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髪刈りし夫とその子に雷ひびく   三橋鷹女

作品
作者
掲載誌
掲載年月
前書その他
晴れてゐて雷雲油断なかりけり 稲畑汀子 ホトトギス 200707  
浮岩のさゆらぎもせず日雷 高崎武義 200707  
雷鳴は海から野辺にはしる音 渡辺安酔 200707  
雷鳴や鳳凰堂のぐるりより 奥村邦子 200708  
雷雲やポプラ並木に風起る 青野安佐子 200708  
大雷雨に養老の瀧黄河めく 松崎鉄之介 200708  
関ヶ原の雷雨に遇ひしとみな詠めり 松崎鉄之介 200708  
雷の御堂をゆする走り梅雨 坂北濤 200708  
関ヶ原雄叫びの如雷雨降る 小林道子 200708  
遠雷や古代の蓮の朱が揺らぐ 木村茂登子 あを 200708  
雷帝と太陽王と濡れ煎餅 栗栖恵通子 200709  
思ひ出したやうに間遠の雷折々 小林清之介 風土 200709  
雲立つやふところに雷転がしつ 宮津昭彦 200709  
前ぶれも無く雷神の撃に遇ふ 隅田恵子 雨月 200709  
遠雷やボタンの多き炊飯器 掛井広通 200709  
真夜の雷病棟あげてうごめきぬ 岡野峯代 ぐろっけ 200709  
迅雷に試飲のグラス震えけり 明石文子 ぐろっけ 200709  
雷激し神の怒れる書の中も 柴田佐知子 200709  
雷去つてしばし余白にあるごとし 鳳蛮華 200709  
迅雷の一瞬「風林火山」消ゆ 泉田秋硯 200710  
脳トレの超人コース梅雨の雷 鈴木照子 200710  
ぶつかりの稽古の余熱雷雨過ぐ 佐藤いね子 馬醉木 200710  
雷鳴の己にひびく妻の留守 鴨下昭 200710  
生きるとは不意の雷雨に遇ふごとし 岩月優美子 200710  
遠雷や青垣いよよふくらみて 川口崇子 万象 200710  
日雷父のかみなり遠のけば 田村芳陽 200710  
日雷指揮者の背の伸び縮み 小嶋洋子 200710  
ステツキと杖との違ひ日雷 小野寺節子 風土 200710  
日雷帰港の錨おろす頃 上原口チヱ ぐろっけ 200710  
雷突然夜のカーテン耳塞ぐ 丸山冬鳳 京鹿子 200710  
雷神の山の落雷木霊音 丸山冬鳳 京鹿子 200710  
雷火立つ杉山襞をたくるかに 丸山冬鳳 京鹿子 200710  
晴れてゐて山のあなたの日雷 稲岡長 ホトトギス 200711  
雷走る胎内宇宙とよもせり 勝見玲子 200711  
雷迫り修理時計のいきいき覚む 金井充 百日紅 200711  
僧見舞ふ雷雨にけぶる天龍川 松崎鉄之介 200711  
雷頻り明けより烈し処暑の雨 外岡興子 200711  
竜にならんと遠雷へ蛇泳ぎゆく 大島翠木 200711  
梵妻に雷雨さけよと招ぜらる 山本漾子 雨月 200711  
青くさき風路地を抜け雷雨来る 笹倉さえみ 雨月 200711  
空鳴りの雷走る峡日照り 海上俊臣 酸漿 200711  
泊船の灯の溺れゐる雷雨かな 山田弘子 ホトトギス 200712  
街の香の土の香となり雷雨去る 水田むつみ ホトトギス 200712  
雷雨より一足先に着きし宿 水田むつみ ホトトギス 200712  
陽明山にはかに曇り日雷 福島せいぎ 万象 200712  
遠雷におびえる猫とにらめっこ 松本アイ ぐろっけ 200712  
雷去りて六甲山の一塊に 佐土井智津子 ホトトギス 200801  
稲光り雷同をこそ惧れけり 渕上千津 200801  
遠雷に耳そば立てつ昼寝犬 大山妙子 酸漿 200801  
居眠りの学生に喝日雷 宮崎裕子 春燈 200802  
北斎の竜虎睨めあふ雷鳴に 高橋大三 ぐろっけ 200802  
邂逅や雷雨を抜けて来し人と 稲畑廣太郎 ホトトギス 200806  
雷の予報ばかりが先立ちぬ 稲畑汀子 ホトトギス 200807  
雷を呼ぶ雷神山といふ難所 稲畑汀子 ホトトギス 200807  
首飾チリリと鳴りぬ日雷 須田紅三郎 200807  
雲中の湯殿権現雷ひびく 根岸善雄 馬醉木 200808  
鶴塚に雷のとどろく頼政忌 中村風信子 馬醉木 200808  
雷光や崇りて神に列せらる 柴田佐知子 200808  
近づいてくる雷雲と入院す 戸田和子 200808  
大いなる干瓢すだれ雷雨来た 新関一杜 京鹿子 200808  
大雷雨花魁たちは裾押へ 久本久美子 春燈 200808  
横須賀のドブ板通り雷一過 鎌倉喜久恵 あを 200808  
遠雷にピクと動きし猫の耳 鎌倉喜久恵 あを 200808  
バスの後追ひ来る雷や若狭旅 伊藤洋子 200809  
雲裂けて岩壁生るる雷の後 澤田緑生 馬醉木 200809  
梅雨の雷床にこぼるる金平糖 八代冨二子 遠嶺 200809  
隠し味の効かぬ文体梅雨の雷 甲州千草 200809  
雷兆す日や風評の飛ぶならむ 伊藤白潮 200809  
遠雷や幾たび蕪辞を連ね来し 安立公彦 春燈 200809  
雷の一喝あいさつして去りぬ 池田光子 200809  
ひとり居の無言にひびく大き雷 岡野ひろ子 200809  
雷鳴や泣き出しさうな六地蔵 渡部磐空 200809  
雷去つて文机に散る原稿紙 徳丸峻二 風土 200809  
豪雷や鞄一つの旅人に 丸山佳子 京鹿子 200809  
魚跳ねて雷雲湧きしこと伝ふ 鈴鹿仁 京鹿子 200809  
鶏つれて鳥屋掃いてをり日雷 大山文子 火星 200809  
日雷鍵穴ゆるき勝手口 岩井ひろこ 火星 200809  
大会に臨まむ朝の大雷雨 大橋晄 雨月 200809  
一天を雷神雷火駆け巡る 前川千恵子 雨月 200809  
「腥」の文字の不思議や雷近し 飯塚恵美子 炎環 200809  
天竜の竜神雷を呼びにけり 関まさを 酸漿 200809  
雷鳴の一喝ありて梅雨上る 小泉豊流 酸漿 200809  
自転車の踵を返す日雷 篠田純子 あを 200809  
本堂に一喝の雷弥陀のもと 吉田晴子 200810  
双耳壷の朱のいきいきと日雷 伊東和子 200810  
日雷フライト前の緊張感 前川ユキ子 200810  
雷鳴の彼方見てをり大首絵 栗栖恵通子 200810  
天空へ巨岩そびゆる日雷 小澤克己 遠嶺 200810  
雷のこだまの走る湖の上 宮崎知恵美 万象 200810  
雷神の荒息か風出でにけり 田所節子 200810  
雷光や妻の寝言を聞き洩らす 宇都宮滴水 京鹿子 200810  
悲しみの中の一閃雷走る 宇都宮滴水 京鹿子 200810  
幼帝に雷神太鼓鳴らし過ぐ 禰寝瓶史 京鹿子 200810  
決心を揺るがぬものに雷一つ 市川律子 炎環 200810  
雷や犬はひらたく伏しゐたる 伊勢きみこ 火星 200810  
鉛筆の頭の消ゴムや日雷 神蔵器 風土 200810  
激雷や桂郎につら当たられて 神蔵器 風土 200810  
激雷やタオルハンカチ手に握り 斉藤小夜 風土 200810  
宗達の雷神躍り出でたるか 大橋敦子 雨月 200810  
雷火ひらめきて暮れゆく病舎なり 大橋敦子 雨月 200810  
雷火立ち病舎の窓を断ち切りし 大橋敦子 雨月 200810  
雷は形潜むと箸を取りにけり 大橋敦子 雨月 200810 雷→7

 

2014年7月23日 作成

「俳誌のsalon」でご紹介した俳句を季語別にまとめました。

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