風除 風囲 風垣     94句

風除を膝より低く花畑    富安風生

作品
作者
掲載誌
掲載年月
前書他
風除と見れば見らるるほどのもの
稲畑汀子
ホトトギス
199811
敷居村とは風除の中に住む
稲畑汀子
ホトトギス
199811
風垣の結び日大黒さん喪中
浜口高子
火星
199902
風除の笹が笹打つ久女の忌
前田陶代子
199904
風垣に愛憎劇も囲はるる
渡辺純
京鹿子
199905
風垣や羽黒ぶりなる橡の餅
皆川盤水
高幡
199905
人を待つ信長塀を風除に
二村蘭秋
雨月
200004
風除けを解く切妻の家並かな
石塚ユリ
春耕
200005
女手もまじり風垣たたみけり
小野誠一
春耕
200006
風除を抜けくる音に覚めし夜半
稲畑汀子
ホトトギス
200012
一陣の風一枚の風除に
稲畑汀子
ホトトギス
200012
風除の大樹のゆるぎなかりけり
稲畑汀子
ホトトギス
200012
風垣の萱ばさばさと御師の家
皆川盤水
春耕
200012
菜畑の風垣小さく囲ひけり
前川みどり
春耕
200102
年毎に老父の急ぐ風囲ひ
皆川盤水
春耕
200111
風垣を編む縄玉が濃く匂ふ
朝妻力
雲の峰
200201
前栽(せんざい)に影伸ばしゐる風囲
木村てる代
雲の峰
200202
風除に戻す露天の湯もみ板
川瀬里江
雲の峰
200202
ひとしきり潮の香の濃き風囲
伊藤月江
雲の峰
200202
防人の裔玄海に風除す
密門令子
雨月
200202
能登も果てなる風除のある生活
鷲坂本玲子
ホトトギス
200203
鶴翼の陣風除の村ねむる
小西龍馬
ホトトギス
200203
風除にすつぽり隠れ九十九島
辻是心
ホトトギス
200203
風除の樹に囲まれし家構
岩内萩女
ホトトギス
200203
風除をしに長男も次男も来
蔦三郎
ホトトギス
200203
風除といふ面積を仕上げたる
蔦三郎
ホトトギス
200203
風除をせし夜の星の豊かなる
蔦三郎
ホトトギス
200203
風音を生む風除でありにけり
岸善志
ホトトギス
200203
風除を恃みて冬を生きる草
岸善志
ホトトギス
200203
風除を抜き出で一樹吹き揉まれ
岸善志
ホトトギス
200203
風除と言はれて気づく程のもの
成末知歌子
ホトトギス
200203
不器用は風除の出来上りにも
成末知歌子
ホトトギス
200203
風除をして山鳴りの音に住む
成末知歌子
ホトトギス
200203
風除の奥篠笛の音の澄めり
長山あや
ホトトギス
200203
風除にくらし縮めて能登荒磯
藤浦昭代
円虹
200203
山門を風除として根付売
飯塚雅子
200203
風垣を解く磐梯山を仰ぐ駅
小林啓子
春耕
200204
竹春を伐られ風垣かっちょに加はれる
中原道夫
銀化
200211
風垣の藁百束の匂ひけり
矢崎いと子
200302
寒天を干せり風除ぎりぎりまで
宮津昭彦
200302
風垣やむく犬出たり入つたり
於久昭臣
雲の峰
200302
風垣に寄りて海鳴聞きにけり
和田清
雲の峰
200302
寒天干場風除け葭簀数珠つなぎ
金丸鐵蕉
200303
風垣に混れる一樹白樺
萩谷幸子
雨月
200304
天上の風除け解いてありにけり
高橋将夫
200307
風垣を組む青竹の清しさよ
浜福恵
風土
200312
風垣や出土陶器に海の色
加藤峰子
200402
青竹の切口白し風囲ひ
柴崎英子
200402
風垣の切れ目にのぞく海の紺
内海なみ
200503
風垣に家をしづめて出漁す
柴田佐知子
200505
穂田無辺風垣の家かぞへさす
泉田秋硯
200511
風垣をバギー押し出す日和かな
山尾玉藻
火星
200601
都合よき風は風除け通るなり
高橋将夫
200602
風垣や鎬を削る日本海
大森尚子
風土
200602
日脚伸ぶや風垣解きし花畠
西村勝美
春燈
200605
風垣の破れに冬の滝谺
浜口高子
火星
200702
風垣となりし一位の五十年
加藤梅窓
200702
風垣を鳴らせし雪も止めば白
泉田秋硯
200704
海を向く風除垣の頑固かな
橋本くに彦
ホトトギス
200704
風除を頼むくらしも能登荒磯
藤浦昭代
ホトトギス
200704
風除けの立木に寄れば番鳰
黒田咲子
200704
風垣のすとんと切れる花吹雪
百瀬七生子
海光
200705
風垣や村の家々鯖を酢に
百瀬七生子
海光
200705
風垣を濡らして通る雨合羽
百瀬七生子
海光
200705
風垣の三筋の結目海に向く
浅野恵美子
酸漿
200705
浜昼顔波の置砂風除けに
官林千枝子
200708
風垣の松の芯伸び邸威容
山田をがたま
京鹿子
200709
役に立つとも思はれぬ風除も
稲畑汀子
ホトトギス
200711
風垣に真青な竹の五六本
田中佐知子
風土
200804
風垣の竹の撓みも春近し
大上充子
馬醉木
200805
風垣の芽吹一斉の旧家かな
青木陽子
酸漿
200806
関跡を秋草囲ひ風囲ひ
布川直幸
200901
勿来の関
風垣のいらぬ暮しと言はれても
高橋澄子
200903
風垣の中紅白の梅咲けり
青木陽子
酸漿
201005
犬死して庭の風除残さるる
稲畑汀子
ホトトギス
201011
家ごとにちがふ風除散居村 酒井秀郎 返り花 201211  
風垣の荒目したしき裏筑波 布川直幸 201212  
墓原の低き畝立風囲ひ 前田貴美子 万象 201304  
風垣の内にも雪の囲して 上坂渥子 雨月 201501  
冬菜畑舟屋母屋が風除けに 岩木茂 風土 201502  
風除を解きたる鶏屋の頼り無し 宮井知英 201505  
風除けを男結びに杜氏の妻 神谷文子 馬醉木 201603  
風垣をくぐる流砂や沖晴るる 深川淑枝 201603  
風除にくつろぐ心生まれけり 稲畑汀子 ホトトギス 201711  
風垣やからりと乾く海女の桶 栗坪和子 201802  
牡蠣殻の山は風除け牡蠣を打つ 内海良太 万象 201803  
風除けの垣に春告鳥の声 鈴木礼子 末黒野 201805  
風除に隣人遠くなりゆけり 稲畑廣太郎 ホトトギス 201811  
オホーツクの叫び風除受け止めて 稲畑廣太郎 ホトトギス 201811  
風除けの松やみちのく眠りをり 森田節子 風土 201905  
島一つ風除けにして若布刈舟 石黒興平 末黒野 201906  

 

2019年11月25日 作成

「俳誌のsalon」でご紹介した俳句を季語別にまとめました。

「年月」の最初の4桁が西暦あとの2桁が月を表しています。

注意して作成しておりますが文字化け脱字などありましたらお知らせ下さい。

ご希望の季語がございましたら haisi@haisi.com 迄メール下さい。