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枯野 3          100句

夜を帰る枯野や北斗鉾立ちに     山口誓子

作品
作者
掲載誌
掲載年月
前書その他
枯野ゆく盲導犬に野性の目 平田倫子 百鳥 200304  
歩を止めて枯野の道と思ひけり 長谷川守可 百鳥 200304  
一人なり歩調変へずに枯野行く 上野孝行 百鳥 200304  
迷宮のやう陽あたりの大枯野 伊藤希眸 京鹿子 200304  
長き棒きれ拾ひて歩く大枯野 佐藤喜孝 青寫眞 200304  
くろがねの嶺しろがねの枯野かな 太田寛郎 200305  
何もないから歩きけり夕枯野 木山杏理 京鹿子 200305  
枯野から枯野へ架かる感情線 矢野千佳子 京鹿子 200305  
枯野ゆく舳先のやうなハイヒール 馬場公江 200310  
名古屋過ぎ枯野過ぎれば京都かな 稲畑廣太郎 ホトトギス 200311  
山荘の視界に枯野越しの富士 稲畑汀子 ホトトギス 200312  
鳥鳴きて枯野明るき日をこぼす 稲畑汀子 ホトトギス 200312  
人悼み枯野の果に心置く 稲畑汀子 ホトトギス 200312  
最終バス行つてしまひし枯野星 竹貫示虹 京鹿子 200312  
大枯野われを脱がんと駈けに駈け 竹貫示虹 京鹿子 200312  
殺気もて自分に出合ふ枯野の句 竹貫示虹 京鹿子 200312  
紐長く犬つれ歩く枯野かな 徳丸峻二 風土 200401  
群れ解きし鳥の落ち行く枯野かな 木浅川正 雲の峰 200401  
盛土に影のありける枯野かな 北嶋美都里 西の峰 200401  
老い一人ゆきて枯野にまぎれたる 吉原一暁 200402  
若者のロック伴ふ枯野道 高村洋子 遠嶺 200402  
枯野原何か探してゐたりけり 石脇みはる 200402  
水底のくつきりと晴れ大枯野 今瀬剛一 対岸 200402  
枯野の先海の平らに光りけり 谷上佳那 百鳥 200402  
枯野道吾が足音にふり返る 加納花子 築港 200402  
かさかさと枯野を分けて身の乾く 鎌倉喜久恵 あを 200402  
大枯野風にあらがふもの無かり 坂本たま子 200402  
犬引いて枯野の点となりゆけり 伊藤葉 雲の峰 200402  
ひとり旅枯野果つれば海の景 岡本眸 200402  
茶房より枯野見しのみ一時間 泉田秋硯 200403  
枯野来てしつけ糸抜く女かな 淵脇護 河鹿 200403  
枯野ゆく風が呼んでる富士の朝 徳田正樹 河鹿 200403  
道連れは風の歌なり大枯野 与川やよい 遠嶺 200403  
枯野原生れ生まるる風の道 鳥川昌実 六花 200403  
なやましき不良のたまる枯野かな 本間魚太郎 風土 200403  
枯野ゆく身ぬちの余燼尽くるまで 鷹羽狩行 200403  
枯野原深く入りたる身の渇き 坂本京子 200403  
由布山ゆふ鶴見山つるみ枯野の裾を分かちあふ 河野美千代 200403  
枯野ゆく自ら風となりてゆく 菅原健一 200403  
朝日さす一輌電車枯野行く 吉原理夫 対岸 200403  
忘れやう枯野のことは枯野にて 小林あけみ 200403  
枯野行く止まれば己れ枯るゝかも 三浦如水 ぐろっけ 200403  
一川の縫ひゆく枯野明かりかな 佐々木幸 200403  
枯野ゆきだんだん重くなる荷物 西宮舞 200404  
オスマンの軍鼓響動もす大枯野 山下佳子 200404  
切株に歳時記開く大枯野 林友次郎 遠嶺 200404  
枯野原人声のみな風となる 高橋ちよ 200404  
色足袋の五体枯野をゆきにけり 田中英子 火星 200404  
大枯野めぐる回転木馬かな 高橋将夫 200404  
日のぬくみ枯野にありて子等の声 吉田順子 200404  
青空を従へて友枯野来る 木村みかん 200404  
瑞雲と決めて枯野へ踏み出せり 石川不憫 百鳥 200404  
モデル果たし鼠枯野に放たるる 的池遙 百鳥 200404  
歩む人駆け抜ける人枯野道 小林和子 対岸 200404  
追つ手より逃れてきたり枯野道 上澤邦彦 対岸 200404  
コーヒーがうまし枯野をとほく来て 長沼紫紅 200404  
枯野来し男がふいに唄ひ出す 鈴木實 百鳥 200404  
枯野来て昆虫館に蝶を見る 安達風越 雨月 200405  
枯野来し眼のにぎはへる美術館 嶋田摩耶子 ホトトギス 200406  
旅の歩のゆつくり枯野夕焼たり 高橋さえ子 200406  
冬枯野線路は鈍き日をはじく 栢森定男 風よ 200407  
晩年の吾が影を率て枯野道 橘澄男 山景 200408  
枯野にも道あり人の行く限り 稲畑汀子 ホトトギス 200412  
枯野には風の素通りてふことも 稲畑汀子 ホトトギス 200412  
枯野来て枯野の色に染まりたる 塩川雄三 築港 200501  
夕づつや枯野の果ての母が家 淵脇護 河鹿 200502  
胸中の弦も弛めて枯野ゆく 尾堂Y 河鹿 200502  
返し来る日ざしの中へ枯野人 鷹羽狩行 200502  
枯野に日落ちて放たる農夫婦 渡邉友七 あを 200502  
消防車ゆつくり帰る枯野かな 久保田哲子 百鳥 200502  
生き物の活きて潜める枯野かな 内山花葉 200502  
穏やかに枯野は富士を匿へり 小澤克己 遠嶺 200502  
わが身より枯野へ鳥の飛翔せり 小澤克己 遠嶺 200502  
枯野来しバスを降り立つ楽団員 井上雅晴 帆船 200503  
なほ奥に一泉のありわが枯野 大畑善昭 200503  
枯野には枯野のぬくみ野生馬寝る 佐々木ひさこ 築港 200503  
山の日に浴す枯野の仏たち 足立典子 雨月 200503  
鹿ジャーキ食みて枯野を駆けめぐる 高橋芳子 火星 200503  
大和路の枯野に建てり唐古砦 橋本靖子 200503  
病院と学校見つけ枯野去る 松本鷹根 京鹿子 200503  
鸛のゆつくり歩く大枯野 加藤みき 200504  
枯野に火ぱつと点きさう大没日 白井剛夫 200504  
先をゆく犬に声かけ枯野ゆく 星川淑子 200504  
心骨を晒し枯野を漂へり 小澤克己 遠嶺 200504  
アスピリンよく効いている大枯野 森須蘭 200504  
無秩序な君の背中という枯野 森須蘭 200504  
大枯野発がら空きの路線バス 行安知子 200504  
枯野行く雲はやさしき人に似て 若泉真樹 200505  
大枯野突切つてよりバス軽し 木内憲子 200505  
船小屋のありて枯野の水添へる 瀧春一 菜園 200509  
沼の道むかし枯野の兵舎おもふ 瀧春一 菜園 200509  
美しきもの追ふごとく枯野に出づ 瀧春一 菜園 200509  
枯野かな屍の君のゆくところ 松山律子 六花 200511  
ゆきゆきて日の当りをる枯野かな 水田清子 200512  
枯野中歩けばそこが道となる 松村響子 四葩 200601  
一句二句一二句四句五句枯野の句 久保田万太郎 春燈 200601 句集『これやこの』
大枯野円周率の果てしなき 細川洋子 200601  
何人も寢てゐる電車枯野着 佐藤喜孝 あを 200601  
枯野来し少年の瞳の輝けり 徳田正樹 河鹿 200602  
星雲や枯野をめぐる夢覚めて 高橋将夫 200602 枯野 4 へ

2008年12月14日 作成

「俳誌のsalon」でご紹介した俳句を季語別にまとめました。

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