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霞 5        52句

少年にわれは霞か龜の鳴く    高島茂

作品
作者
掲載誌
掲載年月
前書その他
紀の国の縹色して遠霞 山口天木 雨月 200704  
閑かなる大和三山初霞 波田美智子 火星 200704  
遠き国には戦雲あらむ初霞 林翔 200704  
金縷梅や下界の町の薄霞 阿部悦子 酸漿 200704  
春霞紙工場のにほひ来る 山田六甲 六花 200704  
登仙のあとをとどめず大霞 鷹羽狩行 200705  
霞こそ伊豆とや魚籃観世音 百瀬七生子 海光 200705  
蔵の扉を霞へ開く重さかな 百瀬七生子 海光 200705  
衛士ひとり霞の番をしてゐたり 百瀬七生子 海光 200705  
大霞せり火の山もその中に 村越化石 200705  
春霞ぬけ岡崎城天守閣 山路紀子 風土 200705  
白波の浜に寄せつつ霞む沖 谷寿枝 酸漿 200705  
怒濤打つ小坪の海に霞む富士 小島三恵 酸漿 200705  
日雀鳴き萌黄霞の飛騨郡 根岸善雄 馬醉木 200706  
ふるさとと指さす山の霞けり 丸山照子 火星 200705  
妙義嶺を残して四方の霞みけり 茅貴美子 春燈 200706  
春霞納豆の糸銀いろに 雨村敏子 200706  
ひちりきの響きやまずよ海霞む 本多俊子 200706  
揺るぎなき嶺や迢々と春霞 小澤克己 遠嶺 200706  
亡き妻を思へば霞ただならず 大橋晄 雨月 200706  
黒船のごときタンカー夕霞 大石よし子 雨月 200706  
霞出て霞に入れる小舟かな 笹村政子 六花 200706  
見えざれど海聞えくる霞より 塙告冬 ホトトギス 200707  
入船も出船も遅々と浦霞む 増田善昭 ホトトギス 200707  
遠霞鉄路に沿うて川流る 中村勝行 200707  
のれそれの点の眼や遠霞 岩月優美子 200707  
介山の峠遥かに大霞 田村すゝむ 風土 200707  
春霞大地の息と思ひけり 須藤美智子 風土 200707  
鏡台の脇の文筥鐘霞む 安原ときこ 遠嶺 200707  
この波は日本に続く遠霞 中山皓雪 200707  
沖霞掌に乗りさうな瀬戸の島 石橋萬里 ぐろっけ 200707  
夕霞鉄塔黒く林立す 市橋章子 ぐろっけ 200707  
霞より湿り移れる一樹かな 山田六甲 六花 200707  
白内障の故か万物遠霞 大橋晄 雨月 200707  
杉の秀の法の御山の薄霞 池田倶子 雨月 200707  
鐘霞むなり赤人の歌誦せば 落合絹代 雨月 200707  
おもむろに桑のはてより夕霞 瀧春一 200706  
梨棚のそこはかとなき夕霞 瀧春一 200706  
伊豆の山海へなだれて霞みけり 瀧春一 200706 十國峠
麥の丘海荒るゝ日を霞みゐる 瀧春一 200706  
晝霞枯葦群も美き色に 瀧春一 200706 手賀沼早春
朝霞町の牛山君を訪ふ 瀧春一 200706  
花林檎信越五岳霞む中 宮入河童 200708  
みよし野のうすくれなゐの霞かな 長山あや ホトトギス 200708  
神の座として連嶺の照り霞む 伊藤白潮 200708  
六甲の霞に乗つてゐる書斎 山田弘子 ホトトギス 200709  
しのぶれど百戸の谿は桃霞む 山元志津香 八千草 200709 笛吹市を尋ね
みづうみの霞より閼伽汲んできし 浅田光代 風土 200711  
霞む日や夕山かげの飴の笛 小林一茶 NHK俳句 200703  
対岸の伊吹山麗はし薄霞 中川すみ子 200802  
豊満な霞浦美人の蓮根かな 布川直幸 200802  
初旅に霞む筑波の嶺ふたつ 阿部ひろし 酸漿 200802  

2008年3月20日 作成

「俳誌のsalon」でご紹介した俳句を季語別にまとめました。

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