風光る 7    214句

作品
作者
掲載誌
掲載年月
前書その他
風光る瀬戸の小島の神楽面 熊崎昭 鏃 狩座合同句集 199406  
風光る切手の影のじぐざぐと 小嶋洋子 201204  
風光るとほくなるほど雲ばかり 本多游子 春燈 201204  
風光る明治を遺す長屋門 嵐弥生 末黒野 201204  
鳩笛の山に谺し風光る 岡本ヨシエ 末黒野 201204  
ことことと屋根の足音風光る 菅原孟 かさね 201205  
買ひ足せる緑の絵具風光る 野坂民子 馬醉木 201205  
風光る産みたて卵一ダース 中田みなみ 201205  
肩書はすべて返上風光る 苑実耶 201205  
行明けの家路さにあれ風光る 山崎靖子 201205  
風光る古代調布の里帰り 三輪慶子 ぐろっけ 201205  
荒川と隅田川なり風光る 三輪慶子 ぐろっけ 201205  
池の面に樹々揺れ交し風光る 堀田こう 雨月 201205  
山城の揚羽蝶紋風光る 田中佐知子 風土 201205  
風光る象のすばやきあと退り 竹生田勝次 風土 201205  
風光るベンチはつねに人を待ち 田村園子 201205  
堰二つ音をたがへて風光る 宇都宮敦子 201205  
独眼竜政宗ごっこ風光る 常田創 201206  
御神火の大島航路風光る 小林美登里 かさね 201206  
空港の旅立つ人や風光る 吉田啓悟 かさね 201206  
諳ずる論語一章風光る 川村清子 馬醉木 201206  
末弟の清めし句碑に風光る 宮内とし子 201206  
正面に国会議事堂風光る 三輪慶子 ぐろっけ 201206  
覗き見る駅の鏡や風光る 柴田久子 風土 201206  
観音にあづけしリュック風光る 井上淳子 火星 201206  
尻餅の尻に大地の風光る 佐々木紗知 京鹿子 201206  
風光る水路を曲りさつぱ舟 森清信子 末黒野 201206  
風光る大湖の景をひとり占め 前川ユキ子 201207  
牛放つ千里のうねり風光る 矢野百合子 201207  
纜を結はふ手際や風光る 村上留美子 火星 201207  
風光る廃校利用のレストラン 福島松子 ぐろっけ 201207  
聖水の観音菩薩風光る 小泉欣也 ろんど 201207  
鸚哥の窓辺ひときは風光る 上家弘子 ろんど 201207  
環海の青き島影風光る 岡野里子 末黒野 201207  
島つなぐ五橋の海や風光る 園田惠子 末黒野 201207  
風光る一輪挿の無人駅 岡佳代子 201208  
風光る子が母の手をふりきつて 遠山のり子 201208  
参道に尾を振る犬や風光る 犬丸勝子 201208  
求めたる一書小脇に風光る 高村令子 風土 201208  
金柑の残る一樹や風光る 泉和美 末黒野 201208  
皿一枚割りし快音風光る 竹田ひろ子 ろんど 201208  
風光る小学校の尊徳像 北崎展江 くりから 201209  
風光る背を向ける目を向けるどっち 中原幸子 船団 201212  
縄文の土偶豊満風光る 神田恵琳 跫音 201303  
風光る赤児のくせ毛くるくると 近藤喜子 ミネルヴァの梟 201303  
風光るただそれだけに身の弾み 水原春郎 馬醉木 201304  
風光る後は天命待つばかり 宮井知英 201304  
太秦に大魔人像風光る 石川かおり 201305 大映通り商店街
お座りが出来たとメール風光る 山崎靖子 201305  
ガウデイの手描きの図面風光る 水野恒彦 201305  
校庭にオルガン出され風光る 林昭太郎 201305  
風光る水晶体を取り替へて 田所節子 201305  
東京は獅子舞の形風光る 杉本光祥 201305  
風光る聖扉そびらにブーケトス 安藤しおん 201305  
歌舞伎座の大屋根高し風光る 三輪慶子 ぐろっけ 201305  
行くところ盲導犬に風光る 定梶じょう あを 201305  
降り立てば安曇野平風光る 三川美代子 201306  
天平の鴟尾凛として風光る 片岡久美子 201306  
二浪子の晴れて上京風光る 北尾章郎 201306  
見渡せば百花繚乱風光る 青木英林 かさね 201306  
頬に飴拳にちから風光る 田村園子 201306  
瑠璃の羽池面を掠め風光る 森清堯 末黒野 201306  
肩馬の孫の軽さや風光る 池谷鹿次 末黒野 201306  
千貫の格持つ櫓風光る 森脇貞子 雨月 201306  
刺繍糸さし継ぐ五彩風光る 荒木治代 ぐろっけ 201307  
風光る陽気な友のイヤリング 池田かよ ぐろっけ 201307  
賓頭盧を撫でる指先風光る 坊野貴代美 ぐろっけ 201307  
風光るむかし漁場の力石 片岡久美子 201307  
蛇籠にも漣の寄せ風光る 佐藤喜仙 かさね 201307  
茶畑の風光るなか紺絣 増田甚平 ろんど 201309  
風光る幼き命駆けくれば 志方章子 六花 201310  
肩巾の余る制服風光る 石川叔子 201310  
トロ箱をさばく鳶口風光る 柴田近江 201402  
風光る子の丈で見る水車かな 久保久子 湖心 201402  
風光る高さを競ふ大都会 稲畑廣太郎 ホトトギス 201404  
野地蔵の微笑みてをり風光る 松嶋一洋 201404  
観音と言はれ戸惑ふ風光る 和田政子 201404  
丸ビルの壁を磨いて風光る 稲畑廣太郎 ホトトギス 201404  
肩馬の孫の軽るさや風光る 池谷鹿次 末黒野 201404  
保育児のころころころと風光る 鈴木セツ 201405  
休み田の馬頭観音風光る 岡野ひろ子 201405  
風光る仰ぎて白し鳩の腹 紅谷芙美江 万象 201405  
風光る身体にたまる葉緑素 吉弘恭子 あを 201405  
風光る身体にたまる葉緑素 吉弘恭子 あを 201405  
風光る谷津田に戻る水の音 西村渾 201405  
風光る朝より箸置き蕨手に 林いづみ 風土 201405  
風光る土鳩のさぐる樹の洞ろ 後藤眞由美 春燈 201405  
鳳凰の復元宇治の風光る 藤見佳楠子 201405  
海峡に数多の小舟風光る 松田洋子 201405 四国
風光るをんな杜氏の朝しぼり 松岡和子 201405  
四股を踏む朝の韻き風光る 高野春子 京鹿子 201405  
醤油醸造の百年木桶風光る 石橋邦子 春燈 201405  
つくばひの雫丸きや風光り 石川かおり 201405  
運賃はもうすぐ大人風光る 新江たか ろんど 201406  
一斉に飛び立つ雀風光る 森清信子 末黒野 201406  
一瞬の水面の揺れや風光る 横山さくら 春燈 201406  
マンドリン奏でる舞台風光り 伊藤和子 201406  
縄とびの大波のなか風光る 降幡加津 ろんど 201406  
風光り梛の葉脈匂ひける 和田郁子 201406  
風光る子の片言の糸電話 小山繁子 春燈 201406  
風光る出雲の旅に出ることに 大日向幸江 あを 201406  
風光る出雲の旅に出ることに 大日向幸江 あを 201406  
風光る水平線がまっすぐに 坪内稔典 船団 201406  
自転車の籠にバゲット風光る 陽山道子 船団 201406  
風光る新丸ビルに千の窓 林昭太郎 201406 東京駅吟行
風光ると生まれ来る子に教へたし 常田希望 201406  
ビジネス街抜ければ雲居風光る 千田百里 201406  
はらからの赴任それぞれ風光る 渡部良子 馬醉木 201406  
さざ波のさ走る水田風光る 中野久雄 末黒野 201407  
飛び立ちし鴎に湾の風光る 西川みほ 末黒野 201407  
風光り呼吸はじむるガレの杯 吉武美子 201407  
風光るじょうろの水を歪ませて 住田千代子 六花 201407  
風光る閑谷学校避雷針 中村洋子 風土 201407  
風光る奇岩の多き金勝寺 山崎里美 201407  
風光る書かねば消ゆることばかり 和田政子 201407  
門閉ざす教会の塔風光る 辻井ミナミ 末黒野 201407  
野の果の白き仏塔風光る 柴田志津子 201407  
風光る井川邦子の店なつかし 鳥居美智子 ろんど 201407  
落書とは粋に書くこと風光る 熊谷ふみを ろんど 201407  
君の呼ぶわが名は詩なり風光る 有松洋子 201407  
オリーブで名高き島の風光り 高屋喜美子 璦別冊 201408  
風光るコバルト色に湖光り 布施由岐子 末黒野 201408  
風光る海へ歓声観覧車 桂敦子 201408  
風光る神の定めし位置に島 佐津のぼる 六花 201408  
風光る琵琶湖開きの金の鍵 脇 克行 璦別冊 201408  
風光る友待つ今の至福時 伊吹之博 京鹿子 201408  
風光る里山走るサッカー部 大西よしき ろんど 201408  
平仮名でてふてふと書き風光る 木村ふく 馬醉木 201408  
草原の馬のたてがみ風光る 後藤マツエ 201408  
望楼や安土姉川風光る 澤近栄子 京鹿子 201501  
平仮名でてふてふと書き風光る 木村ふく 馬醉木 201501  
波遊ぶ赤き鳥居や風光り 水原春郎 馬醉木 201504  
現像の要らぬデジカメ風光る 小松誠一 201504  
数多咲くものを揺さぶり風光る 稲畑廣太郎 ホトトギス 201504  
風光る都心のビルの底の底 稲畑廣太郎 ホトトギス 201504  
墓碑に名の多き一族風光る 成宮紀代子 201504  
風光る単線にある待時間 高橋あさの 201504  
風光る高原ガラス美術館 吉永すみれ 風土 201505  
教会のステンドグラス風光る 鶴岡紀代 春燈 201505  
動かざる山や五百枝に風光る 矢崎すみ子 201505  
塗り立のペンキキラキラ風光る 大日向幸江 あを 201505  
肩車の子の歌声や風光る 竹中一花 201505  
沖晴れて馬の鼻筋風光る 本多俊子 201506  
風光る心ふはりと体離れ 有松洋子 201506  
風光る三十六峰右に見て 西村雪園 風土 201506  
風光る指折り とお の寺巡り 西村雪園 風土 201506  
芝山を嬰のほふくや風光る 下山田美江 風土 201506  
太陽光パネルずらりと風光る 羽賀恭子 201506  
風光る声はづませて下校の子 羽賀恭子 201506  
平和刻むパラオの旅や風光る 和田政子 201506  
雨あとの土の匂ひや風光る 野村重子 末黒野 201506  
風光る堰のリズムの単調に 飛田典子 末黒野 201506  
風光る街へ扉は回転す 山内洋光 201506  
子規庵は我らが聖地風光る 杉本光祥 201506  
並走の電車が岐れ風光る 上谷昌憲 201506  
妖精の翅ひらひらと風光る 近藤喜子 201507  
風光るここは白金三光町 木村ふく 馬醉木 201507  
詩の一片探す子規庵風光る 岡真紗子 201507  
風光るぬた場に鹿の蹄あと 生田恵美子 風土 201507  
風光る石屋の石の亀蛙 松本三千夫 末黒野 201507  
校庭に紙飛行機百風光る 鎌田篤 雨月 201507  
幼らに尾をふるポニー風光る 藤田満枝 万象 201507  
水切を競ふ父と子風光る 石川叔子 201508  
舟つなぐ杭の林立風光る 柴田志津子 201508  
見得を切る地歌舞伎の児や風光る 横山昭子 雨月 201508  
風光る教室の窓残り香も 中川のぼる 201508  
風光る核など要らぬ慰霊の碑 鴨下昭 201509  
そらいろを絵筆に溶けば風光る 三屋英俊 万象 201510  
風光る珊瑚礁てふ泡立て器 原田達夫 箱火鉢 201511 宮古島
森の風光りとなりて銀やんま 佐久間由子 201511  
未現像フィルム山ほど風光る 秋月祐一 船団 201512  
風光る時みよし野は散り初むる 稲畑廣太郎 ホトトギス 201604  
風光る又々新車買ひし人 稲畑廣太郎 ホトトギス 201604  
風光る庭に植ゑ足すものあまた 稲畑汀子 ホトトギス 201604  
男みな鬣欲しく風光る 森岡正作 201604  
ひとしきり途切れし会話風光る 都丸美陽子 春燈 201604  
点となる沖の釣舟風光る 岡野里子 末黒野 201604  
風光る東京マラソン笑顔満つ 須賀敏子 あを 201604  
ブロンズ像磨く漢ら風光る 清部祥子 201605  
五歳児に五歳児の夢風光る 小林共代 風土 201605  
コンテナ船巨大な口に風光る 佐藤惠子 風土 201605  
指差して出発進行風光る 甕秀麿 201605  
聖堂の文朝遣構風光る 赤岡茂子 春燈 201605  
国道の自転車レーン風光る 佐藤まさ子 春燈 201605  
馬出しの長き土塁や風光る 前田美恵子 201606 亀山城
せせらぎの小石のひかる風光る 安野眞澄 201606  
風光る目処挺子乗りの冥利かな 能村研三 201606  
風光る羽ペンで描く帆掛け船 小林陽子 201606  
三陸の吉里吉里国の風光る 山本無蓋 201606  
風光る稚魚放つとき声かけて 山本無蓋 201606  
ハイカラな街を一望風光る 松本峰春 春燈 201606 神戸ポートタワー
海へ向くベンチに二人風光る 黒滝志麻子 末黒野 201606  
高鳴きの鵞鳥が一羽風光る 増田幸子 万象 201606  
自転車の僧衣に畦の風光る 中村風信子 馬醉木 201606  
塩田の塩の真白に風光る 清水美恵 馬醉木 201606  
風光る沼に鷺佇つ首かしげ 手島南天 万象 201607  
空を蹴り笑まふ嬰児や風光る 岡崎春菜 万象 201607  
風光るいづこの湾も流されて 鈴木直充 春燈 201607
教会の十字架の塔風光る 大橋晄 雨月 201607  
声出して屈伸運動風光る 川上恵子 雨月 201607  
園児等の稚魚の放流風光る 遠藤逍遙子 風土 201607  
風光る鴎と着きし小豆島 落合絹代 風土 201607  
残る柚子ふりかける昼風光る 長崎桂子 あを 201607  
ホノルルに住む娘の未来風光る 今井千鶴子 ホトトギス 201608  
国道をひたすら西へ風光る 久世孝雄 やぶれ傘 201608  
風光る切手の角のちぎれけり 風間史子 201608  
切株の木の名忘られ風光る 深川淑枝 201608  
窓明けて読む一面や風光る 上家正勝 末黒野 201608  
オペラ座の女神に翼風光る 稲岡みち子 雨月 201608  
風光るお花畑を一万歩 中堀倫子 201608  
風光るブルーの空は葉の間から 水谷直子 京鹿子 201611  
障害物とべる一瞬風光る 都築繁子 201612  
風光る水無き馬の水呑み場 篠田純子 201612  
風光る金券ショップで買う切符 小枝恵美子 船団 201612 風光る→8

 

 

2018年4月16日 作成

「俳誌のsalon」でご紹介した俳句を季語別にまとめました。

「年月」の最初の4桁が西暦あとの2桁が月を表しています。

注意して作成しておりますが文字化け脱字などありましたらお知らせ下さい。

ご希望の季語がございましたら haisi@haisi.com 迄メール下さい。