藷 2      24句

 

作品
作者
掲載誌
掲載年月
代用食は死語か活語かふかし藷 安藤しおん 201910
藷掘りの園児に平和このさきも 廣瀬克子 春燈 201911
兵児帯の黄の思ひ出や蒸し藷 中田みなみ 201912
平穏といふこと藷が焼けてきて 定梶じょう あを 202001
悠々と甘藷の蔓の繁りたる 安部和子 雨月 202001
大小の足跡沈む甘藷畑 森田節子 風土 202001
焼藷を割り難問に額寄す 南うみを 風土 202001
誰か呼ばうかふかふかの蒸し藷 小林和子 202001
甘藷の穴より蟻の出てきたる 光成敏子 202002
甘藷掘る三人よれば国なまり 福永光子 京鹿子 202002
鬼子母神前で声上げ焼藷屋 中田みなみ 202003
藷蔓焼く人は畑にしやがみゐて 丑久保勲 やぶれ傘 202003
呼べばくる猫ゐて蒸し藷うまし 根橋宏次 やぶれ傘 202010
掘りあげし端より藷の乾きけり 永淵惠子 202105
休みたる子へ藷掘りの藷届く 永淵惠子 202105
藷洗ふ焼酎蔵の女達 内山花葉 202111
箱で来る米寿の姉の走り藷 三井所美智子 202112
焼藷の匂ひ漂ふ城下町 大日向幸江 あを 202112
棚一杯に東京産の甘藷積む 佐藤まさ子 春燈 202201
留守の戸に甘藷掘りあぐ子と妻と 尾崎貞 春燈 202201
焼藷の袋を持つて児が走る 白石正躬 やぶれ傘 202201
事もなくゆたかな日なりふかし藷 半谷洋子 202201
焼藷屋常のごと来て七日かな 甘田正翠 薫風 202205
焼藷屋ミサが了はれば声高く 荒井千佐代 202205
藷→1

 

2022年10月17日 作成

「俳誌のsalon」でご紹介した俳句を季語別にまとめました。

「年月」の最初の4桁が西暦あとの2桁が月を表しています。

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