5    200句

 

作品
作者
掲載誌
掲載年月
前書その他
目の前をいきなり鳴けり雨蛙 藤生不二男 六花 201209  
仏性を問はれてゐたる蛇蛙 岩下芳子 201209  
牛蛙一声ありて漣す 北村淳子 ろんど 201209  
ここ木曽路馬子唄に和す雨蛙 藤岡紫水 京鹿子 201209  
雨蛙両手を突きてお出迎 福本すみ子 201209  
畦道の一歩一歩に青蛙 島野ひさ 万象 201210  
雨恋し妻の恋しと牛蛙 谷口律子 末黒野 201210  
深緑田んぼに入りて枝蛙 山本達人 かさね 201210  
掌に乗りておそれ知らざり雨蛙 塩路五郎 201210  
母の忌の里の夕餉や遠蛙 都丸スミ代 やぶれ傘 201210  
寝返りを打ちても故郷遠蛙 樋口みのぶ 201210  
白鼻心蛙蝙蝠庭に糞 森理和 あを 201211  
寝返りを打ちても故郷遠蛙 樋口みのぶ 201211  
少年のペットボトルの蛙かな 大場ましら 201212  
まづ顔を拭いて蛙とび込めり 長憲一 201301  
山空の力ぬけたる昼蛙 近藤喜子 ミネルヴァの梟 201303  
舂くや蛙合戦なほ止まず 石黒興平 末黒野 201304  
今年より村の名変はり初蛙 内海良太 万象 201305  
常夜燈ともる頃なる遠蛙 西村節子 火星 201306  
背濡らし風邪を引くなよ青蛙 浜口高子 火星 201306  
遠蛙母屋は山のごとき闇 和田照海 京鹿子 201306  
ぬかるみよりぬかるみへ跳ぶ青蛙 坂口夫佐子 火星 201306  
吊しある鐙に土や遠蛙 浜口高子 火星 201306  
雨蛙かしこまりたる雨催 稲畑汀子 ホトトギス 201306  
どの道も蛙の声の里夕べ 青野安佐子 201307  
里坊の庭は千坪昼蛙 伊藤純子 201307  
夕闇を使ひ切るまで遠蛙 佐藤喜仙 かさね 201307  
里坊の庭は千坪昼蛙 伊藤純子 201307  
みちのくの直屋曲屋夕蛙 コ田千鶴子 馬醉木 201307  
葉隠れにみたり蹲踞の雨蛙 木村茂登子 あを 201308  
井のふちに鳴く雨蛙井を深み 定梶じょう あを 201308  
牛蛙の声の中なる闇青し 中尾安一 火星 201309  
水焔の能や蛙も席に着く 烏居美智子 ろんど 201309  
柏手のにぎにぎ応ふ京蛙 大山文子 火星 201309  
鍵穴の奥の歯車蛙鳴く 竹内悦子 201310  
雨蛙今朝の居場所に夕までも 松木清川 ぐろっけ 201310  
青蛙一所懸命息したる 佐藤弘香 ろんど 201310  
牛蛙蹴り三合の酒機嫌 中山純子 万象 201310  
少年の恋手のひらの雨蛙 高野春子 京鹿子 201310  
怺へゐしごとく一声牛蛙 吉清和代 万象 201310  
外流しといふ場所鳴けり初蛙 中山純子 万象 201310  
盤石の貌とこゑなり牛蛙 戸栗末廣 201310  
雨どつと沸騰点こす蛙かな 村田岳洋 ろんど 201310  
蓮池や蛙図鑑の知恵を借り 金田けいし ろんど 201311  
里の夜窓びつしりの雨蛙 小山陽子 やぶれ傘 201311  
拓農の大き溜池牛蛙 瀧春一 花石榴 201312  
牛蛙高野の池`に鳴き交す 松井洋子 ぐろっけ 201312  
墓石の蛙水かけ拝みけり 藤波松山 京鹿子 201312  
苔梅の音響効果枝蛙 鳥居美智子 ろんど 201312  
ウイスキー貯蔵庫寂と枝蛙 瀧春一 花石榴 201312 柏、ニッカウィスキー工場二句
雨蛙鳴いて風神雷神門 瀧春一 花石榴 201312  
桂郎碑冬の蛙の鳴き出だす 田中佐知子 風土 201401  
学歴は蛙の学校棚田守る 東珠生 京鹿子 201401  
お手あげの風(ふう)にあおのけ青蛙 村田とくみ ぐろっけ 201401  
仲間内ではソプラノなんです蟇蛙 甕秀麿 201402  
和上廟のつくばひ月の蛙をり 山本耀子 絵襖 201404  
雨欲しと離島古池蛙鳴く(隠岐島) 難波篤直 201404  
古本の凸凹括る昼蛙 浜口高子 火星 201405  
君なのか餓鬼に詠まれし青蛙 稲畑廣太郎 ホトトギス 201406  
浅酌を囃してをりぬ夕蛙 阪本哲弘 201406  
青蛙己の色に酔うてをり 稲畑廣太郎 ホトトギス 201406  
青蛙雨恋ふ時は涙目に 稲畑廣太郎 ホトトギス 201406  
人間も蛙も尻尾失なへり 高橋将夫 201406  
濡れ色は初恋の色雨蛙 稲畑廣太郎 ホトトギス 201406  
雨呼んでくれさうもなき雨蛙 稲畑汀子 ホトトギス 201406  
一瞬に糞を残して蛙消ゆ 森理和 あを 201406  
雨蛙もう見当らぬ昼下り 稲畑汀子 ホトトギス 201406  
初蛙跳び出しざまに転がれり 野上杳 201407  
蝌蚪泳ぐ蛙泳ぎの未だ出来ず 西村しげ子 雨月 201407  
蛙鳴く棚田一枚縄張りに 渡部節郎 201407  
産土の灯りほのかや夕蛙 加藤峰子 201407  
音符には書けぬ鳴き声遠蛙 村田岳洋 ろんど 201407  
遠蛙大和に一夜泊りかな 川村文英 ろんど 201407  
田毎に水ゆきわたり夕蛙かな 小林のり人 春燈 201407  
ギオロンのピッチカートは雨蛙 井上石動 あを 201407  
大江山の風呼んでゐる昼蛙 浜口高子 火星 201408  
空の闇みづうみの闇蛙鳴く 山田六甲 六花 201408  
青蛙汝も朝市見たいのか 佐藤山人 201408  
牛蛙鳴き睡蓮の池揺する 江木紀子 雨月 201408  
牛蛙黄泉平坂入口に 田中藤穂 あを 201408  
水漬田をくすぐるやうに蛙鳴く 金森教子 雨月 201408  
水生植物園閉門近し牛蛙 横田晶子 風土 201408  
がむしやらの歩をゆるめゐし遠蛙 湯谷良 火星 201408  
その声に怯えし記憶牛蛙 大松一枝 201408  
解剖の実習教材蛙捕る 小林朱夏 201408  
蛙に目借られ日記の右下がり 小川玉泉 末黒野 201408  
牛蛙大法螺吹のごと鳴けり 佐藤山人 201408  
牛蛙鳴く道を行き帰りけり 大島英昭 やぶれ傘 201408  
廃校の決まりし校舎夕蛙 松本文一郎 六花 201408  
遠蛙妻恋ひ歌の不協和音 江島照美 201408  
曇りぐせつきし遠出や昼蛙 水田壽子 雨月 201408  
読経と森青蛙二重唱 小川明美 万象 201408  
光堂出で五六歩や初蛙 原田しずえ 万象 201408  
鍬の柄を挿げ替へてをり雨蛙 大上充子 馬醉木 201409  
青蛙ポケットに入れ登校す 阿部綾子 ろんど 201409  
肖りたし雨また.雨の雨蛙 加藤みき 201409  
床の間は一茶の書とや雨蛙 水原春郎 馬醉木 201409  
雨蛙お城へは行かない おーたえつこ 201409  
蛙鳴くたび田の面のふくらめる 浜口高子 火星 201409  
余り苗を褥代りに青蛙 西川みほ 末黒野 201409  
夕星や山羊の子鳴けば蛙鳴く 綱川恵子 万象 201409  
魔界めく牛蛙の声住み古りて 小澤菜美 201409  
自転車の荷台の重し夕蛙 山田暢子 風土 201409  
菩提寺の池をとよもし牛蛙 青木由芙 末黒野 201409  
福耳と言はれし嬰児や牛蛙 竹内悦子 201409  
遠蛙年とるために今日も食べ 小林朱夏 201409  
昏れなづむ水郷の空牛蛙 綱川恵子 万象 201409  
青蛙無農薬畑を住処とす 荻龍雲 201409  
土くれと跨げば動く畑蛙 中本吉信 201409  
雨蛙鳴けば確かに雨になり 藤波松山 京鹿子 201409  
疑心なき眼をまつ直ぐに青蛙 山内碧 201410  
漢にはをとこの話雨蛙 佐瀬晶子 ろんど 201410  
蛙合戦良く通る声くぐもる声 廣畑育子 六花 201410  
蓮花会の一つ目蛙跳ぶや跳ぶ 川井秀夫 ろんど 201410 高野山三句
集合や以心伝心雨蛙 中田禎子 201410  
執着のまなこ濡れゐて枝蛙 山崎靖子 201410  
暮れ初むる湖(うみ)をゆさぶる牛蛙 藤生不二男 六花 201410  
蝌蚪にあし森青蛙になる途中 竹内悦子 201410  
眼前に弥勒笑うて牛蛙 中島陽華 201410  
遠蛙年とるために今日も食べ 小林朱夏 201410  
溝川や儂は主ぞと牛蛙 山崎幸夫 末黒野 201410  
牛蛙野外授業の輪の中に 及川照子 末黒野 201411  
風死して闇を動かす牛蛙 久保東海司 201411  
池ひとつ吾がもののごと牛蛙 駒形祐右子 万象 201411  
草にもどす三日飼ひたる青蛙 加藤季代 万象 201411  
泣きながら眠りたる子や遠蛙 上村富美子 雨月 201411  
大雨のジャズなりわたり青蛙 岡崎禎子 201412  
同窓の尽きぬ話や遠蛙 上田由姫子 京鹿子 201501  
雨蛙雨連れて来て雨残す 中居由美 船団 201502  
俄雨降るぞ降るぞと雨蛙 野沢しの武 風土 201502  
遠蛙この山を売る話など 稲畑廣太郎 ホトトギス 201504  
初蛙五体投地をねむごろに 高橋龍 201505  
空耳にあらず蛙の鳴く棚田 山田六甲 六花 201505 作用町桜山亀田邸・下桜不二男の郷里
蛙鳴く水の瞼の上に天 山田六甲 六花 201505 作用町桜山亀田邸・下桜不二男の郷里
雨蛙鳴いて家路を遠くする 稲畑汀子 ホトトギス 201506  
近づけばどの葉に居りし雨蛙 稲畑汀子 ホトトギス 201506  
雨蛙には広過ぎる掌 稲畑廣太郎 ホトトギス 201506  
雨蛙丹波の夜を引き寄せて 稲畑廣太郎 ホトトギス 201506  
雨蛙人の生活を借りもして 稲畑廣太郎 ホトトギス 201506  
片脚をのびしてみする雨蛙 山田六甲 六花 201506 住吉神社
昼蛙退屈な時遣り過ごす 寺田すず江 201507  
連句いま名残の裏や夕蛙 西川保子 春燈 201507  
田の水の平なりけり初蛙 柴田久子 風土 201507  
山里の家二三軒昼蛙 根岸善行 風土 201507  
風光る石屋の石の亀蛙 松本三千夫 末黒野 201507  
鋤終へし屋敷裏田の初蛙 田中臥石 末黒野 201507  
蛙聞く電車待つ間の無人駅 中野久雄 末黒野 201507  
蛙鳴くビルの谷間となりし田に 仙頭宗峰 万象 201507  
池尻へ寄するさざなみ遠蛙 有賀昌子 やぶれ傘 201508  
門灯に蛙きてゐる夜の雨 菊池洋子 やぶれ傘 201508  
月の出の遅きをなげく蛙かな 小林のり人 春燈 201508  
萎ゆる指もてさす五十音遠蛙 土江比蕗 春燈 201508 筋萎縮症なる
手囲ひに児の見せくるる青蛙 平野みち代 201508  
延々と談義最中や牛蛙 小林和子 風土 201508  
田一枚空に上げたる蛙かな 田尻勝子 六花 201508  
青蛙水かけられて深む青 山内なつみ 万象 201508  
飛び出して鎮座崩るる蛙かな 山田佳乃 ホトトギス 201509  
読経とも森青蛙声を張り 小森泰子 馬醉木 201509  
蛙てふ文字畦の字に潜む 八木健 八木健俳句集 201509  
保護色は蛍光色よ青蛙 江島照美 201509  
水甕に水ひたひたと棲む蛙 飯田ひでを 201509  
三伏や蛙も木陰好むらし 飯田ひでを 201509  
雨蛙三つ指ついて墓の上 荒井貞子 末黒野 201509  
小蛙の跳ねてちりぢり青田かな 吉村さよ子 春燈 201509  
牛蛙池の四方をゆさぶりぬ 永田万年青 六花 201509  
牛蛙鳴きて水面を眠とうす 田尻勝子 六花 201509  
落口のあたりに鳴けり昼蛙 大崎紀夫 虻の昼 201510  
牛蛙鳴く夜の雨となりにけり 大崎紀夫 虻の昼 201510  
台風に石の蛙のうらがへる 福島せいぎ 万象 201510  
水神の幣のゆれをり雨蛙 武井美代子 万象 201510  
木の上の森青蛙黙しけり 中條今日子 万象 201510  
うし蛙子守歌とし幼き日 野村鞆枝 京鹿子 201510  
釣禁止のたて札の沼うし蛙 野村鞆枝 京鹿子 201510  
青蛙おのれを消してゐるつもり 原田達夫 箱火鉢 201511  
主水屋敷根付のほどの青蛙 齋藤晴夫 春燈 201510  
炎帝の唸りにも似て牛蛙 穂苅照子 万象 201511  
牛蛙耳を押へて走る子や だいじみどり 201511  
雨蛙小さく跳んで雲に乗り 久保東海司 風鈴 201512  
冬ぬくし木洩れ日に透き蛙句碑 森田節子 風土 201602  
青蛙掌にのりしばし畏まる 加藤季代 万象 201602  
牛蛙鳴いてさざ波立ちにけり 戸栗末廣 201604  
庭下駄に乗りし蛙と目を合す 水原春郎 馬醉木 201605  
初蛙一つ鳴いては間を二つ 間島あきら 風土 201605  
葉の色に紛れたるより雨蛙 稲畑汀子 ホトトギス 201606  
雨止めば所在の失せし雨蛙 稲畑汀子 ホトトギス 201606  
葉の色になりきつてゐる青蛙 稲畑汀子 ホトトギス 201606  
気づきゐて気づかぬ様に雨蛙 稲畑汀子 ホトトギス 201606  
雨蛙所在のありてなき如く 稲畑汀子 ホトトギス 201606  
田の主の大岩に座す青蛙 吉村摂護 201606  
水うつやバケツの蛙はそつと置き ふじの茜 201606  
一声のそら耳ならず初蛙 辻田玲子 雨月 201606  
草庵の開け放たれて初蛙 田中たつを 雨月 201606  
ブルーベリー園主めく青蛙 稲畑廣太郎 ホトトギス 201607  
ずぶ濡れの子の掌に青蛙 山本雅子 馬醉木 201607  
芭蕉庵石の蛙に鳴かれけり 木村ふく 馬醉木 201607  
雨後の田の四角に光り初蛙 コ井節子 馬醉木 201607  
隠沼の水ひとり占む青蛙 葦原葭切 春燈 201607  
塗り立ての稲荷の鳥居えだ蛙 大島英昭 やぶれ傘 201607  
昼止んで暮れてまた雨枝蛙 瀬島洒望 やぶれ傘 201607  
蛙鳴く一番寺に近き宿 木林いづみ 風土 201607

蛙→ 6

 

2018年5月2日 作成

「俳誌のsalon」でご紹介した俳句を季語別にまとめました。

「年月」の最初の4桁が西暦あとの2桁が月を表しています。

注意して作成しておりますが文字化け脱字などありましたらお知らせ下さい。

ご希望の季語がございましたら haisi@haisi.com 迄メール下さい。