2       100句

遠雷やかたまり歩りく牧の牛   朴魯植   ホトトギス

作品
作者
掲載誌
掲載年月
前書その他
雷鳴のまじりてをりぬ長電話 久保木千代子 春耕 200010  
雷や紅茶底まで透きとおる 中原幸子 遠くの山 200010  
思ふさま雷に打たする山一つ 飯島士朗 銀化 200010  
遠雷のそのまま消えてミサの鐘 長谷川登美 ぐろっけ 200010  
雷雲のかげに安曇野抱き仏 三枝邦光 ぐろっけ 200010  
夕さりて雷ともなひし夏至の雨 塩谷はつ枝 馬醉木 200011  
わが気欝吹き飛ばすかに梅雨の雷 稲岡長 ホトトギス 200011  
梅雨明を告げて雷鳴いさぎよく 稲岡長 ホトトギス 200011  
雷と般若心経のハーモニー 加藤真起子 火星 200011  
迅雷や藤村の眼の動き出す 水野あき子 遠嶺 200011  
遠雷や帰農に柔な掌をもちて 一ノ瀬タカ子 海程 200011  
遠雷やわたくしたちといふ不時着 田中亜美 海程 200011  
落雷のあと筆すすむ夜の稿 山口速 200011  
雷鳴の八ヶ岳の峰より始まれり 渕江千代 酸漿 200011  
とろとろと遠雷下山急ぎけり 大津留いほり 200011  
閉会の挨拶待てぬ雷雨かな 松沢久子 いろり 200011  
雷雲に当てはまらない方程式 西塚成代 六花 200011  
綿シャツの気心地に居り遠き雷 岡本眸 200011  
雷二つはなやぐに似て一人の夜 前島幸子 200011  
遠雷や岐阜提灯のうすみどり 田口満代子 海程 200012  
遠雷の比叡や毛蟲を羊歯で突つき 柳生正名 海程 200012  
雷兆す新宿駅に降り立ちぬ 林裕子 風土 200101  
山頂や雷雲がバラ色に 三池泉 船団 200102  
遠雷や熊の内部は真っ暗な 児玉硝子 船団 200103  
鰤寄する能登の雷鳴先達に 益本三知子 馬醉木 200104  
才惜しみ逝くを怒れる雷か 品川鈴子 船出 200104  
遠雷や張子の虎の動き出す 花島陽子 遠嶺 200105  
日雷添寝の奈帆子匂ひけり 中村裕子 200106  
遠雷も囃子となして手に箒 朝妻力 俳句通信 200106  
遠雷やわれも行きずり志士の墓地 山中志津子 京鹿子 200106  
落雷にビルの震へてをりにけり 稲畑廣太郎 ホトトギス 200107  
丸の内水禍に陥れる雷 稲畑廣太郎 ホトトギス 200107  
遠雷や薬呑むことうつかりす 二本松輝久 風土 200108  
一雷のあとの雨音弔歌とも 林翔 200108  
迅雷に裂かれし絆何とせむ 林翔 200108  
分銅のかなしみなりし真夜の雷 田中亜美 海程 200108  
遠雷やまだまだ本心聞けぬまま 桑原敏枝 いろり 200108  
遠雷や湯殿に折りし太わらび 佐藤栄美 春耕 200108  
石臼をひく音に似て遠き雷 村越化石 200108  
姫沙羅や庭に雷封じ井戸 前阪洋子 俳句通信 200108  
したたかに飲む仲人や日雷 當麻幸子 俳句通信 200108  
雷の巣に深入りをしたらしき 下村志津子 銀化 200108  
校庭に太き白線日雷 佐藤博美 200108  
南壁に雷火一瞬峙ちし 桑田青虎 ホトトギス 200109  
遠雷や黙々下る山の磴 高村洋子 遠嶺 200109  
雷去りし峠の蟇を思ひをり 米澤光子 火星 200109  
雷鳴は父なる声か墓洗ふ 谷合青洋 酸漿 200109  
再会の夜の本郷大雷雨 幡江美智子 百鳥 200109  
礫のやうに雷火のやうに鳥の恋 沼田巴字 京鹿子 200109  
遠雷や今夜は雨をもたらすか 二瓶洋子 六花 200109  
雷雨後の港清掃されしごと 松崎鉄之介 200109  
大雷雨に涼しくなりて退院せり 松崎鉄之介 200109  
山下りせる雷のいま頭上 宮津昭彦 200109  
生姜板二つに割つて日雷 大和田鏡子 俳句通信 200109  
遠雷や「本当は癌だった」と友の声 林翔 200109  
遠雷や寝耳に入るも熟睡す 桑垣信子 いろり 200109  
跫音まで青し雷後の翌檜 岡田貞峰 馬醉木 200110  
雷雲や形くづさぬ裏妙義 三嶋隆英 馬醉木 200110  
水の香の夜気心地よし雷雨あと 斎藤道子 馬醉木 200110  
掌の皺の増えしと思ふ雷のあと 橋本榮治 馬醉木 200110  
白桃や蔵王嶺うかぶ夜の雷火 和田和子 馬醉木 200110  
遠雷や山の裾より暮れはじむ 中西道子 百鳥 200110  
絵に刻む切なきおもひ雷走る 纐纈千鶴子 百鳥 200110  
大蟻のかぶり振りをり雷来るか 桑田眞佐子 火星 200110  
空梅雨の明けの雷遠くあり 永岡セツ 酸漿 200110  
雷に負けず劣らず泣く赤子 市川伊團次 六花 200110  
遠雷や眼鏡を磨く間にて 天野きく江 200110  
底ごもる音ばかりなり日雷 吉田明 200110  
雷神の空ごと移りゆきたるよ 海輪久子 円虹 200110  
雷雲の影が動いて東山 稲用飛燕 船団 200110  
雷きらひし母に供へむ蚊帳吊草 大堀鶴侶 雨月 200110  
雨欲しく遠き雷光手招きす 伊藤稔代 200111  
遠雷や早め早めの厨ごと 小野寺和子 200111  
落雷に白樺の幹裂けてゐし 長谷川登美 ぐろっけ 200111  
雷鳴や児があわて抱くぬいぐるみ 佐々木スガ子 ぐろっけ 200111  
寝入り端一喝巴里の大雷雨 佐藤淑子 雨月 200112  
山削る男ら怖づる日雷 下平しづ子 雨月 200112  
六臂もて阿修羅は雷を遠ざくる 南光翠峰 馬醉木 200112  
俗界を打ちて高野にもどる雷 南光翠峰 馬醉木 200112  
多発テロかと迅雷の滅多撃ち 泉田秋硯 200112  
梨を剥くわが指遠き雷であり 守谷茂泰 海程 200112  
釣瓶落しの日や雷焼けの杉の洞 佐野美智 200112  
アイヌ村雷捨場に熊出没 小田元 六花 200112  
襲い来る雷雨に車おお蹌踉よろ 岡野峯代 ぐろっけ 200112  
血痕にA・B・C・D日雷 内田美紗 船団 200201  
雷雨去り別の夕暮来たりけり 滝青佳 ホトトギス 200202  
動転の即入院や梅雨の雷 辰巳比呂史 200202  
久女忌を忘ずるまじと雷激し 柿沼盟子 風土 200204  
雷一つ痒いところを忘じたり 坂本敏子 京鹿子 200207  
雷雲の遠ざかる空着陸す 稲畑汀子 ホトトギス 200207  
生半に足疵いへず梅雨の雷 篠田純子 あを 200207  
遠雷や羊の群れの戻りくる 大串章 百鳥 200207  
遠雷へ目を瞠りゐる烏の子 皆川盤水 春耕 200207  
陽を残す樹々の揺らぎや梅雨の雷 林翔 馬醉木 200208  
不易にも鬣立てよ梅雨の雷 中原道夫 銀化 200208  
いかづちに雷おこしとふ餘生 中原道夫 銀化 200208  
迅雷や熟寝子の性頼もしき 金森教子 雨月 200208  
夜更けまで続く雷鳴寝もやらず 三嶋好子 雨月 200208  
太陽の残り香叩き雷の雨 森田旅舟 200208  
山羊の毛の筆立ててあり日雷 竹内悦子 200208 雷 →3

 

2019年7月17日 作成

「俳誌のsalon」でご紹介した俳句を季語別にまとめました。

「年月」の最初の4桁が西暦あとの2桁が月を表しています。

注意して作成しておりますが文字化け脱字などありましたらお知らせ下さい。

ご希望の季語がございましたら haisi@haisi.com 迄メール下さい。