烏瓜の花 2   32句

ふはふはと泡かと咲けり烏瓜   松本たかし

作品
作者
掲載誌
掲載年月
花烏瓜短き命星になる 上野紫泉 京鹿子 201411
夜のとばり恃みに烏瓜の花 石黒興平 末黒野 201412
妖かしの刻来て烏瓜の花 千田百里 201509
夕闇に風呼んで咲く烏瓜 吉村摂護 201512
なほ闇を濃くして烏瓜の花 石黒興平 末黒野 201512
烏瓜の花や夜会のドレスめき 野村重子 末黒野 201512
夜目遠目まさしく烏瓜の花 松本文一郎 六花 201610
土塀の日暮れて烏瓜の花 秋山信行 やぶれ傘 201708
月光を編み込み烏瓜の花 近藤喜子 201710
烏瓜縺れさうなる花開く 荻巣純子 雨月 201711
烏瓜花の神秘を人知れず 荻巣純子 雨月 201711
荒壁の苫屋や烏瓜の花 石黒興平 末黒野 201712
月光も編みこみ烏瓜の花 栗原公子 201801
蝶羽化のごと烏瓜の花ひらく 平田きみこ 風土 201810
夕刻を紡ぎて烏瓜の花 松田明子 201811
魔界より下り来し烏瓜の花 廣畑育子 六花 201812
烏瓜夜の帳にすがり咲く 升田ヤス子 六花 201908
烏瓜の花目前に現れにけり 田尻勝子 六花 201909
花びらの髪もつれをる烏瓜 竹内悦子 201912
烏瓜咲いて下つてくる歩荷 大崎紀夫 やぶれ傘 202007
烏瓜花を解きて闇生まる 能村研三 202010
妖艶に一ト夜を咲きて烏瓜 菅野日出子 末黒野 202011
あやふやな記憶烏瓜の花 千田百里 202108
烏瓜暮れてレースの花咲くや 西谷恵美子 春燈 202110
薄闇にふはりと烏瓜の花 藤井美晴 やぶれ傘 202111
烏瓜の花姫の核なる蕊のあり 上野紫泉 京鹿子 202111
烏瓜の花に秘めたる紅さかな 中貞子 202112
濡れ手では触るるな烏瓜の花 七田文子 202208
烏瓜の花転生は考へず 山崎正子 202209
烏瓜の花のいくつか既に実も 佐藤稲子 やぶれ傘 202212
烏瓜の花を探して藪の中 萩原久代 やぶれ傘 202212
疫禍やまぬ花烏瓜上りつむ 兵泉美 京鹿子 202212
烏瓜の花 →1

 

2023年8月16日 作成

「俳誌のsalon」でご紹介した俳句を季語別にまとめました。

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