鉦 叩 2               63句

鉦叩虚子の世さして遠からず    波多野爽波    舗道の花

作品
作者
掲載誌
掲載年月
前書他
右近く左に遠く鉦叩 橋本くに彦 ホトトギス 201502  
石仏の欠くる螺髪や鉦叩 一民江 馬醉木 201511  
落ちてゆく夢の入り口鉦叩 栗原公子 201511  
ふいに闇ふくれてきたり鉦叩 森山暁湖 万象 201512  
塔頭の昼の竹林鉦叩 菅野日出子 末黒野 201512  
鉦叩き自由と孤独なひまぜに 橋添やよひ 風土 201512  
今年はも子規の墓前に鉦叩 落合絹代 風土 201512  
鉦叩終着点は子規の墓 中嶋陽子 風土 201512  
灯を消してまた鳴くを待つ鉦叩 遠藤逍遙子 風土 201512  
その頃と先づ打ち出しぬ鉦叩 江木紀子 雨月 201512  
鉦叩経読む母の小さき鉦 遠藤逍遙子 風土 201512  
いたづらに夢の続きを鉦叩 箕輪カオル 201601  
ゆつくりと日付変はりて鉦叩 来海雅子 201601  
砕けゆく力を掴む鉦叩 鴨下昭 201601  
しみじみと心の闇に鉦叩 松田泰子 末黒野 201601  
身に添はぬ宿のゆかたや鉦叩 菅野日出子 末黒野 201601  
地境は低き植ゑ込み鉦叩 青谷小枝 やぶれ傘 201602  
鳴き止まぬ外人墓地の鉦叩 山田閏子 ホトトギス 201603  
鉦叩鉦打ち合はす夜もすがら 下平しづ子 雨月 201603  
命日を告ぐる如くに鉦叩 稲畑汀子 ホトトギス 201609  
米寿迎ふ心に打ちて鉦叩 佐藤淑子 雨月 201611  
鉦叩今年の鉦の第一打 渡邊千枝子 馬酔木 201611  
雨あがり力の込もる鉦叩 鎌田光恵 201611  
雨乞ひの鉦となりけり鉦叩 松尾龍之介 201611  
やはらかき雨も三日や鉦叩 青谷小枝 やぶれ傘 201611  
雨粒の光る草むら鉦叩 瀬島洒望 やぶれ傘 201611  
鉦叩月の出を待ち打ちいでぬ 大石喜美子 雨月 201612  
鉦叩目瞑れば野の闇さ見ゆ 千手和子 馬醉木 201612  
移ろひのとき知らせむと鉦叩 小林清彦 末黒野 201612  
どこまでも気を引きたいか鉦叩 はしもと風里 201612  
母の忌の近し夜毎の鉦叩 佐藤貞子 雨月 201701  
島の宿闇抜けて来る鉦叩 板坂良子 馬醉木 201701  
鉦叩揃ひて夜を深めけり 鈴木良戈 201701  
鉦叩き鳴き始めたる金曜日 きくちきみえ やぶれ傘 201701  
鉦叩はや巡り来し月日あり 稲畑汀子 ホトトギス 201709  
鉦叩三十三回忌も過ぎて 稲畑汀子 ホトトギス 201709  
鉦叩一打に暮るる石舞台 高橋たか子 馬醉木 201712  
夕暮はちちろ寝どきは鉦叩 森山暁湖 万象 201712  
鉦叩夫の筆跡残るメモ 平野みち代 201712  
ときどきは休むも技か鉦叩 宮内とし子 201712  
甦りの井戸の深みや鉦叩 前田美恵子 201712  
桂郎と器のこゑの鉦叩 南うみを 風土 201712  
鉦叩歳時記開く人に澄む 赤石梨花 風土 201712  
師の声のかすかに聞こゆ鉦叩 奥田茶々 風土 201712  
話し声止むとすかさず鉦叩 落合絹代 風土 201712  
鉦叩き三日三晩の業たたく 高橋榮子 京鹿子 201712  
ゐるはずのひとのゐなくて鉦叩 菊池洋子 やぶれ傘 201710  
無駄のなき一語一音鉦叩 山本正 京鹿子 201801  
鉦叩今年は夫を弔ひて 宮本加津代 万象 201801  
鉦叩きこんなに鳴いていたなんて 浜田久美子 六花 201712  
鉦叩聞けばすぐ来る七回忌 井上醇女 ホトトギス 201803  
長考に出入りいくたび鉦叩 服部早苗 201803  
鉦叩忌日めぐりて来しことを 稲畑汀子 ホトトギス 201809  
百年の三和土の闇の鉦叩 鈴鹿仁 京鹿子 201810  
黒猫の見据ゑし先に鉦叩 秋川泉 あを 201810  
宵つ張りの此処にも居りて鉦叩 平田はつみ 馬醉木 201811  
鉦叩き百鬼の闇を鎮めたり 鈴鹿呂仁 京鹿子 201811  
鉦叩き呪いの効かぬ夜もある 赤石忍 船団 201812  
字余りを響かす一字鉦叩 吉田悌子 京鹿子 201812  
鉦叩たたいてだんだん遠くなる おーたえつこ 201812  
休止符の入ればかなし鉦叩 宮内とし子 201812  
鉦叩盤台に盛るちらし寿司 秋川泉 あを 201812  
闇に穴穿つ槌音鉦叩 内山照久 201901  
一人居の厨仕事よ鉦叩 小林和子 201901  
鉦叩たたいて闇を深くする 山田天 雨月 201911  
Don o te n t e r 鉦叩 辻水音 201912  
二十五時孤独引き寄す鉦叩 佐藤千恵 京鹿子 201912  
鉦叩たたき終へたる夜の黙 笹村政子 六花 201912  
鉦叩反故捨てをれば夜の更けて 岡野里子 末黒野 202001  
暁をとむらふやうに鉦叩 小原芙美子 風土 202002  
いくつ叩けば気がすむの鉦叩 山岡和子 船団 202003  
鉦叩素直な闇となりにけり 山本則男 202003  
鉦叩明日あることを信じさせ 嶋田一歩 ホトトギス 202003  
鉦叩闇の隙間を打ち鳴らす 長尾タイ 末黒野 202004 鉦叩 →1

 

2020年9月3日 作成

「俳誌のsalon」でご紹介した俳句を季語別にまとめました。

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