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うつくしき眼と会ふ次の雷待つ間   西東三鬼   今日

作品
作者
掲載誌
掲載年月
前書その他
雷の行方知らずとなりにけり 宮原みさを 花月亭 200208  
雷ひとつ雨粒二つ三つ五百 大沼眞 200209  
雷去ればまだ高き日のありにけり 宮城白路 風土 200209  
バームクーへンと呼ばる島裏雷一つ 加藤たかね 風土 200209  
迅雷に音読のこゑ断たれけり 山岸治子 馬醉木 200209  
一管の雷を呼びこむ薪能 小林千草 馬醉木 200209  
遠雷や黒かうもりの内広し 青池亘 百鳥 200209  
梅雨の雷昨日も今日も人逝きぬ 高橋作之助 雲の峰 200209  
遠雷の近づく街の灯りかな 竹中一花 200209  
雷神の一喝に雹こぼれくる 中島知恵子 雨月 200209  
夏の雷猫の夜会を直撃す 河内童楽 六花 200209  
甲板の太綱の嵩日雷 松岡隆子 200209  
サッカーを見てゐて叱咤雷帝も 筏愛子 200210  
雷鳴に顔みあわせて走る子等 前田陽子 200210  
御崎馬沖裂く雷に立ちつくす 益本三知子 馬醉木 200210  
一人居に雷火走りて気もそぞろ 金子孝一 帆船 200210  
雷雨止み竿燈囃子どつと湧く 米屋道子 200210  
雷鳴の光と音の競演めく 宇田紀代 200210  
雷雨去り天地に涼生れける 井口初江 酸漿 200210  
雷雲のきれて夕星そこにあり 菊地惠子 酸漿 200210  
雷鳴や家引き摺つて行かれさう 平野きらら 百鳥 200210  
鉄棒の錆の匂ひや日雷 関薫子 百鳥 200210  
雹飛んで風神雷神神のほと 延広禎一 200210  
遠雷や和紙のおもての指ざはり 今村恵子 200210  
あめつちの祝祭なれや大雷雨 関洋子 200210  
立枯の一樹を雷火走るなり 長沼三津夫 200210  
梓川いまの雷雨の濁りはや 長沼三津夫 200210  
ひまはりの犇きたてる日雷 飯塚雅子 200210  
嶺裏に雷雲育つ「消えずの火」 長谷川史郊 馬醉木 200211 厳島弥山
切株は山の生きざま雷走る 木山杏理 京鹿子 200211  
雷神の暴れ放題県境 西岡残照 京鹿子 200211  
遠雷や祖師の温みの大硯 永田哲心 遠嶺 200211  
犬の眼の一瞬青き夜の雷 谷上佳那 百鳥 200211  
遠雷や貴船の水の暮れきつて 杉浦典子 火星 200211  
雷鳴の近づいて来し框かな 廣畑忠明 火星 200211  
遠雷や掌の中の蝉蹴りつづく 渡邉友七 あを 200211  
遠雷に不安かすめる野外能 坂口三保子 ぐろっけ 200211  
地軸折るほどの雷鳴ありにけり 滝青佳 ホトトギス 200212  
遠雷に見合の席のほぐれゆく 小林玲子 ぐろっけ 200212  
コンタクトレンズをつけるまでの雷 木村みかん 200301  
山国の雨恐ろしや夜半の雷 小竹由岐子 ホトトギス 200302  
雷雲の残してゆきし山気かな 本郷桂子 円虹 200303  
雷鳴を聞きてふたゝび睡りしか 稲畑汀子 ホトトギス 200307  
山の雷駈けぬけゆきし旅路かな 稲畑汀子 ホトトギス 200307  
小気味よく落雷二つ雨上る 丹生をだまき 京鹿子 200307  
雷声押しかたぶけて神輿来る 岡田貞峰 馬醉木 200308  
迅雷と土砂降りの中生還す 泉田秋硯 200308  
雷鳴に積木の家の倒れ落つ 柴田久子 風土 200308  
雷鳴に貯木ざわめく貨物港 田辺耕作 200308  
日雷べつに無くてもいい柱 戸田和子 200308  
眠薬に眠り豪雨も雷も知らず 大橋敦子 雨月 200308  
遠雷や放牛尻をつき合はせ 藤井明子 馬醉木 200309  
大寺の鴟尾を烟らす雷雨かな 山口マサエ 雲の峰 200309  
茫洋と日向灘あり雷雨過ぎ 小林佐江子 雨月 200309  
朱雀門ほどの大きさ日雷 竹内悦子 200309  
梅雨の雷響き雨音しげくなり 高木昌子 築港 200309  
欄外に重要事項書く雷雨 高田令子 200309  
無駄口の恥を重ねし梅雨の雷 武司琴子 ぐろっけ 200309  
忽ちに一山を消す大雷雨 岩渕彰 遠嶺 200310  
座禅石梅雨明の雷ひびきけり 兼子栄子 酸漿 200310  
雷鳴の遠ざかりゆきひとりの夜 細川コマヱ 雨月 200310  
今もなほ戦の記憶遠き雷 久保秀貴 雲の峰 200310  
雷雨来る大山神立と婆の言ふ 松崎鉄之介 200310  
竜舌蘭吾が去りしあと雷雨浴ぶ 松崎鉄之介 200310  
美濃の通夜へ朝の雷雨の浜を発つ 松崎鉄之介 200310  
雷一つ鳴つて「細道結びの地」 間島あきら 風土 200310  
雷神の朱のあざやかに蝉時雨 石川貞子 対岸 200310  
遠雷やモデルルームに広辞苑 堀内康男 帆船 200310  
雷走る検査結果の速達便 菊池嘉江 帆船 200310  
梅雨明けを宣言するや太き雷 萬条ハマヨ 帆船 200310  
雷鳴にぴたりと止まる鳥の声 房安栄子 築港 200310  
雷に話の腰を折られけり 森本信子 築港 200310  
駅ビルを八雲好むや雷激し 品川鈴子 ぐろっけ 200310  
梅雨の雷そこのけ急げ救急車 南英子 ぐろっけ 200310  
雷雨去り音を高めし二段堰 藤平タネ子 200311  
日雷ひとりとなりて海をみる 宇田喜美栄 200311  
雷除の護符しのばする登山の荷 小森泰子 馬醉木 200311  
雷神に雲のおはぎの餡厚く 禰寝瓶史 京鹿子 200311  
梅雨の雷修羅の天地となりにけり 中島知恵子 雨月 200311  
日雷テトラポッドが潮かぶり 高橋さえ子 200311  
木々の芽を食める玲羊雷兆す 平井あい子 馬醉木 200312  
朝虹や雷鳴坂をひた登る 清水和子 酸漿 200312  
タワー見え破船置場の日雷 本山卓日子 京鹿子 200401  
雷去りて夕闇早し蚊食鳥 田中きよ子 酸漿 200403  
下りてきし雷雲の量金の塔 佐藤喜孝 あを 200404  
手さぐりの人生長し夜の雷 橘沙希 月の雫 200404  
雷鳴に覚め雨音に寝落ちたる 稲畑汀子 ホトトギス 200405  
六甲山丸ごと呑みし雷雨かな 稲畑汀子 ホトトギス 200407  
雷鳴に覚めてふたたび旅寝かな 稲畑汀子 ホトトギス 200407  
その日より遠雷も聞き逃さざる 稲畑汀子 ホトトギス 200407  
雷神にとぢ込められし所在かな 稲畑汀子 ホトトギス 200407  
客仏の蔵王権現日雷 関根洋子 風土 200407  
日雷海人の家並を囲む山 藤田あけ烏 草の花 200407  
蝉の声高まり雷の遠ざかる 栢森定男 風よ 200407  
大雷雨咄嵯に逃げる喫茶店 早川尚子 帆船 200408  
日雷佛語辞典をひもとくに 伊藤白潮 200408  
遠雷へ踏みだす一歩寸足らず 伊藤早苗 200408  
茶杓拭く手元ゆるめて梅雨の雷 森山のりこ あを 200408  
梅雨の雷蟄居のごとく座してをり 高橋あさの 200408  
砲音にまがふ遠雷下山急く 橘澄男 山景 200408 雷 →4

 

2019年7月18日 作成

「俳誌のsalon」でご紹介した俳句を季語別にまとめました。

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