藤梧逸

作品
作者
掲載誌
掲載年月
前書その他
ポケットベル鳴るな医師の敬老日 田井はつゑ 雨月 199901  
老人の日の椅子自分で折りたたむ 五十嵐研三 海程 199902  
敬老日仏の好きなものを煮て 高橋さえ子 199904  
鴨あまた寄せ老人の日向かな 土田栄 199906  
敬老の日といふだけで担がれて 保坂加津夫 いろり 199910  
敬老日息子と嫁と祝膳 久保田一豊 いろり 199910  
敬老日ひとごとならず祝がれける 大平保子 いろり 199910  
敬老の日ペアーでつなぐ腕時計 松沢久子 いろり 199911  
ナツメロの飛び入り多し敬老日 松沢久子 いろり 199911  
敬老日姿を見なほす隠し芸 大平保子 いろり 199911  
敬老の日娘等は素知らぬ顔をして 熊谷みどり いろり 199911  
なくもがなの敬老の日に在りあはす 能村登四郎 芒種 199911  
リュック負ふすべも身につき敬老日 鷲見明子 風土 199912  
いつもより足音多し敬老日 上村福恵 六花 199912  
敬老の日に母と飲む発泡酒 三橋早苗 ぐろっけ 199912  
敬老日自由と孤独を今しばし 平野伸子 馬醉木 200001  
矍鑠といさかひてゐる敬老日 田中藤穂 水瓶座 200002  
滅びゆくものはと云へど敬老の日 保坂加津夫 いろり 200010  
敬老の日の締切りの稿ふたつ 大山文子 火星 200011  
路地奥に日の当りをり敬老日 徳丸峻二 風土 200011  
名歌手の唱へば若し敬老日 林翔 200011  
目覚良き敬老の日の風涼し 富田志げ子 酸漿 200011  
抽斗に遺墨の句帳敬老日 松宮幹彦 俳句通信 200011  
敬老の日一万人から洩れた母 桑原敏枝 いろり 200011  
敬老日背すじ正して琴を弾く 小川花久 いろり 200011  
母あらば敬老日めがけ旅をして 篠田三七子 いろり 200011  
敬老日補聴器なしでよく聞こえ 松沢久子 いろり 200011  
あかざ杖敬老の日に贈りやる 秋山義彦 酸漿 200012  
八十の敬老日なほ檀用に 古田考鵬 雨月 200012  
敬老日わらべの如く遊びけり 池田静江 200012  
敬老日夫あらばとぞ思ひ居る 大平保子 いろり 200102  
敬老日祝がるる身とはなってゐし 大平保子 いろり 200102  
祝はれて身の引きしまる敬老日 大平保子 いろり 200102  
敬老日見目麗しく在りたしと 大平保子 いろり 200102  
農道に見慣れぬ外車敬老日 勝野薫 ぐろっけ 200102  
代読に終る祝辞や敬老日 鵜飼紫生 雨月 200104  
敬老の日の我が事となるは何時 稲畑廣太郎 ホトトギス 200109  
敬老日傘寿すぎとは生き過ぎて 保坂加津夫 いろり 200110  
敬老の日のひとり芝居で幕となる 保坂加津夫 いろり 200110  
押し入れに日の丸ねむる敬老の日 大平保子 いろり 200110  
敬老の日遠きことのみに思はれて 大平保子 いろり 200111  
長老の少してれてる敬老日 相沢健造 いろり 200111  
敬老日まだまだ我は花盛り 篠田三七子 いろり 200111  
物真似と落ちで敬老感謝の日 西村純一 俳句通信 200111  
勝組の威勢なほなほ敬老日 泉田秋硯 200112  
颯爽と競ふファッション敬老日 阪本哲弘 200112  
敬老日醤油団子のよく売れて 佐藤悦子 百鳥 200112  
敬老の日何時も老舗の千鳥焼き 池崎るり子 六花 200112  
はりま屋のおかき届きぬ敬老日 浜麻衣子 六花 200112  
敬老の日も来て庭師寡黙なり 井関祥子 酸漿 200112  
敬老日孫の手紙は鏡文字 井関祥子 酸漿 200112  
敬老日祝ふワインを買ひにけり 小峯雅子 酸漿 200112  
沖縄の焼酎もらふ敬老日 斎藤耕次郎 春耕 200112  
何よりも常の言葉や敬老日 稲辺美津 遠嶺 200112  
敬老の日とよ背筋を伸ばしけり 宮みさを 百鳥 200201  
敬老日塩川大臣大写し 木田千女 200201  
飴をもらひて敬老の日と思ふ 後藤比奈夫 ホトトギス 200203  
さるほどに敬老の日の酒とせむ 門伝史会 風土 200204  
敬老の日日の丸入れて母を撮る 角田信子 六花合同句集 200205  
老人の日溜りそれぞれ水温む 坂田和嘉子 京鹿子 200205  
祝はるる敬老の日を旅にあり 稲畑汀子 ホトトギス 200209  
若き日も敬老の日もわが身かな 稲畑汀子 ホトトギス 200209  
敬老の日象の花子を表彰す 竹山一子 帆船 200211  
敬老日種明しなどしてをりぬ 暮岸江 銀化 200211  
敬老の日はやばやと演芸会 芝宮須磨子 あを 200211  
敬老日タンゴが鳴りて若返る 泉田秋硯 200212  
敬老日宇宙が廻る逆上り 山下青坡 200212  
敬老の日町内横綱百八歳 北原東洋男 200212  
ちちははの墓に膝つく敬老日 小野寺節子 風土 200212  
寄り添ひつ胸にリボンの敬老日 石山民谷 遠嶺 200212  
敬老の日を刻みゐる古時計 嶋田光枝 築港 200212  
今年また馬齢加へぬ敬老日 嶋田光枝 築港 200212  
石投げて手首の残る敬老日 寺田千代子 京鹿子 200212  
敬老日凡夫凡妻傘寿喜寿 依田ふじ子 帆船 200212  
敬老日飴を配る身頂く身 磯海具子 帆船 200212  
敬老の日をさしぐみてブーケ抱く 熊谷利子 雲の峰 200212  
取り立てて言はずもがなの敬老日 青垣和子 雨月 200212  
ひたすらに真面目に生きて敬老日 青垣和子 雨月 200212  
物忘れ日毎に増えて敬老日 内藤順子 酸漿 200212  
書きためし俳句贈りて敬老日 北浦義雄 ぐろっけ 200212  
敬老日スタートライン引かれけり 平田倫子 百鳥 200212  
敬老日ロボット犬の届きけり 中里とも子 百鳥 200212  
敬老の日や年取らぬ女たち 橋本佐智 円虹 200301  
アカペラで小学唱歌敬老日 安部美和子 ぐろっけ 200301  
老夫婦なんにもしない敬老日 八木葉子 酸漿 200311  
甘党に金杯贈る敬老日 五十嵐道夫 築港 200311  
畑跡の山窪となりて敬老日 白鳥義岳 帆船 200311  
リカちゃんに似し顔描かれ敬老日 宇利和代 雲の峰 200311  
敬老日乗馬の構へこころせむ 品川鈴子 ぐろっけ 200311  
馬上では背筋もしゃんと敬老日 泉田秋硯 200312  
Eメールけふ敬老の日と思ふ 鈴掛穂 200312  
敬老日妣の手紙の滲みかな 山田怜子 遠嶺 200312  
来し方のこぼれ話や敬老日 福永光子 京鹿子 200312  
正座せぬ女ばかりや敬老日 高倉恵美子 200312  
若き日の突っ張り同士敬老日 辰巳比呂史 200401  
番付の上位はをみな敬老日 久我八千代 200401  
来し方を引き寄せ偲ぶ敬老日 並木重助 酸漿 200401  
敬老日見る聞く噛むのみな出来ぬ 長谷川登美 ぐろっけ 200401  
敬老日孫手づくりの首飾り 浜本広子 ぐろっけ 200401  
敬老日生き字引てふ端坐かな 山元志津香 八千草 200403  
敬老日わずかの緊張吾に課す 平野きぬ子 八千草 200403  
留守電に孫の大声敬老日 原田喜久子 八千草 200403  
席譲りまだまだ若し敬老日 藤原りくを 八千草 200404  
祖母の煙管の脂とりし日や敬老日 物江晴子 八千草 200404  
転ばぬ先の杖となる児か敬老日 物江晴子 八千草 200404  
聞かれれば倖せと言ふ敬老日 橘沙希 月の雫 200404  
敬老の日はステーキを所望せり 橘澄男 山景 200408  
敬老日幼の電話はやひとつ 阿部ひろし 酸漿 200411  
敬老日孫が持参の胡蝶蘭 佐藤斗星 200411  
輪唱のすこし不揃ひ敬老日 渡辺君恵 帆船 200411  
敬老の日の招待は動物園 東亜未 あを 200411  
節約の暮しに馴れて敬老日 芝尚子 あを 200411  
パソコンと差し向かひ吾が敬老日 品川鈴子 ぐろっけ 200411  
初孫のメールが届く敬老日 徳田正樹 河鹿 200412  
祝がれゐて何をか成さむ敬老日 瀬尾幸代 200412  
敬老日常のくらしのベジタブル 安達加寿子 200412  
せめてもと互みに称へ敬老日 北川英子 200412  
座布団に雲の感触敬老日 新井佐知子 遠嶺 200412  
影踏みて添ふこと大事敬老日 舩越美喜 京鹿子 200412  
いたはりのこころに感謝敬老日 青垣和子 雨月 200412  
敬老日男ばかりが老いにけり 山口和生 帆船 200412  
面くらふ出会ひ因縁敬老日 早乙女信 対岸 200412  
敬老日姿勢正せと子に言はれ 長野純顕 対岸 200412  
敬老日巨大まんばう目の動き 石川一郎 対岸 200412  
敬老日近づく波の綺羅の中 久松久子 百鳥 200412  
敬老日娘に誘はれて相撲見へ 大石昌代 200412  
金一封嬉し佗びしい敬老日 安保信子 六花 200412  
母になほ決意促す敬老日 中谷喜美子 六花 200412  
すぐなくす敬老の日の招待状 山口速 200412  
嬰の来て疲れ残りし敬老日 山田富朗 遠嶺 200501  
敬老日薬膳料理妻と食ぶ 伊東政勝 遠嶺 200501  
聞き役に徹してをりぬ敬老日 山火律子 200501  
敬老日子規を賛へて吾に及ぶ 浅井青陽子 ホトトギス 200503  
「岸壁の母」の歌あり敬老日 鈴木恭子 200505  
敬老日そしらぬ振りの夫婦かな 安部里子 あを 200511  
市長より祝ぎのあいさつ敬老日 沼口蓬風 河鹿 200512  
カラオケの歌も詩吟も敬老日 沼口蓬風 河鹿 200512  
一世紀生きし笑顔や敬老日 木原紀幸 河鹿 200512  
放歌せし仲間敬老日のゴルフ 泉田秋硯 200512  
敬老の日堂に入つたる翁振り 栗城静子 200512  
よく笑ふ人を囲みて敬老日 宇垣みきえ 200512  
生き抜いて敬老の日を祝はるる 兼子栄子 酸漿 200512  
真つ直ぐに生きて財無し敬老日 舩越美喜 京鹿子 200512  
ネクタイの結び目太き敬老日 梅村五月 栴檀 200512  
いつのまにかくも老いたり敬老日 合川月林子 ぐろっけ 200512  
敬老の日合唱の子に声あはす 市橋幸代 築港 200512  
幸不幸何もて計る敬老日 深澤厚子 馬醉木 200601  
敬老日少女野球を観てをりぬ 川口襄 遠嶺 200601  
自家製のうどんパーテイー敬老日 峰尾秀之 200601  
来る筈のメールまだ来ぬ敬老日 森澤とほる 春燈 200601  
エプロンし背筋伸せり敬老日 宮原利代 ぐろっけ 200601  
花束に「若くいてね」と敬老日 真木早苗 八千草 200603  
敬老の日ならずも日々心もて 稲畑汀子 ホトトギス 200609  
敬老日むかしはとうに捨てられし 小林呼渓 200609  
世話係老がつとめる敬老日 品川鈴子 ぐろっけ 200609  
ロボットを遊び相手に敬老日 品川鈴子 ぐろっけ 200609  
敬老日身辺整理さりげなく 村岡春夫 春燈 200611  
そば焼酎そば湯割りして敬老日 築城百々平 馬醉木 200611  
小蕪の早漬うまし敬老日 竹内弘子 あを 200611  
歩調取れ蹴躓くなと敬老日 阪本哲弘 200612  
敬老日ディナーコースに箸添へて 峰尾秀之 200612  
現役と張り合ふゴルフ敬老日 高塚干代子 200612  
敬老の日の千万人の中に吾 府川鈴 200612  
補聴器を夫に誂ふ敬老日 石井邦子 酸漿 200612  
敬老日自称無頼派石頭 玉川悠 遠嶺 200701  
生く事は旅かも知れず敬老日 岩崎憲二 京鹿子 200701  
今日あるは四温の恵み敬老日 岩崎憲二 京鹿子 200701  
嬰児の名で花届く敬老日 清水和子 酸漿 200701  
敬老日みな粧ひて集ひけり 高倉恵美子 200701  
昼は診て老人の日の酒少し 野沢しの武 風土 200702  
敬老日いつもの老舗の千鳥焼 池崎るり子 六花 200704  
敬さるるほど老いてゐず敬老日 小林呼漢 200709  
敬老の日席ゆづられて断りて 堀内一郎 あを 200709  
敬老日過ぎぬる味噌も茶も貰ひ 伊藤白潮 200710  
ショーウィンドー覗きもせずに敬老日 品川鈴子 ぐろっけ 200710  
大正生れの唄など披露敬老日 今谷脩 ぐろっけ 200710  
オカリナに耳そばだてる敬老日 仁平則子 200711  
敬老の日や励ましの言つらね 宮津昭彦 200711  
年輪は知らず敬老日の巨木 秋葉雅治 200711  
肩に来て止る蜻蛉や敬老日 海上俊臣 酸漿 200711  
敬老の日ながらへばこそ識ることも 木村茂登子 あを 200711  
子の諭す垂直思考敬老日 野中啓子 200712  
吾が老の加速見直す敬老日 楯野正雄 200712  
筋金のいまだ錆びざる敬老日 長谷川閑乙 馬醉木 200712  
マジシャンが時止めてゐる敬老日 上谷昌憲 200712  
卒寿にてまた迎へたる敬老日 並木重助 酸漿 200712  
涙腺の弛む唱歌よ敬老日 馬越幸子 ぐろっけ 200712  
切せつと慕情唄ひて敬老日 馬越幸子 ぐろっけ 200712  
優先席目でゆづり合ふ敬老日 森山八重子 ぐろっけ 200712  
老人の日わが食ぶるケーキ選つてをり 中田みなみ 200712  
信頼の絆ほのぼの敬老日 青木久子 遠嶺 200801  
仏徒にも耶蘇にもなれず敬老日 木田千女 200801  
一番に嫌ひな日なり敬老日 木田千女 200801  
敬老日誰もさそひにきてくれず 木田千女 200801  
敬老の日を老人として過ごす 土井三乙 風土 200801  
諳ずる論語に拍手敬老日 岡敏恵 ぐろっけ 200801  
招かれる立場になりし敬老日 沖則文 ぐろっけ 200801  
パイ菓子は零れ易くて敬老日 衣斐ちづ子 200801  
敬老の日の写真とて真中に 浅井青陽子 ホトトギス 200803  

08/09/15 制作

「俳誌のsalon」でご紹介した俳句を季語別にまとめました。

「年月」の最初の4桁が西暦あとの2桁が月を表しています。

掲載年月順です。

ご希望の季語又は語彙がございましたら haisi@haisi.com 迄メール下さい。

注意して作成しておりますが文字化け脱字などありましたらお知らせ下さい。